今日は、自転車で町中散策。
近くの公園や、家の周りでは桜が咲き始めました。
・・・でも、桜を見る人は居ません。
町中をぶらついても、人の生活感がありません。
車は、チラホラ走ってます。
しかし、家から人が出て何かをしてたりってのは一切ありませんでした。
普段なら、庭弄りする年輩方、洗濯物をほしてる家、そういった普段は見られる生活風景がまったくありませんでした。
線路には、そこが駅でも無いのに電車が放置状態。
お店は、入り口や至る所が倒壊してるのに放置。
そう、いくら人が戻ってき始めてるといっても、やはり人は少ない。
ちょびっとずつ復興が進んでいるらしいけど、見て取れる様子はなく。
道路の真ん中を悠々自適にチャリンコで走れる。
この町は、こんなに寂しかったのだろうか・・・。
中学生くらいの、子を三人くらい見ました。
元気そうに、自転車を走らせていました。
でも、この町に娯楽はありません。
ゲームセンターも、本屋も、レンタルビデオ屋も、ゲームショップも開いてません。
それでも、彼等はここに居ます。
他の、避難所に行けば娯楽があるかもしれない、でも、そこに果たして自由はあるのか?そんな疑問を抱いてしまう。
大人ですら、ストレスを抱えてる現状で子供達は、きっともっとストレスを抱えてるのでは無いでしょうか。
先週、仙台に行ったとき、人の流れが多く悔しさを覚えました。
友人からは、福島の中通りは活気を取り戻しつつあると聞きました。
原発さえなければ――。そう、思わずには居られません。
自然は抗うことなく、今もここにあります。
鳥達が飛び回り、木々や花々は春の到来を喜んでいるかのように生き生きと太陽の光を浴びています。
桜は、もう直ぐ満開になるでしょう。
でも、それを見る人はここには居ません――――。
Posted at 2011/04/13 15:21:46 | |
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