10月8日の日曜は金沢の湯涌温泉へ。
恒例の湯涌ぼんぼり祭りへ行って来ました。
もとは、「花咲くいろは」で登場した架空のお祭り。
それが”湯乃鷺”のモデルとなったこの地で実現し、今回で7回目に。
とくに今年は8月の台風5号で県道10号の一部区間が崩落し、一時は開催が危ぶまれましたが、県道の仮復旧により無事開催に漕ぎ着けたとのことです。
昨年と同じく前日に北陸入りし、午前中はまず城端方面へ。
道の駅福光で休憩していたダイヅさんと合流し、南砺市クリエイタープラザに向かいました。
「花咲くいろは」を制作したP.A.WORKSの社屋前。
ダイヅさんのC35ローレルと並べて手早く記念撮影。
ちなみにこのC35、25クラブSターボ Type Xのスーパーハイキャス・リヤスポイラー装着車という、あまり見かけないフル装備モデルです。
その後、近所でハイタッチした赤いU12乗りのブルSSSさんとも連絡が取れて、無事に合流。
「ぼんぼり祭り」の日は少し慌しくなるので、、隣接する「桜クリエ」のCAFE TRiANで祭りの前のティータイム。
ここで一服して、これから”ぼんぼる”ための気構えを整えます。
サクラクエスト「間野山観光協会出張PR」コラボメニューは、9月末で終了してしまいましたが、キャラパネルなどは今月末まで展示。
8月にも訪れましたが、その後、国王のマントや聖剣など展示物が増え、さらに賑やかになっていました。
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この後、南砺側からの最短ルートともなる県道10号を走って湯涌へ。
もちろん舗装はされていますが、南砺から湯涌までは所々ですれ違いも難しい道幅にもなる、なかなかスパルタンな山道です。
そんな道ですが、途中にある刀利ダムでは目の前の景色が開けます。
ダムサイドに並んだ、U12ブルーバード2台でC35ローレルを挟んだ、日産車3台のあやしい車列。
刀利ダムは、規模の違いはあれど黒部ダムと同じアーチ式のダムです。。
なお、このダムから湯涌までの間はとくに道幅が狭くなるため、冬季は通行止めになるとのこと。
ふと、小動物の影が見えたので近づいてみると、野性のキツネでした。
こんなところに姿を見せるのは、やはり餌不足なんでしょうかね。
さて、前置きが長くなりましたが、湯涌温泉にはお昼過ぎに到着。
今年も”ふくや”こと秀峰閣さんに宿泊。
ぼんぼり祭りで泊まるのは今回で5回目。
祭りの時以外にも泊まったことがありますが、もうここに来るとほっとします。
旅館のフロント周りもぼんぼり祭りモードに。
「花咲くいろは」をなぞらえれば、この日は”湯乃鷺”が一番賑わう日です。
傍らに掲げられていた、今回のポスター。
キービジュアルでは”ふくや”の結名姫と、”喜翠荘”みんち、緒花、なこちの4人が並んでいます。
卓上には、nano.RIPE.きみこさんのサイン色紙と、ファンからの寄贈品と思しきみんち色紙が飾ってありました。
この後間もなく、宿でご一緒する葛城さんとたくべーさんも到着。
葛城さんのオペル・スピードスター。
毎回言ってるような気がしますが、日本に80台しか正規輸入されなかったうちの、おそらく日本で1台と思われる痛車。
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こちらは、たくべーさんのマツダ・NB型ロードスター
ボディカラーは透き通った感じのする独特なホワイトで、純正色ではなくオールペンされているとのこと。
着いて早々に荷物を広げてしまいましたが、今回はこの「唐松」の間でお世話になりました。
「みどりの里」の物販・飲食エリアへ
今回の物販は、観光協会のぼんぼり祭り公式グッズがメイン。
そして、サークルKサンクスはファミマに統合され、昨年までこの時期に北陸限定で展開していた「花いろコラボ」もなくなり、予想通りだったとはいえやっぱり少し寂しいですね。
一方で、サクラクエストの”間野山市”と姉妹都市提携をした南砺市は、ここでもご当地アニメの「恋旅〜True Tours Nanto」をアピールするなど何かと元気なようです。
もうすっかりお馴染みとなった、温泉街入口の案内看板の前。
ここから、稲荷神社方面へ向けて温泉街を散策。
両脇に協賛ぼんぼりが並んだ、稲荷神社下の扇階段ステージ。
