ウエストゲートの改造

先日ブースト圧の安定化を狙ってウエストゲートスプリングの交換を行いましたが、改悪になってしまったので、対策を施しました。

＜実施した内容＞
　①吸気の弱負圧導入による バルブリフトの量アップ
　②ガスケット追加による バルブリフトの量アップ
　③ポートの段差修正とバルブ外径部の削除に よる圧力損失の低減
　※詳細は画像をご覧下さい。

元々はウエストゲートスプリングを弱くする事により、ブースト圧に対するゲートバルブのリフト量をアップする事が狙いでしたが、改めて点検してみると元のバネ（公称開弁圧1.2K）に対して、柔らかい方のバネ（公称開弁圧0.9K）の方が僅かに外径が大きく、圧縮される際にカップ状のスプリングホルダ（図示）と強く擦れてスムーズにストロークしない事が判明しました。
先日はタービンのEXハウジングも同時変更したので、以前よりも安定性が悪くなったのはタービン側の影響かと思っていましたが、どうもスプリングのストロークがスムーズに出来なかった事が主因の様な気がします。
今回は元のバネに戻し、更に上記の対策①～③を織り込みました。

画像は改造を終えて車輌に取り付ける前の状態です。

＜さて、結果は如何に？＞
今日はマフラーのサイレンサーを付けた状態で試走して見ました。
設定ブースト1.6Kの状態で4速8000ｒｐｍまで確認しましたが、ブーストのせり上がりは解消されました。むしろ7000ｒｐｍを超えた辺りから8000ｒｐｍの間でブースト圧が0.05Kほど低下していましたので、恐らくサイレンサーを外してもブーストのせり上がりは無いと予想されます。
めでたし、めでたし、でした　イエイ～♪ （★＾▽＾）V