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2017年02月20日 イイね!
こんにちは。

下記の記事を読んだので、先ずは転載から。



日本は、金持ちの国なのか?

塚崎公義 (久留米大学商学部教授)


「日本は金持ち国だから」と言われることもありますが、
「日本政府は借金漬けで破産しそうだ」とも言われます。
果たして日本は金持ちなのでしょうか、違うのでしょうか。
今回は、この問題について考えてみましょう。


金持ちって、どんな人?

 日常会話で、「あの人は金持ちだ」という時、どんな人をイメージするでしょうか?
 失業者だけれど親からの遺産で優雅に暮らしている人でしょうか?
 年収3000万円の外資系金融マンだけれども、金遣いが荒くて貯金がゼロの人でしょうか?
 年収400万円だけれども毎年150万円で生活し、40年間で1億円を貯めた人でしょうか?

 国の場合、遺産を相続することはありませんが、たとえばアラブの産油国は石油を
掘れば豊かに暮らせるので、遺産を相続した人のようなものでしょう。
残念ながら、日本は天然資源に恵まれていませんので、必死に働くことになります。


生活水準を見るには、一人当たりGDPを他国と比較

 日本人(厳密には日本にいる人や企業)が働いてどれくらい稼いだのかを見るのは、
GDP統計です。
どれだけの財やサービスが産み出されたのか、という統計なので、日本人がどれだけ
稼いだのかがわかります。
産み出されたものは、大体が国内で消費されますから、これが日本人の生活水準を
表すと考えても良いでしょう。
輸出と輸入がありますので、作ったものをそのまま使っているわけではありませんが、
輸出入が概ね同額ですから、「作ったものと同じ価値のものを使っている」
と言って良いでしょう。

 日本の一人当たりGDPは、かつては世界最高水準に近い水準でした。
バブル崩壊後にゼロ成長が続いていた間に、多くの国に抜かれてしまいましたが、
今でも世界平均と比べれば遥かに高い水準となっています。
「日本は先進国だから豊かに暮らしている」ということは今でも変わりありません。

 ちなみに、GDPを他国と比較する際に気をつけるべきことは、一人当たりで比べる
ということです。
中国のGDPは日本より大きいですが、人口が遥かに多いので、一人当たりで比べれば
日本の方が遥かに豊かに暮らしていることがわかります。

 今ひとつ、為替レートの影響も考慮する必要があります。
為替レートが割高な国は、日本と同じ生活水準でもGDPが大きくなります。
その分物価も高いので、実体としては豊かではないのですが、統計を見ると豊かに
暮らしているように見えるので、注意が必要です。
反対に、途上国は一般に為替レートが割安なことが多いので、途上国の人が
「1日1ドルで暮らしている」と聞いても、驚くことはありません。
そうした国では、物価も安いからです。単純化すれば、「1人が1日1ドルで暮らしている
ということは、人を1人雇うのに1ドル払えば良いのだから、物が安く作れるはずだ」
ということになるわけです。

 国連などでは、こうした為替レートの問題を緩和するため、
      「各国の物価水準が等しくなるための為替レート」
を発表し、これを用いて各国の生活水準を比較しています。
それによると、既に中国のGDPは米国を抜いています。
もっとも、中国の方が米国よりも遥かに人口が多いので、一人当たりGDPでは中国の方が
圧倒的に少ないわけで、中国人が米国人より豊かに暮らしているということでは
決してありませんが。


貯金があるか否かを示す「対外純資産」は日本が世界一

 「家計に貯金があるか否か」と似た概念としては、対外純資産が挙げられます。
毎年の経常収支黒字が海外への貸出として積み上がって来たことから、日本は対外純資産
が世界一の大きさになっています。

 その意味では、日本は世界一の金持ちだと言えないことはありません。
勤勉に働いて倹約に勤めて来た結果、貯金が貯まった、というわけですから、他人から
羨ましく思われたり妬まれたりする筋のものではありません。

 「そんなにガツガツ働いて、楽しいことも我慢して、金だけ貯めて、人生楽しいか?」
と聞かれてどう答えるかは、人それぞれですが、海外からそう見られている可能性は
高いかも知れませんね。

 余談ですが、米国は日本より一人あたりGDPが大きいので、日本人より「稼いでいる」
わけですが、それでは飽き足らずに日本などから巨額の借金をして優雅に暮らしています。
米国が破産するとは誰も思っていませんから、皆が安心して金を貸していますが、
実は米国は超借金漬けなのです。


日本政府は赤字で巨額の借金があるが……

 日本政府は、赤字です。
巨額の借金を抱えて、将来は破産するかも知れないと心配している人が大勢います。
それと「日本人は金持ちだ」ということと、どういう関係にあるのでしょうか。
それは、日本の民間部門が金持ちで、政府に金を貸していて、余った分を海外に貸している、
ということなのです。

 「我々が毎年、給料の中から貯金をして老後に備えている。
その貯金が銀行から政府に貸し出されているが、銀行に集まる貯金は
政府が借りたい額よりも多いので、銀行が海外の銀行や政府に余った
分の金を貸している」

といったイメージです。

 銀行が毎年海外に貸しているので、海外に対する貸出残高が積み上がっています。
これが上記の対外純資産です。銀行が政府に毎年貸している金額が政府の財政赤字で、
毎年の貸出額が積み上がった金額が政府の借金総額となります。

 イメージは以上なのですが、正確に言えば、少し違います。
現役世代の家計は老後に備えて貯金をしていますが、高齢者世帯は貯金を取り崩して
生活しているので、家計部門全体としては、毎年貯金が増えているというわけでは
ありません。
一方で、企業は、利益が出ても設備投資をせずに銀行への借金返済を優先している
ので、銀行には企業から戻って来た金が貯まっています。
それを政府に貸したり外国に貸したりしているわけです。

 日本企業が、もっと積極的に設備投資をして、新しい工場などを建ててくれれば、
日本経済が元気になるのに、残念なことです。
一方で、日本企業が設備投資を頑張ると、銀行に返す金がなくなり、銀行が海外に貸す金
がなくなりますが、そんなことよりも日本経済が元気になってくれることの方が重要です。

