写真はALPINA B3Biturboのものですが、先週は六本木に行きそこなったので、ニコル世田谷にお話うかがいに行ってきました。
あいにく担当のM村さんは不在でU田さんも他のお客さんの接客をされていたので私にとってはお初の方にお話うかがいました。
早速新型D3Biturboについて色々突っ込もうかと思ったのですが、渡された簡単な資料を拝見したら…
車重は1660Kg!!…B3Biturboより10Kg重いです。
日本仕様での比較でこれですから、先日予想したように、本国仕様はかなり装備を簡素化して軽量化されていたのかもしれませんね(爆)。やはりガソリンとディーゼルのエンジン重量差が順当に反映されています。
オプション表などでチェックすると、ホイールが19インチな事、ファブリックシートが標準な事、フロントシートヒーティングがオプション扱いな事以外には、B3Biturboとの装備の差はありませんでした。コンフォートアクセスも装備されていますし、オーディオシステムも一緒です(笑)。
これだけの差で素の定価の差は8,960,000(D3)対9,550,000(B3)…価格の絶対値としてはもちろん高いですが、元々のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの差を考えると、レザーシートにヒーターを付けてもまだ30万円安いとは、意外にお買い得かもしれません。
大体のところが分かったところで、折角来たので新型B3Biturboも試乗させていただきました。
ALPINAといえども基本はF30型3シリーズ、普通にポジションを合わせて乗れますが、試乗車は左ハンドルでした。でも、確かにあまり差はないとは言え、左ハンドルの方が微妙にペダルのレイアウトなどは自然な気はしました。
第三京浜が試乗のコースでしたので、主に高速走行ですが、F30型がベースですので、乗り心地はさらに洗練されていました。スポーツモードでの足回りでちょうど良いくらいです。
バルブトロニックのままツインターボ化されたエンジンは1500回転くらいからでも素直に吹け上がりますが、E90型のB3Biturboのような、回転が上がるに連れて徐々に盛り上がってくるような刺激性には欠けるので、加速そのものは更に増しているのに平穏です。
MTモードでスイッチトロニックを操作するとシフトダウンのレスポンスが良く、DCTのようです。B5BiturboのV8エンジンのような連続可変気筒点火間引きなどの高級メカは搭載されていないと思いますが、滑らかかつ俊敏なシフトで気持ち良いです。
ドライブモードからのアクセルの踏み加減では、D8からだとD6に落ちただけでも充分な加速(D7には落ちませんでした)でしたが、もっと踏み込むとD4まで落ちて怒濤の加速と直6の快音でした。
モードを変えるとサスペンションの硬さと共に、ステアリングの手応えの重さも変化しますがそこはALPINA、BMWの標準車よりダイレクトでありながら滑らかな手応えですのでコンフォートモードでも全然問題ありません。
高速道路で同乗者がいる場合なら、足回りはコンフォートでエンジンのレスポンスはスポーツ、という個別設定がいいかなぁ、と思いました。1人で走るならどちらもスポーツモードの方が気持ち良いです。
コーナリングは試せませんでしたが、レーンチェンジの挙動や環八に降りるときのカーブでの姿勢は気持ち良かったです。
これはこれで充分魅力的な車でしたが、高速では頑張っても15Km/L前後の燃費でしたので、凄く遠出、という自分のライフスタイルには合わないかなぁ、と思いました。
その点新型ALPINA D3 Biturboならばさらに100Nm増しの怒濤のトルクの加速が楽しめますし、350psとパワーも充分(爆)、おまけに8速ATなら余裕で20Km/L以上走りそうなので、充分魅力的です。
ただ、危惧しているように直6のディーゼルエンジンはかなりフロントの重量増しになっているはずなので、コーナーの気持ち良さが4気筒の現行ALPINA D3 Biturboに比べてスポイルされていないかが気になりますね。
ちなみに、D5Turboは現在のシングルターボのまま日本限定仕様でずっと生産されるらしいです。パワー的にはやや劣りますが、車としてのバランスと車格の高級感ししては、D5に軍配が上がりそうです。
実車は東京モーターショーでお披露目だそうですが、今から試乗が楽しみ(それともがっかり?)です。
Posted at 2013/09/30 18:23:54 | |
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ALPINA D3 Biturbo | 日記