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吉田 匠のブログ一覧

2011年07月31日 イイね!

“ソリチュード・リバイバル” 補足版。



28日にドイツから帰国し、ちょっと落ち着いたところで、1週間前の週末にシュトゥットガルト近郊で取材してきたヒストリックカーイベント、“ソリチュード・リバイバル”の補足版をお届けしましょう。

ここで補足するのは写真の赤いクルマ、車名を当ててくれたkomi360さんに初代“ABARTHマイスター”の称号を与えたあの超レアなアバルトについて、もうちょっと詳しく書いておこうかなと。

エントリーリストには1964年アバルト1300ルフトハンザ・クーペとあるこのクルマ、フロントフードの上に Scuderia Lufthansa のロゴが記されているように、ドイツのルフトハンザ航空をスポンサーとした当時のレーシングチームのためにアバルトが製作したといわれるもので、どうやらたった1台だけ造られたいわゆるワンオフだったらしいのですね。

日本におけるアバルトのバイブル、Alfred S.Cosentino著、二玄社刊の『ABARTH GUIDE』によれば、完成したのは1965年のことで、その年のニュルブルクリングのレースを走ったとされています。

しかもこのルフトハンザ・クーペ、大きくラウンドしたウインドシールドをはじめとして、スタイリングのテイストが当時のアバルトのレーシングGTとはやや異質であることを僕は嗅ぎつけたのですが、実際こいつは当時のアバルトのなかで、かなりの異端児といえるクルマなのでした。



その最大のポイントは、2枚目の写真を見るとよくわかります。コクピットと後輪が離れていて、しかもその間にエアインテークが設けられていることから分かるように、イタリア語でmotore centrale=モトーレ・チェントラーレ、すなわちミドエンジンを採用していたのでありました。

60年代半ばといえば、レーシングカーの世界ではすでにミドエンジンが主流になっていましたが、アバルトのボス、カルロ・アバルトは頑固なリアエンジン信奉者だったといわれ、なんとこの1300ルフトハンザ・クーペがアバルトにおける最初のミドエンジンGTだったらしいのでありますね、シングルシーターのフォーミュラを別にすれば、という意味で。

そういえば、同じ1965年にデビューしたレーシングスポーツのOT1300も、ボディはミドエンジンを連想させるデザインながら、純粋のリアエンジンでしたから。

再び上の写真を見てください。このルフトハンザ・クーペのドライバーなのか、隣のシムカ2000GTのドライバーなのかは分かりませんが、レーシングスーツの御仁とそのお仲間らしきジャケットの御仁、いずれも立派な親爺であるところに共感を覚えた、日本のスポーツカー親爺でありました。 (笑)

そうそう、このアバルト1300“モトーレ・チェントラーレ”ルフトハンザ・クーペ、アバルト・ツインカムの爆音も勇ましくソリチュードリングの公道コースを快走していたことを、最後に報告しておきましょう。

Posted at 2011/07/31 18:19:03 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月27日 イイね!

パナメーラ・ターボSは、世界最速の4ドア?



シュトゥットガルトに始まった今回のドイツ紀行、ヒストリックカーイベントのソリチュード・リバイバルを観るためだけにきたわけでは、もちろんありません。

ソリチュードはあくまでポルシェジャパン広報の計らいによる嬉しいオマケで、本題はこのクルマ、パナメーラの最高性能モデルであるパナメーラ・ターボSに試乗するのが、その目的でありました。



550psの4.8リッターV8ツインターボによって生みだされる、ローンチコントロール作動時の0-100㎞/h加速3.8秒、最高速306㎞/hというパフォーマンスは、どうやら量産4ドアとしては世界最速とのこと。

2枚目の写真はコーナリングを撮影した中速コーナーですが、アクティブ制御式4WDを備えるシャシーは550psと750-800Nmを確実に路面に伝え、力強くも危なげのないコーナリングを実感できました。



一方こちらの白いクルマは、オプションの20インチホイールとPCCBを備えるパナメーラ・ディーゼルで、3リッターV6ターボディーゼルは250psと550Nmを発生するにすぎませんが、速さはこれも充分。

それに加えて、エンジンのサウンド、乗り心地やハンドリングの洗練度も高く、ドライビングしていてとても気持ちいいクルマでしたが、日本に輸入される予定は当面ないのでありますね、残念ながら。
Posted at 2011/07/27 13:30:44 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月25日 イイね!

“ソリチュード・リバイバル” というイベント。



ニュルブルクリングでF1ドイツGPが戦われていた23~24日の週末、僕らは同じドイツのシュトゥットガルト近郊、ソリチュードの公道を12.7㎞にわたって閉鎖して開かれていたヒストリックカーイベント、ソリチュード・リバイバルに馳せ参じていました。

これは、同じ場所でかつておこなわれていた公道レース、Solitude Rennen のリバイバルイベントで、4輪と2輪のヒストリックモデルがドイツのみならず周辺のヨーロッパ諸国からも集まり、写真でわかるようにそれを観ようというクルマ好きも数多くやってきていました。

詳しくはまたどこかでリポートするとして、ここではそのサワリを主に写真で紹介しておきましょう。



これは、フォーミュラと550スパイダーなどを持ち込んだローリングミュージアムのクルマを中心とするポルシェのテントで、かつてのワークスドライバー、いずれも御年83歳のハンス・ヘルマンさんとヘルベルト・リンゲさんの2人が、新旧550スパイダーを矍鑠としてドライビングしました。



1961年ポルシェ718F2のコクピットから降りようとしているのは現ポルシェのマティアス・ミュラーCEO。550スパイダーでミッレミリアにも出たし、旧いクルマのドライビングは愉しいとのことであります。



911やマスタングといった戦後のGTが並ぶテントの前をスタートポイントに向かう、ブリティッシュモノを中心とする戦前のヴィンティッジスポーツカーたちの凛々しい姿。



もちろんソリチュードには、真っ赤なフェラーリの軍団も多数が勢ぞろい。それも250GTOや275P、それにビカビカの330P4といった60年代の超弩級サラブレッドがやってきていました。



これはコースインしていく60年代のアバルトGTのグループですが、なかでも先頭をいく超レアなクーペ、車名の分かる方がいたらコメントしてみてください。最初に正解をコメントしてくれた方はスポーツカー親爺から、“ABARTHマイスター” の称号を贈呈したいと思います!