その意味では、対外純資産が大きいということは、あまり喜べることではなさそうですね。




転載おしまい




転載記事は、知ってる方からすれば「何をいまさら」なのでしょうけど、これだけ明確に
誰が読んでも理解しやすい書き方は他に無い気がしたので、ご紹介させて頂きました。

そういう意味で、知ってる方もおさらいという意味で、知らない方向けに上記の様な
説明をされて、マスコミに踊らされ不安がっている方へ教えてあげて下さいませ。

尚、一番大事な事を記載しているので私からも繰り返しますが、設備投資へ企業が
回せる様な対策を講じてもらいたいと願います。

また、設備投資した分のお金はもっと税金を大幅に優遇するとか、設備投資しないと
損だ位にすべきです。

なかなか、難しい様に考える人も居るでしょうがお金を回さないと景気は良くならない
なんて、もう誰でも知っている話ですから足の引っ張り合いではなく、政治家の皆さまも
協力しあって景気が良くなる方向へ持って行って頂きたいですね。

なんだか知りませんが金曜日を早く終わらせるだとか、妙な方法ではなくて企業の方々が
設備投資をしたくなる様な仕組みをお願い致します。
Posted at 2017/02/20 13:18:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2017年02月17日 イイね!
こんにちは。

先ずは、全文転載しますのでお読み頂いてから私見をば。






全国のコンビニや眼鏡屋で万引き犯人が店頭で「さらし者」になって、新聞が
騒いでます。ワイドショーでもやってるらしいですから、「新聞が」というの
は間違いですね。「一部のマスコミ」が騒いでますってのが正しい表現でしょ
うか。

論調としては圧倒的に、「店が勝手に万引き犯の顔を公開するのはケシカラン!」
となっています。理由は「プライバシーの侵害」だったり「名誉棄損のおそれ」
だったり「冤罪の可能性」だったりと、バリエーションは数多ありますが、私
はこれらの主張にものすごい違和感を感じるんです。新聞紙面の「識者の声」
は殆どがこの路線上の発言で、これらを読んでいると、「俺の考えは特殊なの
かしら」と思ってしまいそうです。メルマガ読者の皆さんはどうでしょうか?
アンケート取りたいですね。

私、最近ちょっと変わった経験をしました。先日某所の家電量販店ビルの中の
ホールでシンポジウムの司会をしたんですが、その時、業務用エレベーターを
使ったんです。そしたら、エレベーターの内壁一面に、最近店で万引きをした
人物の監視カメラの映像が貼り出され、従業員に警戒を求めていました。写真
には、人相風体、推定年齢、被害品の詳細、手口等が事細かに添えられていま
す。この写真で犯人の姿を覚えて、同一人物が再犯に及ぶ前に捕まえる事なん
て出来るのかしらって思ったんですが、もしかすると、「これだけ日常的に店
の商品が狙われている」ってことを従業員に徹底することに意味があるのかも
知れません。業務用のエレベーターってかなり大きいですが、その壁一面です
からちょっと「壮観」でした。如何に商店が万引きに悩んでいるか分かります。

例の「識者」が言うように、「犯人逮捕は警察に任せろ」というのは間違いじゃ
ないでしょうが、実際には高額な宝石、貴金属が盗まれたような場合は別にし
て、メガネとかペンくらいじゃ、警察も本気で捜査してくれず、結局小売店は
泣き寝入りってことになってしまいます。そんな現実を無視する「識者」の声
には、商店主の皆さんは腹を立ててると思いますよ。また地方の小さな本屋さ
んの中には、店をたたむ原因が「万引き」って話はよく聞きます。一日の売り
上げの少ない個人の本屋さんで高額な本が数冊万引きされたら、それだけで一
日の利益が吹っ飛びます。それでなくてもネットの本屋に押されて地方の小さ
な書店は経営が苦しいのに、それに加えて万引き被害に悩み、確実に万引きさ
れたシーンを防犯カメラがとらえているのに、その映像を公開したら書店が批
判の対象になって追い込まれるっておかしいでしょう。そもそも万引きってい
う言葉が、窃盗という重大犯罪をカムフラージュする役割を果たしてますよね。
本の窃盗は書店を潰します。結果、書店の無い地方の町が結構増えてるんです。
書店の万引きは、単なる窃盗にとどまらず、町の文化の破壊者でもあります。
重大犯罪です。それなのに、警察も相手にしてくれず、自分で犯人を捜すこと
も、犯人の顔を公開することで犯行を抑止することも認められないなんてこと
でいいんでしょうか?

ここで基礎知識です。訳の分からない事を主張する人は、「万引き犯を個人で
公開すると名誉棄損だ」って言います。これ法的に完全に間違いです。刑法で
名誉棄損が成立する要件はしっかりと定められていて、これが民事上の名誉棄
損の成立にもリンクしています。意外なことに「公然と事実を摘示し、人の名
誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず(刑法第230条)」名誉棄
損となります。これだけ読むと「万引き犯に対して、『万引き犯!』って言う
と名誉棄損になってしまいます。これではマズいので、それを伝える事が「公
益を図る」ことにあり、「真実であることの証明」があった場合には、名誉棄
損にはなりません(刑法第230条の2)。マスコミの犯罪報道が一般に名誉
棄損にならないのは、この条文によります。

さてここで問題になるのは、「公益」とは何か?って話です。例えばベッキー
の不倫話を伝えるのに「公益」性があるかは実は微妙です。ベッキーが訴えて
いないので議論になってないだけで、ベッキーや「ゲス」が文春を訴えたら、
裁判所の判断は微妙だと思いますよ。だって不倫は日本では犯罪じゃないです
からね。

伝えられた事実が真実だとして、その事実が犯罪かどうかは名誉棄損が成立す
るかどうかという点でとても大切です。なぜなら刑法230条の2、第2項に
こうあるからです。

