この記事は、
グランツーリスモ5×レッドブル=X1プロトタイプ…実車出現について書いています。
↑さて、この記事の元ネタは、
グランツーリスモ・ドットコムの記事の話なんですけど、さてさて、皆さんは、どのように感じました?
このクルマ、どちらかというと、ワタクシのような古い世代の方が、「ああ、何だか懐かしいものくっつけているなあ~」と感じるかもしれません。
デザインは新しいので、何だか古くて新しいクルマという感じというところでしょうか?
このクルマ。
あのエイドリアン・ニューウェイがデザインに協力したとの事ですが、実際には、ほとんどをニューウェイがデザインしたのだろう、と思います。
この方がデザインしたレッド・ブルが、今年のF1チャンピオン・カーになったのはご存知の通り。
ワタクシたちの世代では、この方は、ヒーロー的なデザイナー最後の一人と感じていると思います。
今年、チャンピオンが取れたのは、レギュレーション変更によって、80年代や90年代のように、制約が多いからこそデザイナーの個性とチームの研究が大切で、コンピューターによるシミュレーションや空洞実験だけでは最高のマシンが作れることができなかった、あの時代に逆戻りしているように思えてならないんですけど…この時代を知らない世代から見ると、時代遅れのデザイナーに感じている若い人は、きっと多いでしょうね。
それにしても。
今は、F1で禁止されてしまったものを一杯投入していますね。
今ではインディカーだけになってしまったエアロダイナミクスをふんだんに、それも、禁止全てを取っ払った形で実現しています。
まず、ウイング・カーの要素は、現在のF1どまりで、かつてのチャンプカーや現在のインディ・カーのようなものではないようです。
しかし、いわゆるベンチュリー・カーの要素は、禁止されてしまったものを含めて全て投入していますね。
昔は、今ほどタイヤの信頼性がなかったし、車体剛性もたいしたことが無かったため、効果的と分かっていても、結果的に「空飛んでしまうクルマ」になってしまったものは、実際数多かったんですよね。直進しているのに木の葉のようにめくれ上がって飛んでいったクルマのように、空飛ぶクルマは、数は多くなかったとは思いますが、印象深いものが幾つかあったものです。
そんな中でも、空は飛ばなかったし効果的と分かっていながら使うことが禁止されてしまったのが、今回投入されているファンカー。
何しろ40年近く前から存在していた技術で、F1でも投入された(ブラバム)んですけど、結局、他のチームから(思いつかなかった嫉妬からか?)異論が噴出して禁止されてしまった…という記憶が(汗)。
まだパイプ・フレームの時代でしたね。
…そういえば、このクルマも、今は引退してしまった、ゴードン・マレーのデザインだったなあ。ニューウェイ程ではなかったけれと、デザイナーとしては一時代を築いた人でした。
その他にも、ベンチュリー機構もここまでか!と思えるほど付けられているし…
では、エンジンは?
これについては、V6・3リッター・直噴ツインターボ・1500馬力、というディメンションのみで、詳細は明らかにされていませんね。
…当たり前か。
実際走行させるには、とんでもない金がかかるエンジンだもんなあ。
さてさて、この1500馬力と聞いて、若い世代は「スゲェ!ハンパネェ!」となるところでしょうけれど、ワタクシたちの世代は、「あれれ、思ったよりも大した事ないのねぇ~」という感じ。
F1のホンダのターボ・エンジンなど、1500ccV6ながら、本戦1000馬力、予選では1500馬力とも言われていて、ストレートで勝負が終わっていたものでした。
※ちなみに、ターボエンジンではあるが、エンジン・メーカーが寄ってたかってターボエンジンを禁止させた理由の一つに、燃費問題があったと言われる。ホンダを規制するために燃料補給を禁止したりしたが、かえって他のエンジンの方が競争力がなくなってしまった(タービンが溶けたとかガス欠でストップとか)。
では、今回のディメンションは?
何ゆえ、3リッターなのにV6??何ゆえV8じゃないの?←長さを含めたコンパクトさ、重量配分などが強く影響しているのでしょうか。
たったの1500馬力??←十分だから、これは別にええけど?まあ、これ以上だと現代のタイヤも、F1サイズを超えて昔のサイズになってしまうから、間違いなく空力面でも路面との抵抗面でも最速って訳にはいかないと判断したのでしょうか。それに、ドライバビリティという点も、あの頃のホンダの時代とは違い、重要視されているから、わざわざ3リッターにしているんだろうなあ。ちなみに、ターボエンジンは、どらかというとロング・ストロークの方が成功しているエンジンが多い傾向がある。もしかすると、そういう事も関係しているのかな?
さてさて。
モック・アップだけじゃ~もう誰も満足しないぜ!!
作って頂戴な~…って、いったい誰が走らせるのかな??(汗)
さてさて。
ゲームをしなくなってもう10年以上経ちますが、今回は大人買いでもしてみようかな??と一瞬思いました。
でも、今はどうかな…
シルビアに投入すれば、よりまた面白いクルマになっていくだろうから、ちょっと優先順位が下がるかなあ…
初回限定生産版だけ購入しておく、というところで妥協しそうです。
Posted at 2010/11/28 11:06:37 | |
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