そして最後は、356Aカレラや911カレラRSRといった歴代ポルシェレーシングGTの精悍な後ろ姿を中心にするカットで、シュトゥットガルトからのソリチュード・リバイバル第一報を終了しようと思います。
Posted at 2011/07/25 13:20:01 | コメント(9) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月24日 イイね!

ポルシェミュージアム再訪。



今、南ドイツのシュトゥットガルトに来ていまして、昨日23日の午前中はツッフェンハウゼンのポルシェ本社そばにある、かのポルシェミュージアムにいってきました。

現在そこでは、フェルディナント・ポルシェ博士が1931年にシュトゥットガルトにポルシェ設計事務所を設立してから今年でちょうど80年になるのを記念したイベントが開かれています。

僕にとっては、2009年1月のオープニング時に訪れてから2年半ぶりの再訪となったわけですが、基本的な雰囲気はまったく変わらねど、やはり細部は色々と進化していました。





そのひとつが、356のオリジンとされるType.64こと、この1939年ベルリン=ローマ・クーペのレプリカでして、まずはエクステリアにたしか2年半前にはなかったはずの、ドアハンドルやリアのリフレクターが加えられているのが目につきました。

さらにインテリアを覗いてみると、これもオープニング時にはなかったように記憶しているステアリングホイールが備わっている他、ドアのインナーパネルとそのオープナーが加わっているのを発見して、何やら嬉しい気分になりました。

というのはそのドアオープナー、後の911カレラRSRや、さらには違う形態で964RSにも応用されている “紐を引っ張る” スパルタンなレーシングポルシェのスタイルが、早くもそこに確立されているのを目の当たりにしたからであります。




それに加えてこの日は、ミュージアムの解説員氏に頼んでポルシェに関する資料や書籍が世界中から集められている「アーカイブ」なる場所に入れてもらい、あることを確認してきました。

それは、僕がかつて寄贈した単行本『吉田 匠のポルシェ911全仕事』がそこに収まっているのを確認することでしたが、嬉しいことに僕が寄贈した1冊のほかに、おそらくポルシェ自身が収蔵してくれたと思われるもう1冊があって、写真のように2冊並んで書棚に収められていたのでした。

下の写真は、ミュージアムの解説員氏の「記念に写真を撮りましょうか?」の申し出に応えて『911全仕事』とともにレンズに収まったスポーツカー親爺の、嬉し恥ずかしの姿であります。

この日は昼前にミュージアムを出てシュトゥットガルト郊外のソリチュードなる場所に向かい、午後は素晴らしいヒストリックカーやそれに関わる人たちとの時を過ごしたのですが、それについてはまた後日リポートしましょう。
Posted at 2011/07/24 11:03:59 | コメント(8) | トラックバック(0) | 日記
2011年07月20日 イイね!

デミオSKYACTIV、雨の箱根で初試乗。



今日は台風がらみの雨と風のなか、大涌谷にたたずむ写真のクルマに乗るために、箱根までいってきました。

そう、電気モーターのアシストを使わずに10・15モード燃費のカタログ値で30㎞/ℓ を標榜する、マツダ・デミオ13-SKYACTIV=スカイアクティブであります。

で、その初ドライブの第一印象は、強いインパクトがあるわけではないけれど、なかなか良好というところでした。

84psと11.4kgmを発生する1.3リッター4気筒DISI超高圧縮比エンジンは、ドライバビリティにも不自然さは感じられず、箱根の山道でもCVTを介してのパフォーマンスに大きな不満はありませんでした。

それでいて、箱根山中を31㎞ほどを走った平均燃費は、車載のディスプレイによれば12.6㎞/ℓ とのことなので、山間の区間だけの燃費としては良好ではないかと。



それに加えてこのデミオSKYACTIV、マツダらしい俊敏さのある挙動を維持しながら、乗り心地がダンピングの効いた腰のあるものに変わっていたのが、ちょっと意外でさえありました。

開発エンジニア氏の話では、燃費のいいだけのデミオをつくった積りはなく、今回のマイナーチェンジを機にクルマ全体をブラッシュアップしたとのことでしたが、たしかにその成果を感じることができたわけであります。

ただし、せっかくのSKYACTIVが適応されているのが、現状では140万円也のプライスを設定された13-SKYACTIVという単一モデルのみなのが、僕としてはちょっと残念な感じがしましたね。

もちろんコストとか価格設定とかの問題が諸々あるのだろうとは思うけれど、どうせならデミオ全車をSKYACTIV仕様にしちゃったらマツダはぐっと男を上げるんじゃないかと、無理を承知で思った次第であります。

Posted at 2011/07/20 21:35:35 | コメント(13) | トラックバック(0) | 日記
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「FIAT 600D ABARTH が、わが家にやってきた! http://cvw.jp/b/378570/39017254/
何シテル?   12/17 14:04
今から8年前、つまり2007年の誕生日にいわゆるひとつの“還暦”を迎えちゃいましてね、したがって今年2015年の4月22日で68歳、というわけですな。ガキの頃か...
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