「公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害
に関する事実とみなす」

制定当時この条文が想定していたのは、ある事件に関して「公訴が提起される」、
つまり裁判が始まって以降は「悪を裁く」役割は裁判所に移るけれど、それま
では市民に対して「悪」を暴くことを奨励するって事だったんだろうと思いま
す。とにかく、現行刑法上、公訴の提起(起訴)されてない犯罪、恐らくその
意味するところは「官憲が気が付いていない犯罪行為」を市民やマスコミが暴
くのは、それ自体が「公益」だと日本の刑法は規定しているんです。商店主が
万引き犯の写真を公開する行為は正に、この条文が想定してる事態です。こう
して刑法の名誉棄損の要件を精査すると、コンビニ店主が「窃盗犯と信じるに
足る証拠のある人物」について、顔写真を公開することに違法性は全くありま
せん。

一方で私は軽微な犯罪について、例えば明らかに犯人が年少少年等の場合等、
ネットで誰でも映像を拡散出来てその情報が永遠にデジタルデータとして残る
時代に、「積極的に容疑者の写真を公開しろ!」と主張するつもりは毛頭あり
ません。しかし明らかな成人が高額商品を窃盗したようなケースで、なおかつ
警察が親身に動いてくれないような場合に、商店主が覚悟を持って犯人の顔を
公開することは正に「公益」に資する行為で、批判されるべきでないと考えま
す。実際メガネ屋で高額商品を盗んだ男は、他店で同様の窃盗をして逮捕され
てますから、逮捕されてない窃盗犯の顔を示すのは、絶対に公益に適います。

それともう一つ、一部のマスコミが「商店が勝手に犯人の顔をさらしてはいけ
ない」と声高に主張することに、ものすごい違和感を感じるんです。そんなこ
とを言い始めたら犯罪報道なんか出来ません。なぜマスコミが犯人の顔を公開
することは良くて、被害者が犯人捜しのために顔を公開するのはいけないのか、
論理的に説明できる人はいないでしょう。特に問題なのは、刑法230条の2
第二項の趣旨からいっても、あるいは民主主義社会におけるマスコミの役割か
らみても、警察が捜査に着手する前の犯罪行為を取材して報道することには重
大な社会的意味があります。ところがいわゆる「大マスコミ」は、かつて「人
権屋」弁護士などから大量の名誉棄損訴訟を起こされた経験などから、近年ほ
とんどのケースで警察が逮捕権を行使する前の犯罪について、容疑者の顔や名
前を報じません。判例上、警察が逮捕して名前を公表した場合の犯罪報道につ
いては名誉棄損で敗けたことが無いために、マスコミはそうしてるんですね。

正直思います。いつから日本の「大マスコミ」は、警察の広報機関になったん
だって。例えばチリ人の容疑者の扱いが問題になっている、日本人留学生がフ
ランスで行方不明になっている事件について、フランスのマスコミはフランス
当局が容疑者の氏名を明らかにする前に顔写真付きの実名報道に踏み切りまし
た。日本のメディアは、フランスのメディアが実名報道するまで匿名報道を続
け、フランスで実名報道が始まった事を受けてようやく容疑者の顔と名前を報
道し始めました。日本の「大マスコミ」は犯罪報道の本質が分かってないか、
あるいは社会的責任を放棄しているとしか思えません。メディアに期待される
役割の一つには、警察が気付いていない犯罪、あるいは気が付いても警察権力
が隠そうとする権力者の犯罪等を暴くことがあるんですが、日本のメディアは
その責任を完全に放棄しているようです。

その点では「糞文春」等の雑誌社系週刊誌はよくやっていますよね。ベッキー
不倫のように「どう考えても公益性はないだろう」ってことや、誇張、嘘も多
いですけどね。





転載おしまい





最初に感じたのは、そのマスコミで飯食ってるのになぁ(苦笑)という事と、
やはり感情的な見方がベースなんだなと感じました。

ただ、指摘している通り加害者側に慮って被害者が泣き寝入りって
おかしいですよね。

なので、公的にはアレですけど個人的には微罪であろうが何だろうが
盗人の顔を晒すのって別にイイと思いますし、他の犯人に対する抑止力に
なれば尚効果的だと思うので、どんどんやったればイイと思います。

で、逆にテレビはもう少し自粛すべきかと思います。
いまだに影響力は大きいのですから、確実性を重視してもらいたいなと
思います。

ま、そんなところでした。
それではまた。



Posted at 2017/02/17 13:08:23 | コメント(3) | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2017年02月16日 イイね!
こんにちは。
毎日お寒い日々が続きますが、体調など崩されていませんか。
私は単車通勤ですから、朝晩の冷え込みがホント堪えます。

さて、面白い記事を見かけましたので転載します。
台湾も台湾で、一括りには出来ないというのがよく分かる記事かと思うので
紹介したいのですが、その中でも本来の未来志向と云いましょうか、日本以外の
アジア地域で、日本人以上に民度が高いと思わせてくれる方々が居る事に対し
素直に感心しましたし、ますます台湾が好きになりました!

という訳で、あとは転載して終わります。
御時間が有る方は、お読み下さいませ。




主に日本からの寄付金を元に、昨年70年ぶりに再建された台湾南部の神社を巡り、
中国寄りの台湾野党・国民党の幹部が
「日本人によって台湾先住民が多数殺害された台湾出兵の地に
日本の神社を建てるとは何事だ」
と、与党の民進党に対して批判の声を挙げたことが現地で話題となっています。
しかし、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』
の著者で台湾出身の評論家・黄文雄氏は、
「歴史を歪曲し日本を悪者にするのは国民党の常套手段」とし、当時の正しい日台間の
歴史を記すとともに、国民党員の姑息な手段を厳しく批判しています。



【台湾】日台友好を阻害する国民党の時代錯誤


● 日本人による寄付で再建された神社 国民党幹部から批判噴出/台湾・屏東

台湾南部にある屏東県牡丹郷高士村の高士神社をめぐって一騒動起こっています。
神職の佐藤健一さんが、民間からの寄付金で神社を再建したところ、台湾野党である
国民党の政策委員会の蔡正元執行長から批判を受けているということです。

神社を再建した資金の多くが日本人からの寄付であり、それを受け取って神社を
再建することは「日本統治時代の功績への賛美だ」といって批判しているのです。
さらに蔡正元氏は、自身のフェイスブックで次のように述べました。

