2011年12月20日
皆さん大変ご無沙汰しております。
朝鮮半島では、歴史が動きました・・・ね。
さて、私事ですが、この所、ホントにいろんなことがありまして・・・仕事も忙しいし、
ちょっとみんカラに手が回らなかったんですが、ちょっと落ち着いたので(^^)
・・ネタは色々あるのですが、まずはコレを。。
私の母の事なんですが先日、股関節の人口骨董手術を70歳の高齢で受けました。
足が不自由で、歩行もまま成らない状態で伏せがちだったのですが、
良い病院を見つけ、ドクターも太鼓判を押してくださったので思い切りました。
手術は成功。
家族みんながホッとしていたんですが、術後3日目位に異変が・・・・。
話が噛み合わない・・・
訳が分からないことを言う・・・・
目はうつろ。。表情もない。。
夜には暴れ、病院を出ようとする。。
悪夢・・・・これは・・・まるで痴呆の様・・・・
いったい何が母に起こったのか・・・・
精神科のドクターと面談すると、「術後せん妄」と言われました。
術後せん妄???なんだそれは?治るのか??
かなり、乱れてしまいました。。適切な対応をし経過を見るしかないという説明。
調べに調べました。ドクターは、一週間ほどで回復するはずと・・・・。
ですが、症状と直接向き合う私たちには、とても、前向きな気持ちになれません。
家族みんなが塞ぎ込んでしまいました。。。
あ・・・何故、手術を受けさせてしまったんだろう・・・
その日から、仕事の合間に見舞う日々。。良くならない・・・本当に治るのか。。
そして・・・・術後約一週間が経過した昨日18日。
私より先に見舞いに訪れていた弟から電話が・・・
「おい!兄貴!お袋が治ってるよ!!!!!」
半泣きの弟の話を聞き、母のもとにすっ飛んで行きました。
!!!・・・・ホントに驚きました。
ベッドに座って食事中の母の表情は笑顔に溢れているではありませんか!
「おい!お袋!大丈夫なのか??」
「もとに戻ったのかーーーっ!?」
母は、「私はまともよ」「何大声出してるの~」
「私、プリンが食べたい!買ってきて!」と。
熱いものが湧き上がってきて、私は自身の記憶の中でも初めて
お袋を抱きしめてしまいました。。。
ホントにホントに良かった。嘘のようにいつものように饒舌な母。
入院前と全く変わらない母がそこにはいました。
あれほど、口喧しい母の話が、これほど楽しく思えたのも、また初めてでした。
さあ、これからは長いリハビリだけどさ、
助けてやるから、一緒に頑張って、早く良くなろうな。お袋!
・・・今年もあと10日ほど。
この時期に、一瞬の地獄と大いなる喜びを味わった私。
良い経験でした(^^)
そして、親の有難さと尊さを改めて知ったのでした。
ところで、この「術後せん妄」という急性の精神疾患。
高齢者に多く、患者20パーセント程に起きるようです。
全身麻酔のオペ前には是非、心得、備えてください。
可逆性で必ず治るそうですが、知らないと私のようにパニクリます(^^;
皆さんにも大切な家族がいらっしゃることでしょう。
私の経験が何か、皆さんのお役に立てればと。
そして、親は大切に!(^^) ではまた!
Posted at 2011/12/20 00:17:49 | |
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