名古屋市電800型 Nゲージキット製作記 その1
投稿日 : 2016年01月23日
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2016年の「模型こと始め」
名古屋市電800型のNゲージキットの製作にとりかかりました。
キットのほかに、屋根上に装着するZパンタのキット、そして、トミーテック製の鉄道コレクション用動力ユニットを用意しました。
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車両キットはメディアリンクス(マスターピース)社製。
1400型、2000型、800型を80分の1縮尺で製品化していることもあり、縮尺の差こそあれ、既成のキットと同様のパーツ構成となっています。
側板は、折り曲げ済みの外板パーツに窓桟表現も兼ねた内板パーツを貼り合わせて組み立てますが、外板パーツは本当にペラペラで扱いには気を遣っても遣い過ぎることはないほどです。
前面のロストパーツもバリが多く、キッチリ修正する必要がありそうですね~。
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こちらは実車。
昭和31年に先行試作車2両、33年に量産車10両、計12両が日本車輌にて落成しました。
車体はバスに準じたモノコック構造を採用し軽量化を徹底。
駆動装置は、床下中央に吊り下げたトロリーバス用のモーターからユニバーサルジョイントを介して台車外軸を駆動する「乗り越しカルダン」方式を採用。
バスと鉄道模型がコラボしたと言っても過言ではないほど野心あふれるコンセプトで、NSL型(Nipponsharyo Simple Lightweight)、また、軽量経済電車とも呼ばれていました。
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しかし、軽量車体や特殊な駆動装置に起因するトラブルも多かったため稼働率はあまり良くなく、昭和41年にワンマン改造されたものの、昭和44年2月、港車庫の閉所と共に全車が廃車に。
廃車後は愛知県水産課が全車買い取り、電車漁礁として愛知県渥美半島赤羽根沖の海中に沈められてしまいました。
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さて、本題に戻します。
こちらはキットの組立説明書です。
説明書を読む限り簡単に組み立てられそうな印象も受けますが、前述のとおりのパーツ構成ですから、丁寧な下準備を行いながらハンダ付け工作にて組み立てるのが良さそうです。
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前面のロストパーツです。
表面のざらつきも気になりますが、それ以上に気になったのは前面窓の桟。
何とかしてもう少しすっきり仕上げたいなぁと思う気持ちやまやまですが、後で修正することにします。
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まずはステンレスブラシで表面を磨いて付着したロウ(ワックス)を落とします。
これだけでもピカピカになりますが、180番手のサンドペーパーでも同様に磨いて、表面のざらつきも除去しておきます。
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側面も同様に磨いておきます。
屋根まわりから裾部まではハンダ付けの「のりしろ」になる部分ですから、磨き込みとバリ取りは念入りに行っておく必要がありました。
その2につづく。
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