同神社の所在地は、1874年に明治政府が台湾南部に軍を派遣した「台湾出兵」で、
日本人が先住民を殺害した場所だと説明し、民進党が当時の戦闘で死亡した集落
酋長を顕彰するのでなく、日本の神社を建てたことは非常に不思議だ。
いかにも国民党が言いそうなことです。歴史を歪曲し、過去のことと現代の現象と
無理やり結びつけて、日本鬼子と日本を悪者に仕立て上げる常套手段です。

蔡正元氏の狙いは、与党である民進党批判で、民進党が日本人の資金で神社を再建した
と批判しているようですが、この村の村長が言うように、神社を再建したのは民進党
ではなく神社です。的外れもいいところです。

この蔡正元氏の発言によって、村には国民党支持者および悪ノリした者たちによる
嫌がらせが相次いでいます。
そうした人々による極めて悪辣な態度によって、それまで穏やかだった集落の雰囲気は
険悪となり、村民は恐怖やストレスを感じる日々となっている被害も出ているといいます。

村には先住民も多く住んでおり、騒動に便乗した先住民いじめのようなこともあるのです。
業を煮やした村長は、蔡正元氏に反論しました。
この村長の言葉はじつに真実を突いていて、私はとても感動しました。

こんな僻地の集落でも台湾人の民度は高い水準を保っていることを嬉しくも思いました。
村長は、「民進党が再建した」とする蔡正元氏の指摘について、神社は日本の民間からの
寄付金で建てられたものだと事実関係を否定した上で次のように発言したのです。

日本の功績を称美しているとの見方について、神社は「もつれた歴史に対する集落と
日本人の間における許しであり、紛争の解決、友好樹立の象徴」である。
過去に起こったことの責任を追求しても無意味であり、重要なことは互いに許す
ことだということは、誰もが知っていることです。

村長は当然のことを言ったまでです。

村長の毅然たる対応を見ると、根拠のないことで日本や民進党を批判している
蔡正元氏は滑稽にしか見えません。

中国が日本に歴史がらみのことで難癖を付けてくるたびに、安倍首相は
「過去よりも未来を向くべき」と反論してきました。
村長も安倍首相も当然のことを言っているだけです。
そして、その当然のことが通じないのが中国であり台湾の国民党です。

そもそもそれほど過去のことで日本を糾弾するならば、戦後、日本に代わって中国から
台湾に乗り込み、我が物顔で台湾を支配し、2・28事件で多くの台湾人を虐殺した
国民党の罪こそ改めて糾弾されるべきです。
ちなみに今年は2・28事件から70年になります。
いずれにせよ、もはや台湾には国民党の残党が活躍する場がないことがこの事件で
はっきりしました。

米国の非政府組織(NGO)「フリーダムハウス」の発表によれば、2017年の
「世界の自由」報告の自由度格付けで、台湾は2006年以来11年ぶりに最高評価を
獲得したとのことです。
報道によれば、この結果を受けて総統府は、「台湾が民主、自由、人権を長年追い求め
てきたことが国際社会で誰の目にも明らかになったことの証明」だとコメントした
そうです。


● 台湾の自由度、11年ぶりに最高評価獲得 総統府「長年の努力が明白に」

この調査では、台湾はアメリカを抜いて「政治的権利」と「市民の自由」の格付けで
最高評価を得たようで、台湾の民主化がいかに人々に浸透しているかが証明されました。
その時代の波に乗れないのが国民党の残党たちです。

話を神社に戻しましょう。
屏東県牡丹郷高士村の村長から反論された蔡正元氏は、再び的外れな反論を繰り返し、
「村の先住民には祖先を祭る独自の伝統儀式があるにもかかわらず、日本の神社を
用いたことについて疑問だ」と述べました。
もちろん、先住民の伝統儀式は今でも尊重されています。
それとは別に神社があるというだけの話です。
この支離滅裂な反論には、村長もさすがにお手上げのようです。

もともと蔡正元という人物は思考回路と発言に問題がある人物ではありました。
以前もフェイスブックで「日本人が領台時代に台湾の樟脳をすべて奪った」と発言し、
ネットユーザーから猛反発を受けたことがありました。

これは、日本が領台時代に樟脳を得るために台湾のクスノキを伐採しまくったという
主旨の発言でしたが、史実はまったく逆です。
ネットユーザーから、
「日本は樟脳の専売制度を実施し、乱伐はせず森林の保護や造林を進めた。
日本の台湾での伐採事業は、台湾の近代化林業の基礎となった」
「国民党のほうがよっぽどクスノキを伐採した」
などと正しい史実を突きつけられる始末でした。


● 日本人が台湾の樟脳をすべて奪った…台湾国民党の議員の投稿にネット民が一斉反発―台湾紙

では、問題となっている神社は、どのような場所なのでしょうか。
その点については、蔡正元氏が言う通り、かつて明治政府が軍を送り込んだ
「台湾出兵」があった所です。


● 台湾出兵


この「台湾出兵」について少し詳しく見ていきましょう。

1871年、台湾南部の先住民が、漂着した琉球人を殺害した事件がありました。
これを捜査するため、明治政府が軍を台湾に派遣したのが「台湾出兵」です。
琉球人の殺害事件を含めると「牡丹社事件」または「台湾事件」などと呼ばれ
日本でもよく知られています。

この事件の被害者となった琉球人たちは、琉球王朝の首里王府に年貢を収めて
帰途に着いた宮古島の船の乗員でした。
この船が台風のため漂着した場所が悪かった。
そこは台湾の八瑶湾といって、牡丹社の先住民と漢人とが土地争いをしていた場所でした。

そこへ漢人に似た顔の宮古島の住民が漂着したために、先住民たちは漢人が襲来して
きたと誤解して殺戮をしてしまったというのが事の顛末です。

漢人と台湾先住民との土地争いについては、台湾出兵に従軍した樺山資紀の
『樺山資紀日記』にも記述があります。
樺山資紀は、海軍大将になる前は陸軍に所属していました。
そして、日清戦争前に台湾の土地調査を行ったことがあり、その詳細が『樺山資紀日記』
に記述されています。

