湘南モノレール551編成ラストラン

湘南モノレールを28年間走り続けた500形
　
大きな窓を持つ正面など古さを感じさせないスタイルですが、新型5000系列への置き換えが順調に進み、最後の１編成となった551編成も、本日ついにラストランを迎えました。

先週、鎌倉へあじさいを見に行った帰りにお名残乗車したものの、その豪快な走りっぷりを堪能するたびにわざわざ乗りに行ったこともたびたびで、個人的に思い入れがある車両でした。

ラストランイベントも開催されるということで、最後の活躍を見届けることに。


現地に到着後、車でモノレール沿線を少し周り、大船でブルSSSさんと合流して乗り歩き。


まずは、500形の乗り心地を堪能すべく、大船10:07発の551編成に乗車して終点の湘南江の島へ。
日曜のお昼前で普段なら空席もある時間帯ですが、551編成のスジだけは混んでるという予想通り状況。



湘南江の島のホームから、折り返しで大船へ向けて発車した姿を後追いで。
この後は、途中下車しながら551編成が走る姿をカメラにおさめて行きました。



目白山下～片瀬山間を走る551編成
ほぼ全線が、元"京浜急行有料道路"上に敷設された高架を走りますが、ここは一旦地面近くに下りたモノレールが、再び道路上へ戻る勾配を駆け上る場所。



こちらは、新型5000系最新の第７編成5613F。
ピンク色の帯を巻いて、「ピンクリボン号」として活躍中。



湘南深沢～湘南町屋間
湘南モノレール沿線の風景としては、典型的な場所のひとつ。



大船駅降車ホームを彩る七夕飾りと、入線する551編成。



大船駅のホームでは、歴代ヘッドマークも展示されていました。
300形、400形、そして今回の500形と、歴代モノレール車両のラストランヘッドマーク。



551編成、最終の営業電車は12:37発の湘南深沢行き
最終電車の出発前には、ホーム上でラストランセレモニーも開催。
尾渡社長の挨拶の後、応募で選ばれた子供駅長が最終電車の担当運転士と車掌に花束を贈呈。



そしてすし詰めとなった551編成に乗り込み、最後の営業運転で車両基地がある湘南深沢へ。
湘南深沢へ到着すると、さほど広くないホームは降車客であふれ返りました。



降車扱いを済ませた後、車両基地がある引き込み線へ向かっていきます。



車両基地では「ラストラン記念撮影会」を開催。
551編成は湘南深沢車両基地で建屋前２番線に停車。



車両基地内は手狭であまり撮影向きではないですが、行先表示板の入れ替えなどサービス満点で、楽しく締めくくることができました。



特に、この「洗車中」は何時使うのか？レア度満点だと思います。



最後は、大勢の観衆に見守られつつ、ゆっくりと建屋内へと入って行き撮影会は終了。



なお、ラストランセレモニーでの尾渡社長の挨拶によれば、551編成の一部はカットモデルとして残され保存されるそうです。



ラストランセレモニーが終わった後は、ご一緒していたブルSSSさんと西鎌倉駅近くのファミレスで少し遅めのお昼。



しばし談笑した後、大船のパーキングで昨年夏の千葉モノレールの時以来となるU12ブルーバードの並び。鮮やかな赤のHTはやっぱり目を引きますね。
製造から四半世紀を経て、出先の駐車場でこのように同型車と偶然に顔を合わせることもなくなってしまいました。
思えば、年代的には今日引退した500形と同じ世代なんですよね。