最近流行り?のカメラについてです。
僕より断然詳しい方、興味ない方はスルーして下さいw
ミラーレス一眼や一眼レフがだいぶ普及している昨今、
手にしたものの、よく分からないからオートのまま撮っているなど、
そんな方も少なくないのかな!?と思います。
よく
”習うより慣れろ”とは言いますが、
慣れるためには、その前にある程度習う事は必要じゃないかと思います。
カメラに限った事じゃないですが・・・
で、具体的に何を習って、何を慣れるか?ですが、
習うのは”How”(カメラでどうやって撮るのか?)です。
撮り方さえ覚えてしまえば、
表現力と構図は本人の感性で楽しめればいいんじゃないかな!?と思います。
では早速本題です。
細かい機能はさておき、写真を撮る上で覚えておきたいのは、
”絞り””シャッタースピード””露出”の3つです。
この関係が理解できていれば、後は慣れるだけですw
この3つはそれぞれが因果関係を持っています。
ちょっと語弊はありますが、簡単に説明しますと
絞り(f値):時間あたりにカメラに取り込める光の量
シャッタースピード(SS):光を取り込む時間
露出:写真の明るさ
こんな感じです。
つまり露出は絞りとシャッタースピード(取り込んだ光の総量)で決まります。
以下の2つの写真をご覧下さい。
この写真は中央奥の雲に焦点を合わせて撮影した写真ですが、
この雲を適正露出(±0)になるように設定(f値:11、SS:1/160)しました。
次はこちらです。
比べてみてどうでしょう?
一枚目より明るく撮れていますよね!?
同じ中央奥の雲での露出をオーバ(+1)になるように撮りました。
この時”絞り”の設定は一枚目と同じ設定で撮っています。
となるとシャッタースピードをどうするか?ですが、
絞りが同じ=時間あたりの取り込む光の量が同じであれば、
シャッタースピードを遅くする(取り込む時間を多くする)事で、
写真は明るくなります。
と言う訳でこの時の設定はSS:1/80です。
もしもっと暗くしたいと言う事であれば、
その逆でシャッタースピードを速くすれば良いです。
なんとなく”絞り””シャッタースピード””露出”の三角関係は理解して戴けたでしょうか?
イメージ的に小学校の頃に習った、
”速さ””時間””距離”の関係みたいなものですw
それじゃ”絞り”を変えるとどうなるの?と言うのは、
これまた語弊はありますが、ボケさせたいかどうかを決める設定です。
以下3枚はテールランプが適正露出(±0)として、
絞りを開放から少しずつ絞っていった例です。
如何でしょうか?
1枚目は車のボディラインさえぼんやりとした感じが、
2枚目はだいぶハッキリしてきましたが、ドアミラーあたりはまだかすかにボケています。
3枚目はドアミラーまでハッキリしていますよね!?
それぞれ絞りの設定でf値が2.0、4.0、8.0になります。
と言う訳で上述の通り、
”絞り”の設定を変える事で、ボケ具合が変わります。
それらを理解した上で
”何を基準にどう撮るの?”と言う事ですが、
普段撮影する上では、
”絞り”(ボケ具合)を先に決めて、
”露出”に見合った”シャッタースピード”を決める
と言う順番でいいと思います。
一方で”露出に見合ったシャッタースピード”が難しいと言う事であれば、
それをカメラで合わせてくれるモードがあります。
これが”絞り優先モード”で、
絞りと露出を決めれば、自動的にシャッタースピードを決めてくれます。
それじゃ逆に
”シャッタースピードを先に決めるシーンは?”と言う事になりますが、
それは動的なものを撮影する時です。
動いているものを撮りたいのでシャッタースピードを速くする
逆に動いているものを動いている事が分かるように撮りたいので、
シャッタースピードを遅くする事があります。
前者は動き回る子供やペットなどの写真を撮りたい時に有効ですかね?
僕がシャッタースピードを優先して決める時は後者の撮影がメインです。
と言う訳で後者の例です。
シャッタースピードを遅くする事で、
滝の水が流れている状態を表現する事ができます。
シャッタースピードは2秒程度ですので、三脚を使って撮影しています
こちらは俗に言う流し撮りで、シャッタースピードを遅くしておき、
シャッターを開いている間、被写体を追いかける事で、
景色は流れて、車がブレずに撮影する事ができます。
こちらは1/50程度のシャッタースピードですので手持ちでの撮影です。
こんな感じで”絞り””シャッタースピード””露出”の関係、
またそれぞれの設定の仕方のイメージはご理解戴けたでしょうか?
一眼を手にしたものの、設定がよく分からないと言う方は、
まずはこれらの関係性を意識しながら撮影を楽しんで戴ければと思います。
※コンデジも中級機以上であれば、設定できますので同じ考え方でOKです
構図については人の作例を見て真似するもよし、
ひたすら自分で色々試してみてもよし、
とにかく引き出しを増やす事だと思います。
と言う訳で、
構図こそまさに
”How much”(どれだけ撮ったか)
な部分だと思います。
何を撮るか?にもよりますが、愛車撮影をメインにされていて、
かつ僕の構図の決め方に興味があると言う忌憚な方がいらっしゃいましたら、
それはそれで参考になるかどうかは別にしてアドバイスさせて戴きます。
これを機に、オート以外でも撮ってみようとか、
設定がよく分からないから・・・
と眠ったままになってしまったカメラを引っ張り出してみようと思えたなら幸いです。
Let's enjoy みんなのカメラライフw
Posted at 2013/09/01 19:31:18 | |
デジイチ | 日記