牡丹社での土地をめぐって、漢人の集落が募金で集めた金を持って樺山に台湾先住民
の征伐を依頼してきたこともありました。
牡丹社の台湾先住民たちは、それほど強敵だったということでしょう。

アメリカの黒船も、日本の下田に現れる前に台湾南部に上陸しようとしましたが、
先住民に撃退されて上陸できなかったといわれるほどです。
そして前述したように、琉球人たちは漢人と間違われて殺されてしまったわけです。
そして日本側は台湾に出兵したというわけです。

もっともこのとき、日本側と台湾側での小競り合いはありましたが、戦闘による死傷者
よりも、マラリアなどの風土病での死者が多かったというのが事実です。

また、その後の日本領台時代、日本軍と先住民の戦闘はほとんどなかったという一面も
あります。
台湾先住民といえば「霧社事件」ばかりがクローズアップされて、野蛮で凶暴な人種
だというイメージが定着していますが、それは戦後台湾を統治した国民党による
イメージの捏造です。

事件の真相を全く無視して、結果だけを大げさにアピールしながら先住民を
「野蛮人」「抗日の英雄」などと勝手なイメージを押し付けたのです。
日本領台時代の先住民は、日本軍と平和の条件を文書で交わし戦闘を避けた集落も
あったのです。
先住民が「抗日の英雄」などとは全くの歴史の捏造です。

今回の騒動を引き起こした国民党の政策委員会の蔡正元執行長は、国民党内の
内ゲバの真っ最中で、不正汚職問題で叩かれています。
そのため、自分の不正から人々の目を逸らす目的で、今回の神社問題をわざわざ
引き起こしたのだろうというのが専らの下馬評です。

神社がある場所に居住していた牡丹社の先住民たちは、昔から漢人と抗争を繰り返して
きた集落なだけに、漢人を知り尽くしていました。

井伊直弼と日米修好通商条約を締結したハリスも、
「牡丹社蛮は深化をとげた最高の先住民」
と讃えていましたし、日本領台時代は新渡戸稲造の「武士道」を日本人と共有するなどで
台湾先住民の代表蛮とされていました。

また、台湾南部の屏東は、先住民と客家人がもっとも多い地域であり、台南学園都市の
古代遺跡があったとも言われています。
蔡英文総統の出身地でもあります。
そうした要因を総体的に見て、台湾南部の地域的な特色は日本の長州か薩摩に似て
いると言えるでしょう。

そんな地で、神社をめぐってレベルの低い論争を繰り広げるとは愚の骨頂。
神社について心と魂の問題を語るなら別ですが、国民党による嫌がらせのネタ
として神社を利用するとは言語道断。時代錯誤もいいところです。

台湾の国民党員は、このような姑息な手はもはや台湾では通用しないことを知って
おくべきでしょう。





転載おしまい





という訳で、この寒い時期は台湾へでも行って美味しい
「 担仔麺 」でも食べに行きましょうね!

ではまた。
Posted at 2017/02/16 13:00:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2017年02月10日 イイね!
こんにちは。

とうとう西日本でも大雪が降って来た様ですね。

私が住む地域は、全く影響を受けていませんが東にも西にもクルマで

出張へ行くので他人事ではありません。

ホント、安全運転でお願いしますね。




で、本日下記のニュースを読みましたので転載します。





「NHKスペシャル」に勧告 BPO「人権侵害あった」
 小保方晴子氏のSTAP細胞の論文不正問題で
 


2017.2.10 14:13



  放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は10日、
 理化学研究所の小保方晴子元研究員らのSTAP(スタップ)細胞の
 論文不正問題を特集したNHKのドキュメンタリー番組
 「NHKスペシャル」について、「名誉毀損(きそん)の人権侵害が認められる」
 などとして、再発防止に努めるようNHKに勧告した。
 人権侵害による勧告は委員会の判断としては最も重い。

  委員会は番組内で、小保方氏が、ES細胞を不正行為により入手のうえ
 混入し、STAP細胞とした疑惑を報じたが、「具体的な根拠が示されていない」
 などとして「真実性・相当性が認められない」と結論づけた。

  番組は平成26年7月27日に「調査報告 STAP細胞 不正の深層」と
 題して放送。
 小保方氏がBPOに申し立て、27年7月に人権侵害の申立書を委員会に
 提出、8月に審理入りしていた。





転載おしまい




世論、とりわけココでも随分とNHKに踊らされて、犯人扱いされていた御仁が大勢

いらっしゃいましたね。

当初からそんな大それた事するかと私は独りブログ等でも書いて来た訳ですが、

ようやくBPOも無視出来ないというかNHKを批判出来る環境になったというか、

或る意味で感慨深いです。

てか、こういうニュースが出ても胡散臭いとか云い出す奴居るんでしょうね。

その胡散臭さは、御本人ではなく情報操作の経緯がアヤシイと考えるのであれば

意味が分かりますが。

で、問題の本質ですが、彼女がどうとかではなく不正があるとするならば、叩くなら

理研であり、逆に云えば世紀の大発見もミスリードで外国に流出してしまいました。

もう御記憶にも新しいかと思いますが、ドイツで小保方さんの手法に少しアレンジ

を加えてSTAP細胞を証明してみせました。

ソース → http://blog.livedoor.jp/obokata_file-stap/archives/1057211068.html

しかしながら、哀しいかなアレだけ普段は報道機関に対して口汚く「マスゴミ」とか

云いながら、こんな分かり易い扇動に乗せられてしまうのがポピュリズムなんですよ。

技術漏洩は、アホな世論をポピュリズムで操作して小保方さんを叩いた挙句

そのまま何故かドイツで、しかも、そこで活躍した人は何故か某国人なんですけど。

敢えて「何故か」と書いていますけど、何故なんでしょうねぇ(棒)



