銀 ~SilverBullet~ 弾のブログ一覧

夏祭りが一段落ついたあたりから狂い始めていた。
いや、逆にタイヤのグリップダウンによってやっと本来の状態が見えてきたと言うべきか。


タイヤの摩耗度よりも極端にリアのトラクションが、そしてフロントの反応が落ちてきている。


まともに走れるようになるまで敢えて触らなかった減衰調整を行ない・・・
さらに今回はバネレートを前オーナーが乗っていた頃のレートに戻してみた。

悪くない気はするが、かといって即座にOKな感じでも無い。
まずはこのバネレートを基本にトライ＆エラーを繰り返していくしかない。


正解が無いモノなので、頼るべきは自分の感覚なのだけれど・・・
それが一番、自信が無い(-_-;)

心の中では


参加者多数で届かなかったらいいな・・・


と弱気だったのですが、届きました。



『DIREZZA CHALLENGE 2013』



参加申込確認書だそうです。
なんでも27日までに参加費を振り込む事によって「参加キット」なる正式な書類が送られてくるそうで。

そうか！振り込まなければまだ間に合う・・・

とはさすがに思わずに、覚悟を決めようかと。
本当なら7月に行ったタカタサーキット（エリアカップ）の結果で参加するかどうかを決めようと思ってたんですが、雨。

多分、私くらいじゃないかな・・・
S2ではドライで走った事が無かったり、タイヤが中古の2～3分山だったりするのは。
周りは多分、超本気の人ばかりだろうから、気おくれ感が半端ない。

ただ、コレも何かの縁？だと割り切って、ぶっつけ本番を楽しもう・・・

楽しめるのか？((+_+))

タイヤの溝はまだある。
他の車の挙動を見れば路面の影響では無い。
路面温度上昇に伴うタイヤの熱ダレからでも無い。

自分のS2だけ、トラクションが掛からない。


愛機S2000に乗り始め、いろいろなトラブルを抱えた事もあり、まずは現状把握を第一に考えてきた。
そろそろ次のステージへ。


祭りを終えたホームコースで単独走行を繰り返す。
倒すべきライバルでもあり、愛機S2のサポーターでもあるALTEX氏にアドバイスを受けながら。
まずは出来る範囲の減衰調整を。

S2を自分に寄せていく作業なのだけど、とりあえずの第一歩。


方向性を確定し、その体感の正しさを確認するためにタイム計測を行う。
とりあえず数週間前に計ったタイムを0.4秒短縮。
昨夜の祭りのペースからすれば、さらに縮まってる気がする。

今日のタイムが次のターゲットタイム。
一歩づつ、縮めていこう。

何かのバランスが狂ったのか。
先々週から少しづつ、リアのトラクションの掛かりが薄く感じ始めた。

まだ先週までは、ギリギリのラインでコントロールできていたのだが・・・


慣熟走行で感じた違和感は、2名乗車のその数十キロのバラスト増で簡単に制御範囲を超えていく。
S2に乗って初めて　ヤベーなこりゃぁ　と感じてバトルを降りるほどに。


1名乗車でも集中力をMAXで保たねば、アクセルの踏力にリアのトラクションが敏感に反応するのを抑えきれない。
目の前を逃げるチャンピオンシップホワイトのS2が何事も無いかのように立ち上がっていく。
それを追う自分だけが、ギリギリのタイトロープの上を渡らされている感覚だった。


心を擦り減らし、ジョーのように青コーナーで灰になってると、死者に鞭打つように4スロワイドのS2が走ろうという。


もうこれ以上は集中力が続かない。


そんな弱音は吐けない。
しかし願いむなしく、逃げる4スロワイドとチャンピオンシップホワイトに苦渋を味あわせられる結果に。
口から魂が半分出かかってたけど、悔しさ半分。


そうでなければ面白くない。
S2に乗り換えたのはこの感覚を味わうためでもある。


まだまだ夏は終わらせない。

いろいろな不具合に見舞われていた我が愛機もやっと完全体に。
それに呼応するかのように、4スロ化したS2の某氏も多忙の中を参戦。

長くホームを孤軍奮闘で守ってくれていた若きエースのS2も加わり、ホームに巣食うS2の三つ巴バトルへ。

2.0リッター・2.0リッター（4スロ）・2.2リッターと、三者三様のS2。
ワンミスが命取りとなるギリギリのバトルに思わず笑みが出てくる。


ホームコースの一番時計（NA）を持つ白いS2の復活も間近で、これからは四つ巴の削り合いになるのも必至だ。


バトルはさらに、カプチーノ・Z34・ワイドボディーの4スロS2などが入り混じり、祭り状態へ突入。
先頭に立てば必死で逃げるのみだが、後続に回れば最高のポジションで観戦できる。


祭りはまだまだ、始まったばかりだ。