「神迎え行列」などの夜の行事を控え、スクリーンも設置済みです。
扇階段前にある「お宿やました」さんには、ちょうど痛車軍団が到着。
この日にちなんで、目に付いた「花いろ仕様」の2台をピックアップ。
黄色いコペンはふくひさ店長の緒花仕様。
こちらのアルトは、ぼんぼりと背景の花に使われている光沢のある赤の色遣いがきれいでした。
湯涌稲荷神社
温泉街の奥の小高い場所にある小さな神社。
ぼんぼり行列の後の「神迎えの儀」の神事は、この神社で行われます。
願い事を書いて参拝すると念願成就するという「のぞみ札」。
これも「花いろ」に由来して始まったもの。
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温泉街の散策後、夕飯の時間が近くなってきたので一旦宿に戻ります。
ぼんぼり祭りの夜はスケジュールがぎっしりで、時間をかけて夕食をとる余裕がないため去年まで"お弁当形式"が恒例だったのですが、今年は"お弁当形式"ではなく、海鮮にお肉まで付いて今までになく充実してました。
今年はぼんぼり個人協賛をしていたので、食後は休む間もなく集合時間までに扇階段下広場の協賛者エリアへ。
扇階段では、地元のアカペラグループ「ゆのさぎJAPAN」のステージの最中。
花いろイメージソングの「柔らかな時間の中で」のコーラスが披露された時、「ゆのさぎJAPAN」の呼びかけで客席はスマホの光によるイルミネーションで包まれていました。
温泉街を巡行してきた神迎え行列、人波をかき分けて稲荷神社下に到着。
稲荷神社での神迎え神事の前に、ステージでは観光協会の山下会長と金沢市長の挨拶。
とくにこちらの金沢市長は、毎年恒例の「来年もぼんぼり祭りをやります宣言」で観客から市長コールが沸き起こるほどの人気者。
昨年あたりから、「花いろ」イベントではなく湯涌のリアルなお祭りとして歩むことを模索しているようですが、そこの辺りはうまくバランスを取って欲しいなと思っています。
そして、湯涌稲荷神社での神迎え神事。
稲荷神社の境内は狭いので、観客はステージ脇に設置されたスクリーンの映像でその様子を見守ります。
神事を終え扇階段を降りて来た 「小さな女の子の神様」。
神無月になると、のぞみ札を下げた"ぼんぼり"の光を道しるべとして、のぞみ札に書かれた皆の願いとともに出雲へ帰って行きます。
玉泉湖でのお炊き上げの儀を前に、神送り行列に続いて湖畔への登り坂を歩いて行きます。
今年は「ぼんぼり協賛」をしていたので、抽選で「入場整理券」が当たった昨年に続いて湖畔で直接見ることができました。
神主さんによる祝詞の奏上の後、お焚き上げの火が点されます。
のぞみ札に書かれた皆の願いが、出雲の八百万神の元へ届きますように…
夜の玉泉湖畔を散策した後、歩いて宿に戻ります。
湯涌の地の留まってぼんぼり祭りの気分に浸ったままになれるのは、やっぱりいいものです。
宿で夜の温泉を満喫して、2階にある「高尾」の間に常設されているのではと思しき「花咲くいろは」ギャラリーを覗いてみます。
新たにぼんぼり祭りの暖簾が下げられていた入口。
みんちの等身大POPは、去年と同じくここにいました。
歴代の「ぼんぼり祭り」ポスター。
第1回から第7回目となった今年まで、なんだかんだ言いつつも毎年欠かさず来てますね。
部屋でしばし談笑した後、力尽きて寝てしまいました。
この日は祭りの時間が押して、終わりが去年より30分ほど遅くなってたので、この時は既に深夜1時近くになっていたと思います。
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翌朝。秀峰閣から眺める朝の温泉街。
朝の温泉を堪能し朝ごはんを食べて一休みした後、お名残惜しいですが宿をチェックアウト。
true tearsアイちゃんのカカッシー号と、このたびお披露目となったなちさんの”凛々ビア”。
この日は、サクラクエスト関連のイベントとして「南砺市×間野山市」姉妹都市締結調印式も開催され、湯涌から南砺に向かう方も多かったようです。
本当はもう1日くらい北陸でゆっくりしたかったのですが、今年は日にちのやりくりの関係で休みが取れなかったので、ご挨拶してそのまま帰路に着きました。
半年前から心待ちにしていたぼんぼり祭りも、終わるのはあっという間。
来年もまた訪れることが出来ればと思っています。