こんばんは、気付けばまた間が空きました(汗
そして今宵は
このネタにて失礼します。
その今回取り上げるクルマですが、セドリック/グロリアを。
ところで、皆さんはこのクルマの名を聞いて、どんな印象を持たれるでしょうか・・・。
高級車で渋い男性が乗られてるとか・・・。
タクシーに使われているクルマだとか・・・。
嗚呼、丸目しているクルマでしょ。とか・・・。
etc・・・。
色々な答えが出て来ては、
男女問わずまた年齢層によっては
見方が変わるそんなクルマとも云えるのではないかと・・・。
そんなこのクルマの生い立ちを少々触れると、宿敵トヨタ・クラウンと共に
日本車の旗艦を背負っては君臨し、各モデルごと
色々な機構を取り入れて話題にもなった。
その変遷の中でも先頃
30年を迎えたY31型と云われるモデルは
大きな転換を迎えたと云って良く、私も印象的でその思いを綴りたく焦点を充てました。(←ホントはもうちっと早くにしたかったんだが・・・。如何せん、こう云うネタは相当な労力掛かる。特に久方振りは。)
毎度の如く長いですが、御付き合い願えたら幸いです。
そんな
Y31型セドリック/グロリア(←以下、Y31と呼称する。)とはこう云うクルマ。
ハードトップ(←上:前期/下:後期。)
セダン(←これが御馴染みタクシーに使われるやつですね♪ 下の方が分かり易いかも。)
ハードトップとセダン共通の内装
エンジン等のスペック
これは後期だが、前期通して見ると、エンジンが
2リッターを前面に推してる感じがします。
・・・と、こう云っては
単なる4ドア車じゃない?と、余り馴染みない人から見たら何のことが云いたいのだか分かりませんよね・・・。
そう云った方々の為にも含め触れて行きます。
セドリック/グロリアは前述した様に、トヨタ・クラウンと共に日本車の旗艦と担うクルマと云ったが、それでこの様なクルマは
題材を大きく変えないと云う法則みたいなものがある。
それで此方を御覧頂きたいが。
これはY31の前作
Y30型と云うものであるが(←上:ハードトップ、下:セダンで共に前期でセドリック。)、御覧頂いてはこれとそのY31と比較して見ては、何か
雰囲気が変わったと云う風な感じをしないだろか・・・。
何かこう威厳さが和らいだと云うか・・・。
違った威厳さを見せて感じると云うか・・・。
つまりはその
威厳さが肝要で、そこを抜本的に変えたとされる。それでこれを本で知った時、
構造改革とはこう云うことを云うんだなと思わされた。
それからY31にはもう一つの顔が存在した。
それが、、、、
グランツーリスモ。
要はスポーツグレードで、しかもこれはセダンもある。
それでこれ、当時何つって良いか分からないけれど、子供ながらにこれまで抱いてたセドグロの印象をまた違った印象に受けてたものだっけ~。それに当時、親が所有してた
230ローレルが10年の時を迎え廃車する時にこれを勧めたかったし・・・。(←当時の10年は今と違って、もう懐古的扱いをされていた。)
それでこれは当時のクルマ好きに反映し、このクルマの宣伝文句であった
きっと新しいビックカーの時代が来る。は本当に公言通りに来て、これは何かの賞を与えても可笑しくないもの・・・。
それでこのグランツーリスモ。個人的に感じてしまうことがある。それは
ブルーバードにあるSSSの兄貴分としての見方をして良いかなと・・・。
ブルーバードSSS U12型(←僭越ながら、これもY31型と同じ年式。)
こう見て、そう感じないかな??
何故そう云うかは、セドリックとブルーバードは
日産が世に出したクルマであり、思い入れもあると云われることから、伝統あるクルマにこう云ったことを定着させたかったのかなと感じてしまうから。
両車をこうして見て同じスポーティーとは云えども、セドリックの方は
所々に鍍金で装飾されているのを見てはやはり高級車の威厳を表しているのに対し、ブルーバードの方はブラックアウトされているのを見てると軟派よりに表していることが云える。
そして時が過ぎ、91年にはY32型に変わり更に昇華。
それでこのグランツーリスモの丸目4灯、当時の専門誌で(←あれはくるま選びだったか。)、これが変身すると知った時、度胆抜いたと同時に危惧したことを思い出す。
それは
何でこの時代に丸目なの?70年代じゃあるまいし。と思ったから。
けどこれがいざ間近で見ると、迸る衝撃が走り余りの格好良さに惚れたっけ~♪
それでこの良さは次のY33型にも引き継がれ貢献。(←画像は割愛。)
ここで私はこう思うことがある。
それはこのY31、セドリック/グロリアの変遷の中で孤独な存在だなと・・・。
普通ここで功を奏でたら、次にそれを生かすのは常である。ましてや高級車ならば余計に。
しかしこれをガラリと変え
挟まれている様に思うのは後から先にもないと思えてならない。それが孤独で希有と云うこと。
それからこのY31のセダンは凝ってたなって思う。
それは先ず容姿。再度
Y30型の画像を拝見して貰いたいが、そこで両タイプを見て余り大差なく見えることが窺えると思う。しかしY31はそこを変えている様に見える。
あと内装のメーターで
タコメーターや外装にドアミラー、足回りに4輪独立させたことも、
ただ単のセダンじゃないんだ。って云うことを表していて、ハードトップと共に主役として担いたかったんじゃないかな・・・。そんな風に感じるわけですよ。
ただ敢えて云うならば、ブロアムにF31レパードやC33ローレルにある
コンフォダブルシートや
2リッターのターボ車で制動が4輪ベンチレーテッドディスクを施すなど採っていたらその見方は変わったかなと個人的に感じます。
でもこのY31型で、日本の高級車を取り持つ定義に影響を与えたのは云うまでもありませんね。
そんなY31、私は好きです。
それに当時セドリックとしての初めて目に触れたカタログだったし。
日が経ちましたが、改めて30年おめでとう御座います。
しかし30年か・・・。
とてもそんな風に感じがせん。って云うのが率直ですよ、Unn・・・。
最後にここまで御読みになって下さいました皆様、ありがとう御座います。