小泉劇場で「自民党をぶっ潰す」と云えば人気を博し、漢字の読み間違いをしたと

いうだけで時の総理をアホ扱いした挙句、アレだけ民主党内の面子がヤバいと

訴えても「一度やらせてみないとわからない」とアホの一つ覚えよろしく政権交替した

途端に、様々な苦境が次々と襲って来ました。

毎回ですけど、震災時って自民党政権ではないタイミングですよね。

そういう意味ではずっと変わらない方が良いかも。(これはワザと冗談です)



もうお忘れの方も御出でかと思うので、当時の事を書きますと経済情報誌や、

その子飼いの経済評論家と呼ばれる“偉い方”たちが、挙って

「 韓国に見倣え 」

とか扇動していましたよね。

何処の何を見倣ったら良いのか皆目見当が付きませんが、エラっそうに云う人

が何人も居ましたよね。

「家電が韓国製ばっかりだった!」 → その1~2年後 → 「今度は中国製に!」

そりゃそうです。

家電とかは基本的に技術は簡単なので後は安価に作れるかどうか。

基幹技術こそ大事であり、研究する事に意義があって、何故か理由が分からず物真似

しているだけでは、先頭は走れません。

で、これは私が書くと変な話ですが、ずっと今までもこれからも日本は基幹技術大国を

続けて行くのですけど、確か、モノづくりだけでは云々カンヌンとかの妙なコメントを以前

もらった事がありましたね(苦笑)。

今なら笑って話せる事ですが、結構、真面目な方というかイマ風に云うと

「 意識高い系 」 な方々が似た様な話をされて居ましたよ。

今は流石に見掛けないですけど。

一々、こうですよと書いて居たのを思い出しましたが、見たままが「 現実 」ではなく、

そういう話が出回ったら何か裏があるのでは?と疑う位が丁度イイと、もう流石に

騙されないと思いたいですが、まだまだ情報に流される人が後を絶ちませんね。




こればっかりは仕方ないですけどね。

普通日本では嘘を吐く人が少ないですからね、大阪の立ち飲み屋には大勢いますが。(笑)




で、詐欺事件が後を絶たないのは何故かと考えてみて下さい。

騙す人も勿論悪いですが、騙される人が多いからと裏から考えれば良いのです。

ま、偉そうな事を云える立場にないのですが、振り返ると世の中って

いつもそうでしたからねぇ(苦笑)。

実際一番怖いのは、いつも世間知らずの世論なのですから。

雰囲気で犯人扱いしてしまうから、松本サリン事件みたいな話が・・・

なので、私自身もその片棒を担がない様に、しないといけないですね。

要は哀しいですけど、相手を信用し過ぎたら負けって話ですわ。

あ、私の話も用心した方が良いかも。



それではまた。
Posted at 2017/02/10 17:58:34 | コメント(3) | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
2017年02月08日 イイね!
こんにちは。

今週は所により、大雪が降るそうですね。

冬だから仕方ないのかも知れませんが、暖冬と云われて久しい気も

していましたので、意外な展開だと恍けてみます(苦笑)。

既に数年前から指摘させてもらっていましたが、あと数年は今と同じか

もっと寒い冬になると太陽の黒点を観察している科学者には統計等を

用いて云われていましたので、今更な話ですが週末ドライブされる方は

充分気をつけて安全運転でお願いします。



ドライブと云えば、ガソリンを一番売っているエネオスさんが電気も売っている

そうで、なんでもそのCMが炎上しているとか。

で、問題のCMですが







確かに酷いですねぇ。

男性蔑視も甚だしいばかりでなく、専業主婦に対しても偏見が酷いです。

裏を返すとまるで夫に寄生している虫のような表現です。

そもそも専業主婦は立派な職業ですし、それでこそ安心して夫も働けるという

ものです。また、昨今は共働きも増えて来ていますから時代錯誤もイイところ。

こんなCM作ってしまうセンスって、今の時代 随分イタイ人に思えます。




ま、そんな話はどーでもイイのですが、改めて思うのは勉強が出来るだけでは

あかんなぁと、ちゃんとした “しつけ” が必要なのだと思いましたので、ちょうど

イイ話があるので転載して終わります。


それではまた。








最新の教育経済学が、わが国の伝統的な子育ての智慧を科学的に
裏付けつつある。

■転送歓迎■ H28.12.25 ■ 48,488 Copies ■ 4,287,209Views■


■1.「しつけを受けた人は年収が高い」

「幼児の頃にきちんとしつけられると、大人になってから社会的にも成功し、
年収が高くなる」という興味深い調査結果がある。

__________
 神戸大学の西村教授らは、「しつけ」という違った角度から研究を行いました。
4つの基本的なモラル(=ウソをついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、
勉強をする)をしつけの一環として親から教わった人は、それらをまったく教わらなかった
人と比較すると、年収が86万円高いということを明らかにしています。[1,956]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 話題のベストセラー、中室牧子著『「学力」の経済学』の一節である。
これは「教育経済学」という分野の研究結果で、教育を一種の投資活動と捉え、
子どもをどのように教育したら投資成果があがるか、を実際の社会調査データ
などを用いて研究する分野だそうな。

 上述の研究成果は、我々の先人が行っていた「しつけ」が、子供たちの成人後の
収入に大きく影響する、というのである。
年収86万円の違いというと、単純に22歳から62歳まで40年間では、
3,440万円にもなる。

 なぜ、しつけを受けた人は年収が高いのか、その理由については、山形大学の
窪田准教授の研究が参考になるという。

__________
 窪田教授らは、しつけが子どもの勤勉性に因果効果を持つことを明らかにしました。
すなわち、親が幼少期のしつけをきちんと行い、基本的なモラルを身につけさせると
いうことは、勤勉性という非認知能力(JOG注: 知能指数などで計測される認知能力と
異なり、忍耐力、社会性、やる気など直接計測できない能力)を培うための重要な
プロセスなのです。

そして、このしつけによって育まれた勤勉性が、平均的な年収の差につながった
のだと考えられます。[1,956]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「4つの基本的なモラル(=ウソをついてはいけない、他人に親切にする、ルールを守る、
勉強をする)」を躾けられれば、子どもは真面目に忍耐強く、勉強やクラブ活動に取り組み、
ごまかしをせず、友だちとも助け合うだろう。

