ダンパーをKONI FSDに替えてから1200㎞あまり走ったミニ・ワンで昨日、初めてワインディングロードを攻めてきました。
そう、走った舞台は箱根のターンパイクですが、FSDはそこでも絶妙な仕事ぶりを見せてくれたのであります!
もともとミニはステアリング操作に対する反応がクイックなクルマなので、コーナリングのキビキビ感は標準のままでも充分にあったのですが、ノーマルダンパーのままだと、コーナリングに入った後の前輪の接地感にちょっと落ち着かないところがありました。
ところがFSDを装着したミニ・ワンは、おそらく切り始めの初期ロールが抑えられることの効果で、ステアリング操作にこれまで以上にスムーズに素早く反応するとともに、明らかに前輪がねっとりと路面を捉え続けているのが、コーナリング中のステアリングをとおしてはっきりと伝わってくるんですね。
もちろん前輪だけでなく、後輪も同様であります。
だからターンパイクの長いコーナーも、一定のステアリング舵角を保って、ニュートラルステアで綺麗に抜けていくことができる。
乗り心地のときに感じたのと同様に、コーナリングに関しても、明らかにスムーズさと落ち着きを増しているわけです。
ではタイトベンドではどうなのかと、ターンパイク以外のタイトなコーナーに攻め込んでみたら、進入時のスロットルコントロールさえちゃんとやれば、少なくともミニ・ワンのパワーだったらまったくのオン・ザ・レール、アンダーステアの「ア」の字も感じさせずにそこを抜けていったのであります。
そこで結論。
R56系ミニ・ワンに装着したKONI FSDは、乗り心地に劇的な変化をもたらしただけでなく、ハンドリングにも素晴らしく効果的であることが実感できたのでした。
そういう意味ではミニ・ワンのFSD、ゴルフⅤに装着したときよりも変化が一段と明確に感じ取れたといっていいでしょう。
ただし乗り心地についてリポートしたときにも書いたとおり、FSDはダンパーをいかにも高性能なモノに替えたかのようなツンツンとした動きなど示さず、サラッと高性能ぶりを発揮してしまうので、人によっては若干物足りないと感じるかもしれません。
けれども、ミニ・ワンをファン・トゥ・ドライブでしかも快適な足として使いたい僕にとっては、まさに最適なキャラクターを持ったダンパーだと断言しておきましょう。
Posted at 2009/07/23 14:25:36 | |
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