去る12月23日から26日まで雪景色の東北に出かけてまいりました。
目的は、乗りつぶしに王手がかかり、今年3月に強風で運転見合わせになってしまい、それぞれの始発駅で涙をのんだJR五能線&大湊線にリベンジするためです。
まず会社を定時ダッシュで出て自宅でシャワーを浴びて、飛び乗った新幹線N700系で運行ののぞみ号、これの乗り心地の良さに感心しました。その車内で夕食の八丁味噌に浸けられた味噌カツと海老フライのお弁当を食べて間もなく・・・足元を見て、コンセントがあるではありませんか。便利なPC用のコンセントがあるのを思い出した竜星railは、塗装の禿げかかったボロいマイ携帯を充電いたしました。
そしてのぞみ号で東京駅から赤羽駅まで京浜東北線と高崎線の電車で移動して、赤羽駅から高崎駅までは特急あかぎ号に飛び乗りました。これは後に乗る寝台特急「あけぼの号」の切符を高崎駅から買ってしまい(最初はその予定だったので)、変更するのも追加料金が必要で、「たまには赤羽駅からでもいいから、地元の特急にも乗ってみよう」という思いつきでこのような行程となりました。
そして、高崎駅からは秋田県の東能代駅までは寝台特急あけぼの号のB寝台車・・・ならぬ似て非なるもの、「ゴロンとシート」車で横になって移動です。これは寝台料金が不要な「普通車の指定席」の扱いではあるものの、B寝台車からシーツや浴衣や枕や毛布やスリッパの無いだけで、その他はまるっと寝台車と一緒ですので大変お得な車両です。車内はほぼ満員なくらいお客さんが乗っていました。
上野駅から深夜の長岡駅までは坂に強い「EF64型電気機関車」が、長岡駅から青森駅までは架線が交流電気でも直流電気でも走行可能な「EF81型電気機関車」がこのあけぼの号を牽引して運行されます。
東能代駅であけぼの号から下車してすぐに、五能線の普通列車に乗って青森県の川部駅まで乗りとおします。能代はバスケットボールで有名な所で、その先は冬の日本海と雪原が広がる景色が広がります。
五能線の途中の五所川原駅では津軽鉄道のストーブ列車に乗るために途中下車をいたしました。
このストーブ列車では、暖房設備として車内にストーブのある旧型客車の車内で車内販売が行われ、りんご餡入りのドラ焼きとスルメを購入し、スルメは車内のスタッフの方にストーブで炙ってもらいました。
車内といい、金木駅のタブレットといい、全く国鉄の現役当時な情景です。
本当はワンマン運転のディーゼルカーと客車の前に、ディーゼル機関車が連結されるのですが、老朽化が著しいので時々メンテナンスのために運休し、ワンマン運転のディーゼルカーだけに牽引させる事があるようです。
五能線を踏破した後は青森駅近くの食堂でウニホタテ丼とあら粕汁のセットを夕食とし、青森駅近くのホテルに泊まり、翌朝一番の特急つがるで野辺地(のへじ)駅に移動、そこから最後の未乗車JR線の大湊線に乗りました。こちらは下北半島の朝焼けの中の雪の海あり山あり平原ありの景色を見つつ、終点の大湊への旅をし、JR全線踏破を達成いたしました。
大湊駅からは、そのままひたすら普通電車と快速電車オンリーの旅ですが、東北本線は八戸から盛岡までは途切れており、間に第3セクターの「青い森鉄道といわて銀河鉄道」が運行されていますが、そちらの運賃が3000円弱と新幹線と大差がないので、東北新幹線「はやて号」でワープいたしました。
その車内でご覧の駅弁を食べ、盛岡駅でははやて号と秋田から来た秋田新幹線「こまち号」との併結作業を見て新幹線ホームを後にしました。
盛岡駅で、立ち食いそば屋さんで盛岡名物「はやて冷麺」を食し、あとはそのまま岩手宮城福島栃木茨城埼玉東京とひたすら普通(快速)電車の旅です。
途中の福島県の郡山から乗った「719系」電車、窓が風でガタガタ、しかも風が吹き込んでくるのでポケットティッシュを建てつけの悪さから来る隙間に突っ込んでそのまま乗っていました。
宇都宮駅の構内のコンビニでは、栃木県でしか売っていない「レモン牛乳」を買い、飲みながら上野駅を目指しました。
そして、東京駅ではいつもの定番の「臨時快速ムーンライトながら」で帰途につきました。
Posted at 2009/12/31 00:37:46 | |
トラックバック(0) |
鉄道旅行 | 日記