近くで体験

今日の午後、仕事で事務所の近くの橋を渡っていました。

緩やかに昇って、下ると交差点があります。片側一車線の地方道、どの方向にも右折レーンがあるので、信号部分だけちょっと広い、田舎の交差点です。

まっすぐ行きたかったのですが赤信号です。先頭の車に続いて停車。右折矢印も消えて、対向車線の右折レーンには右折車が２台止まりました。

左右に行き交う車も多くはありません。のんびりと信号が変わるのを待っていました。社用車の視点が高いので、交差点の向こうまで見えます。


次の瞬間、目を疑いました。


対向車線の“右折レーンの更に右”
＝こちらの直進車線に車が入ってきます！！


その車は、高齢者マーク（2011年以降版）をボンネットに貼り付けた古いハッチバックです。おばあさんが運転しています。

信号が変わりました。私の前の車は進むわけにもいかず、様子見してます。対向の右折車は曲がる訳にもいかず、停止しています。
おばあさんは、行き場を探すようにやや左に進んで、右折車にかぶせていきます。私の前の車はおばあさんの車が前へ出るのを待って、左へ大きく逃げて交差点を抜けていきました。私はこう着状態を解消すべく、おばあさんに向かって大きく手を振って右折を促しました。

おばあさんは、特に礼をする訳でもなく、慌てる様子も無く、ゆっくりと右折していきました。


怖っ！！


もし、信号が青だったら先頭車両が正面衝突、私が追突していた可能性もありました。
高速や、大きなバイパスでの逆走が起因となった事故のニュースや、注意喚起のアナウンスは聞いていましたが、まさか地元で遭遇するとは。

来週からの“秋の交通安全週間”を前に、気を引き締め直したのでありました。