左右不均等に揚がってしまい、
それに伴い醜いジャダーを発生してしまう
我が家のMaxJaxを、弄ってみました。
いつもは、こういうふうになります。
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ドライバー側が揚がりが遅く、
助手席側が先に揚がってしまいます。
降りるときもドライバー側が先に下がってしまいます。
いつも、MaxJaxで困ったら覗いている
こちらのサイト
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DIYerの活発な議論が成されており、また、製造元のDanmar社の社員が
いろいろアドバイスやアフターサービスをしてくれているようです。
そこで目にしたのが、車両の左右重量バランスの悪いクルマの場合、
重い側の揚がりが遅くなることがある・・・というメーカー側からのコメント。
なんでも、本職用のリフトの場合、左右シリンダーの高さを揃えるためのワイヤー
が張られているのだが、家庭用リフトのMaxJaxの場合、2本のシリンダーが別々に
レイアウトされて、ただ分配器で油圧を振り分けているだけですので、
そういうことはあり得る。車体の軽い側に寄せてリフトアップしてみては?・・・とのこと。
ということで、ムルティプラの場合、エンジンが右寄りですので、
右が重い。車体を左に寄せてリフトアップをしてみる。
運転席側
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助手席側
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リフトパッドが車体のジャッキポイントに当たる寸前まで
揚げてみます。当然無負荷ということで・・・
運転席側
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助手席側
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シリンダー高さと安全バーの差し込み穴の高さの差を計測すると。
運転席側
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助手席側
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双方ともに約3cm弱です。
無負荷状態での左右の挙上スピードには相違ないということが分かります。
次に、中間地点の穴付近まで車体を挙上してみます。
安全バー挿入口とアーム下端の高低差を計測してみます。
運転席側
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約3cm
助手席側
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約8cm
挙上量は左右で5cmの違いがあります。
このまま上昇させると危険ですので、中間地点に左右の安全バーをセットして
油圧を抜きます。
すると、運転席側が先に着地し、1~2秒遅れて助手席側が続きます。
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両方のアームが安全バーの上に
乗ったことを確かめてから、
左右ののピストンに触れてみます。
運転席側はシリンダーが速く縮まるのでユルユルです。
いっぽう、助手席側のピストンは残圧があるためびくともしません!!
ここから、再度油圧ポンプを回し、トップ付近まで上昇させます。
運転席側がトップまで4.5cm位手前だと・・・
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助手席側は既にトップに到達していました。
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因みに、上昇時に
助手席側のリフトからジャダーが発生しますが
昨日より多少マシなようです。
トップで安全バーをセットするためには、
速く上昇してしまった助手席側をストッパーに
ぶつけたまま、ポンプを回し続けます。
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ちょっとポンプが苦しそうな音がしますが、
遅れて運転席側もトップに到達します。
何時もは、この状態で上昇スピードの速い
助手席側のエア抜きを主にやっていました。
内部のフルードが減れば、少し高さが減るかな?と思ってw
しかし、何度もエア抜きするうちに、何方のバルブからも
エアが出てこないようになり、もう為す術がないのかと・・・
さて、、この後、安全バーを挿入してから油圧を抜き、
トップ位置で左右水平となります。
これまでは、いつもこのやり方で挙上した後、
整備作業を行っていたのですが、
下降させるときは、運転席側が
先に下がってしまうために、何度も上昇・下降を繰り返すたびに、
左右の高低差が酷くなってきてしまい、このように、5センチ程度
のズレが生じるようになってしまいました。
ここで、先のサイトで、とあるMaxJaxユーザが
何時もの左右差を逆転させる技が紹介されていました。
それはこうするのです♪
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上昇スピードの速い助手席側の安全バーだけを取り外してから
慎重に油圧を抜きます(笑)
運転席側
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安全バーを挿入
助手席側
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安全バー無し
これで、助手席側が数cm下がるようになりました。
何時もと逆です!!
この後、油圧ポンプを作動させると、
運転席側のアームがストッパーにぶつかり、
1,2秒後に助手席側がトップに到達します。
再び助手席側の安全バーをセットし、
油圧の掛かった状態のままで、運転席側のシリンダ頂点に
あるエア抜きバルブをちょっぴり緩めます。
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「プシュ」という音と共に、エアが抜けてきました。
このやり方だと、有負荷時に上昇が遅く下降の速い運転席側の
ピストン及び油圧ライン上のエアを上手く抜くことが出来ました。
無負荷時には左右差が無かったことも、運転席側のエア噛みの仕業なんだな!
と納得がいきます。
この状態から下降させてみると、
運転席側が多少先に下がる傾向があるものの、
これまでより相当マシになっています。
また上昇、下降させる場面で発生していたジャダーも、完全ではありませんが、
身の危険を感じるほどの揺れは解消しました。
こちらも、高低差が生じることで先に上昇する助手席側の
スライディングブロックに無理が掛かりジャダーを発生させていたのでは?
と考えることが出来ますね。
今日の自由研究は、職場からガレージに直行、
夕飯前作業だったために、これでオシマイ。
今後は、右が重たいクルマは左に寄せてリフトアップする。
中間地点で左右の均等化させる。
左右差が酷くなってきたら、先述の左右逆転技+エア抜きを使う。
これで当面様子を見てみようと思います。
ということで某◯◯◯◯さん、156V6のリフトアップ受け入れ体制完了ですよ~(笑)
Posted at 2014/06/04 01:06:40 | |
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MaxJax | 日記