 そんな子どもが学力だけでなく、立派な人格を持ち、社会に出てからも活躍する、
というのは、わが国の伝統的な子育ての智慧とよく合致する。


■2.幼児教育がもたらす人生での成功

「非認知能力」とはこなれない訳語だが、分かりやすく「人格力」と言い換えても
良いだろう。
その他の研究でも、幼児からの人格教育が、その後の人生での成功にも非常に効果的だ、
という結果が出ている。

 ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン・シカゴ大学教授は、
1960年代から開始されたミシガン州のペリー幼稚園での実験結果を定量的に
分析した。
この幼稚園では、低所得の黒人家庭の3~4歳の子供たちに、次のような
「質の高い就学前教育」を施した。

・幼稚園の先生は、修士号以上の学位を持つ児童心理学等の専門家に限定
・子ども6人を先生1人が担当する
・午前中に約2.5時間の読み書きや歌などのレッスンを、週に5日、2年間受講
・1週間につき1.5時間の家庭訪問

 無作為に選ばれた58人の子どもは入園を許されて上記の教育を受け、65人の
入園を許可されなかった子どもたちと比較する研究が、その後、約40年も続けられた。
その違いは目覚ましかった。
この教育を受けた子どもたちは、受けなかった子どもたちに比べ、

・6歳時点のIQ(知能指数)が高い
・19歳時点の高校卒業率が高い
・27歳時点の持ち家比率が高い
・40歳時点での所得が高い、逮捕率は低い

 という事が明らかになった。

 こうした影響は、本人の収入を上げるだけでなく、その働きによって社会全体を
豊かにする効果を持つ。
ペリー幼稚園での教育投資が社会全体に与える「社会収益率」を、ヘックマン教授は
7~10%と推定している。
これは4歳の時に投資した1万円が、65歳の時に60万円から300万円と
なって社会を益するということである。

 現在の日本の10年もの定期預金金利が0.1%程度だから、これでは1万円を
60年間、寝かせても、618円の利子しかつかない。
余裕資金があったら定期預金に預けるより、幼児の人格教育をした方がはるかに
効果が大きい、ということである。


■3.人生を成功に導く人格力

 興味深いのは、二つのグループの違いが、知能指数ではないことだ。
確かにペリー幼稚園で「質の高い就学前教育」を受けたグループの知能指数は
4~5歳ごろは高かったが、8歳頃にはその差が無くなってしまった。
それでは何が違ったのだろうか。
中室准教授はヘックマン教授の他の研究も引用しながら、次のように語っている。

__________
 ヘックマン教授らは、学力テストでは計測することができない非認知能力が、
人生の成功において極めて重要であることを強調しています。
また、誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さ─これらの非認知能力は、
「人から学び、獲得するものである」ことも。

おそらく、学校とはただ単に勉強をする場所ではなく、先生や同級生から多くのことを
学び、「非認知能力」を培う場所でもあるということなのでしょう。[1, 859]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 これも我々の社会経験から頷ける。
学校の成績は良くとも、誠実さ、忍耐強さ、社交性に欠けて社会では成功しない人も
いるし、逆に勉強は苦手でも人格面で優れているために、企業の中で信頼され、重要な
仕事を任されて活躍している人もよく見かける。

 ペリー幼稚園の子どもたちは勉強もさることながら、優れた教師たちにじっくり
教わる過程で、忍耐強さ、誠実さ、社交性などの人格力を身に付けていったのだろう。


■4.「やり抜く力」

 人格力の中でも、特に重要と考えられているのが、「やり抜く力」である。
ペンシルバニア大学のダックワース教授は、かつてニューヨークの公立中学校で
教師をやっていた際に、成績は知能指数とはあまり関係ない、という事実に衝撃を
受けた。
知能指数がそれほど高くなくとも成績の良い子がおり、逆に知能指数が高いのに
成績が良くない子もいる。

 そこでダックワース教授は考えた。
中学1年の数学で習うレベル、たとえば平行四辺形の面積を出す、というような問題は、
どんな生徒も十分な時間をかけて、一生懸命勉強すれば、解けるようになる。
だとしたら、成績の違いは、一つの問題に取り組み、それが解けるようになるまで
「やり抜く力」の違いではないか、と。

 教授は、教師を辞めて大学院に行き、心理学者になって「やり抜く力」に関する
研究を始めた。
「やり抜く力」を測定するアンケートを何千人もの高校生に行って、その力の高い
高校生の方が、高校卒業まで辿り着く確率が高い事が分かった。

 同様に、ウエストポイント陸軍士官学校で士官候補生が厳しい訓練を受けて卒業
できるかどうか、教育困難な地区で働く新米教師が学年末までやり遂げられるかどうか、
販売店員がどれだけ売上げを上げられるか、などのケースでも、やはり「やり抜く力」
の高い人間が成功していた。

 教授は、「やり抜く力」を次のように定義している。

__________
 やり抜く力とは、超長期目標に向けた情熱や忍耐力で、スタミナがあることでも
あります。やり抜く力は明けても暮れても自らの将来にこだわることです。
その週だけとか、その月だけではなく、何年もの間、一生懸命に取組み、その夢を
実現することです。
やり抜く力は、短距離走ではなく、マラソンを走るように生きることです。[2]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ダックワース教授のこの説明は、まさに教育勅語での
「學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ?器ヲ成就シ(学問を怠らず、職業に専念し、
知識を養い、人格をみがき)」の一節を彷彿とさせる。
「やり抜く力」とは、まさにわが国の教育伝統でも重視されてきた人格力の一つなのである。


■5.人格力を育てる方法

 こうした人格力を育てるには、どうすれば良いのか。
ペリー幼稚園の事例では、優れた教師が子どもに密着して指導していた。
この点がヒントになりそうだ。

 中室准教授自身の研究では、親が口先だけで「勉強しなさい」などと言っても、
効果はない。

__________
 逆に「勉強を見ている」または「勉強する時間を決めて守らせている」という、
親が自分の時間を何らかの形で犠牲にせざるを得ないような手間暇のかかるかかわりと
いうのは、かなり効果が高いことも明らかになりました。[1, 579]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 子どもの勉強を見るのは、親でなくとも良い。

