6月28日 TRD ヴィッツチャレンジ Rd.3 in 蓼科
SSラリー二回目となる今回はなんとヴィッツチャレンジ!!
このラリーはラリーを楽しみたい人がヴィッツというトヨタのコンパクトカーで気軽にラリーを楽しもう!というものです。しかし内容はしっかりしていて、本格的なものです。
ヴィッツラリーだけあって、周りの人はヴィッツのオーナー。つまりは普段からヴィッツで練習している人々です。
そこで切り込んでいった僕たちが乗るのは・・・レンタカー
プロクルーズさんから貸していただいたレンタル車両でヴィッツチャレンジにチャレンジします。(壊せないよぉー)
ヴィッツチャレンジは本来はジムカーナや採石場でのダートラが多い!と聞いていたのですが、蓼科はほとんど林道コース。林道はTAGで走っていた(というか普段からw)ので、よかったーと思うのもつかの間、7:3の割合でグラベル(土の道)が多いとのこと。
ヴィッツチャレンジは、ドラとナビではなく「コ・ドライバー」という役割があるため、途中交代が許されます。
ということで、今回は加藤・中島が交互にドライバーを務めます。
その振り分けは、SS1~3 ドライバー中島 SS4~7 ドライバー加藤 というもの。
念のため言っておきます。レンタルした当日に一回こっそり練習をした以外は初めて乗る車です。(壊したら高いよぉー)
長野まで、高速道路で向かいます。
普段、レンタカーで1300ccの車はいやってほど乗ってますが、いや、なんというか・・・遅い。全開で加速してやっと合流できる感じです(笑)
途中省略して・・・(いろいろありましたが)
★セレモニアルスタート★
僕たちは、新設された学生クラスというところに属しています。
そのライバルは・・・早稲田大学。しかも、自動車部中退という経歴まで僕らと同じ3年生とのこと。しかも、ドライバーはインプレッサ乗り!
これは負けられねー!!と思いながらも、にこやかにあいさつ。
相手の空気に飲まれないために外交は中島君に託し、ラリー中はコミュニケーションを断ちました(笑
スタートのインタビューでは「早稲田に勝ちます!」的な発言をしておきました。
★SS1~3★
中島ドラ加藤ナビで始まったSS。一本目はダートジムカーナのようなコース。ナビには良いアップになりました。(たぶんドラにも)
SS1では、早稲田(以下W)にコンマ8秒の肉迫!ダート初挑戦の中島ドラですが、なかなか良い感じだったのでいけそう!
写真:プロクルーズ様
SS2はダート林道です。
上り中心でパワーのないヴィッツには厳しい林道です。しかし相手もヴィツツなので、理由になりません。はじめてのダート林道を無難に乗り越えたドラ中島。ナビのお仕事はなんとか落とすことなくフィニッシュできた(はず)!タイミングがずれずれだったとは思います。
ここでは残念ながらWに3.2秒落ちでフィニッシュ。
SS3はターマック(舗装路)林道
ターマックは走りなれている走り屋のドラ中島。
限界の分からないクルマ+ABSで苦戦しながらも無事完走。
ナビは・・・後半でロストしました。ごめんなさいいいいい。
走りにくかったでしょう、ドライバーさん。
限界を知っているWには一歩及ばず。(いや、ナビの力不足です)2.8秒落ち。
★SS4~7★
ドラとナビを交代。練習でもやりなれた組み合わせだったので、やる気満々!と行きたいところですが若干の緊張(若干じゃありませんが?)
ちなみにSS4(5/6)とSS1(2/3)は同じです。
ダートジムカーナは難しいです。全車の通った轍を通らなくてはタイムが出ません。しかも、ヴィヴィオではリア流し+ひっぱりのスタイルで走っていたのに、同じ走り方をしたところ、リア流し+???
パワーが無いので引っ張ってくれません(泣
轍を外しまくったことも原因で、Wに1.9秒落ち・・・
SS5 ダート林道
轍にのって、流さない走り方をしようと心にきめてチャレンジ。
いまいち調子がつかめません。どこまで突っ込んでいけばいいのかわかりません。流さない=手前で減速→粘りのコーナリングということでOK?という感じで行ったため旋回の限界速度がわからない(さきほどのSSで轍を外したのは限界突破が原因だったので)
そんなこんなで、ナビのノートの声が頭に入ってきません(笑
よって、素晴らしいナビを無視して有視界走行してしまうところが多数。宝の持ち腐れ?w そしてフィニッシュ。3.1秒落ち。
SS6 ターマック林道
この林道は比較的広く速度が出やすいコースです。
(上には誤りがあります。どこでしょうか?わかった方はコメント欄までw)
今度はターマックなので余裕が生まれました。(すこーしだけ)
ナビの声をしっかりと聞いて走れました。(初歩ですけど)
一か所だけオーバースピードでABSの音が響きましたが、どうにか走り切りました。しかし、ドアミラーを吹っ飛ばすほどの攻めを見せたWには一歩及ばず、0.6秒落ち!悔しいです。
そしてSS7 ダート林道
ここだけは、レッキ以外で走っていない初めてのコースです。
レッキで、「ここは走ったら気持ちよさそうだ」と楽しみにしていたコースです。
しかし、出走前はそれどころではありません。何といってもライバルに一回も勝つことができずにここまで来ているのですから。
頭では「レンタルカーをつぶしたらシャレにならんのですよ」とわかっていても、さすがに悔しいのです。
走り始めると不思議と落ち着くもので、冷静に走れてしまうものです。
きっと冷静ではないとは思うのですが、落ち着いている気がします。
ナビの声も気持ち良く耳に入ってきます。
ゴール前のながーーーい直線で、轍を外して走りました。ゴール100メートル手前でコースアウト!!!!しかけました(笑)
なんとかフィニッシュ!!
今回は・・・なんとか5.3秒、Wに勝ちました!!
結果はもちろん準優勝!!!
ただし、エントリーは2台ですけど
★まとめ★
今回はレンタル車両のヴィッツということで、「壊せない」という絶対条件のもとに完走を目標にやってきました。
結果的に言うと目標は達成されました。SSラリー初完走です。
しかしながら、ライバル早稲田大学(元)自動車部には惨敗でした。
確かに相手はヴィッツを所有しているし、練習量も上だと思います。
ヴィッツにはヴィッツスキルというものが必要だと言います。ローパワーの車を走らせるにはそれなりのテクニックがあるのです。
しかし、それを理由にしたらいけないと思います。
初めての車で、かつ安全マージンをもっても勝てちゃうくらいのスキルを身につければいいのです(笑
何といっても、一番早い同じクラスの車とは1分5秒も差があるのです。
この人たちが、はじめての車で安全マージンを取っても、僕たちより速く走ってしまうでしょう。
したがって、もっと練習をしてスキルを上げて、いつしかリベンジを果たそうと思います。
長くなりましたが、応援してくださった方、初参戦にご協力していただいた方々、本当にありがとうございました。
これからも、僕たちのラリーをどうぞよろしくお願いします。