__________
 祖父母や兄姉、あるいは親戚などの「その他の同居者」が、子どもの横について勉強を
見たり、勉強する時間を決めて守らせていても、親とあまり変わらない効果が見込める
ことがわかっているのです。[1, 590]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 子どもは誰かが自分に関心をもって、勉強している姿を見てもらいたいのだろう。
そうする事で、勉強は自分一人の孤独な作業ではなく、自分の努力を認めて貰える。
そういう人とのつながりの中から、忍耐強さ、やり抜く力、誠実さなどを学んでいく。
ペリー幼稚園の子どもたちは、まさしくそういう形で教師たちに育てられたのである。

 日本では福井県の小中学生が、塾に通っている率は低いのに、全国学力テストで
トップクラスの成績を収めて、教育関係者を驚かせた。
これは学校がたくさんの宿題を出して、家庭でお母さんたちが家事をしながら、
そばについて見ていること。
そして三世代住宅が多いので、お母さんが働いている場合は、お祖母さんがその代役を
努めている事が多いからだった。[a,b]


■7.良い先生の大切さ

 ペリー幼稚園の実験では、子どもたちは
「修士号以上の学位を持つ児童心理学等の専門家」に、毎日2.5時間も教わったのだが、
こうした「教員の質」が、子どもの教育に大きな影響を与える、という事が、今までの研究
で明らかになっている。

 スタンフォード大学のハヌシエク教授の研究では、もともと学力の水準が同程度の
子どもたちに対して、能力の高い教員が教えた場合、子どもたちは1年で1.5年分の
内容を習得できたのに対して、能力の低い教員が教えた場合は0.5年分しか習得
できなかった。

 ハヌシエク教授はこの結果をもとに、能力の高い教員は、子どもの遺伝や家庭の
貧しさすらも帳消しにしてしまうほどの影響力を持つ、と結論づけている。

 全国学力調査では、日教組左派活動の活発な北海道、沖縄県、三重県、大阪府などは
学力調査で下位に並んだ[c]。
「子どもの権利」などと甘やかされ、「ゆるみ教育」しか受けず、また先生も組合活動で
「自習」ばかりとなれば、学力低下も当然である。

 これは弊誌の勝手な推測ではあるが、今まで紹介した研究事例から見ると、
「良い先生」というのは学力だけではなく、人格力もある先生なのではないか。
子どもたちに粘り強く向き合い、思いやりをもって接し、勉強だけでなく、子どもの
人格を育てるには、先生自身の人格力が大事なのだろう。

 子どもたちの教育よりも、自身の政治活動に重きを置くような、人格力に欠けた
左翼活動家では、子どもたちの人格力を磨くことは無理な相談だろう。


■8.「子は国の宝」

 わが国は江戸時代から寺子屋教育が普及し、庶民の就学率は当時の西欧諸国と
比べても高かった。
1850年頃の江戸での就学率は70~86%だったが、イギリスの大都市では
20~25%に過ぎなかった。

 日本全国では1万5千もの寺子屋や塾があって、子どもたちを教育していた。
そこではお坊さんや神主さん、ご隠居さんなど人格力のある人々が、少人数の子どもたちに
マン・ツー・マン教育をしていたのである。
ペリー幼稚園の教育を、わが国は江戸時代にすでに全国レベルで行っていたのだ[d]。
そうした教育に、幕末に来日した外国人たちも、一様に目を見張っている。[e]




 こうした江戸時代の子育てをベースに、明治日本が国家政策として取り組んだのが
「学制」だった。
財政も不安定な中で、全国津々浦々に現在とほぼ同数の2万4千校の小学校を作り、
志ある多くの青年たちを師範学校で教師として養成した[f]。
そして教育勅語で、教育の理想を説いた。

 ここから生まれた学力と人格力を備えた無数の人材が、明治日本の急速な発展を
実現したのである。
まさに「子は国の宝」である。

 最新の教育経済学の研究成果は、我々の先人が長い年月をかけて磨いてきた子育て
の智慧が正しいことを科学的に立証しつつある。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(742) 学力・体力日本一 ~ 福井県の子育てに学ぶ(上)
 登下校時に校舎に向かって一礼、食事前、清掃前は正座して黙想。
生徒たちは自分を見つめながら育っていく。
http://blog.jog-net.jp/201204/article_1.html

b. JOG(743) 学力・体力日本一 ~ 福井県の子育てに学ぶ(下)
 自制心を身につけさせる家庭の躾が、学力・体力日本一の基盤。
http://blog.jog-net.jp/201204/article_2.html

c. JOG(687) お母さん議員の教育再生
60年ぶりの教育基本法改正の原動力は、家庭と地域の実情を知るお母さん議員だった。
http://blog.jog-net.jp/201102/article_3.html

d. JOG(030) 江戸日本はボランティア教育大国
 ボランティアのお師匠さんたちの貢献で、世界でも群を抜く教育水準を実現した。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h10_1/jog030.html

e. JOG(704) 江戸の子育てに学ぶ
 幕末に来日した欧米人は、江戸の子育てに眼を見張った。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h23/jog704.html

f. W1391 タイ紙が「日本の教育に学べ」
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogdb_h20/wing1391.html





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Posted at 2017/02/08 13:02:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 戯言 | 日記
プロフィール
「防衛省職員に恫喝した民進党の後藤氏は平成27年、酒に酔って都内の議員宿舎に帰宅した際、タクシーの釣り銭をめぐり「受け取る法的根拠は何か」などと運転手を怒鳴るなどし、警察官が出動する騒ぎを起こしたことがある。という人物です。議員というよりヤ〇ザチン〇ラと変わらんやん。」
何シテル?   02/21 14:54
【座右の銘】 賢者の信は、内は賢にして外は愚なり、 愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり。 是は親鸞聖人の御言葉です。 【意味】 私たちはなかな...
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2016/06/11 08:37:32
 
「保育園落ちた日本死ね」という悲痛な叫び 
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2016/02/22 07:58:00
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