愛車アテンザワゴン。
大変気に入っています。
オペル・インシグニアGSiスポーツツアラーのニュースを見ました。
まあね、カッコいいんですけどね。
マツダオーナー・ソウルレッドオーナーの私に言わせれば、赤をイメージカラーにした時点で私の勝ちです(笑)
コレも赤ですね。メルセデス・マイバッハ6・コンパーチブル。
マツダの場合は「ソウルレッドが似合わない車は作らない」と宣言してるほどこだわりがありますからね。
もう、マツダとフェラーリ以外は赤い車を売っちゃダメってことにしたらどうでしょうか?(笑)
でも実はフェラーリのイメージカラーは赤じゃなくて黄色らしいです。アルファ・ロメオが赤なんだって。
さて、今日のテーマのステーションワゴン。
とても便利です。普段は乗用車として1人で通勤や営業に使え、家族で出かける時は4人分の荷物が楽々乗るし、いざという時は後席を倒せばかなり大きな荷物も乗ります。
アテンザワゴンの前の愛車は20系プリウスでした。
20プリウスがヒットした理由は、もちろんリッター20キロ以上の燃費の良さでしたが、もう一つの理由として、ハッチバックスタイルのパッケージングの良さがあったと思います。
仕事でかさばる荷物を運ぶことが多いので、後席を倒せばリアゲートから大きな荷物を積むことができるプリウスにはずいぶん助けられました。
今は周りを見渡せば4ドア+リアゲートの車ばかりになりましたが、20系プリウスが出たころはまだまだセダンが多数派でした。
ところが車検証では、アテンザワゴンは「ステーションワゴン」ですがプリウスは「箱型」です。
4ドア+リアゲート=ステーションワゴンだと思っていたらどうやら違うようです。
そんなわけでステーションワゴンってなんだろう?と思って調べてみました。
「知ってるよ」という方も多いのかもしれませんが、お付き合いください。
■ステーションワゴンってそもそもどういう意味?
ステーション(駅)+ワゴン(車)=駅車?
Wikipediaによるとステーションワゴンはアメリカ発祥の車種のようです。
列車が駅(ステーション)についたときに、列車から降りてきた人とその荷物を受け取って載せ、近所の最終目的地まで連れて行く役割をしていたことからステーションワゴンと呼ばれた。
(以上Wikipediaより引用)
トラックをもとにして作られたために、もともと荷台であった後部は木製ボディでした。
ダッジ・ウッディワゴン・1926年
その名残が後々までアメ車には残っていました。
ビュイック・リーガル・エステートワゴン・1996年
家族の荷物を積んで旅行に行くための車として大流行したステーションワゴンですが、ライフスタイルの変化によりSUVやミニバンに取って代わられ、今やアメ車にはステーションワゴンが無くなってしまいました。
ダッジ・コロネット・ステーションワゴン・1946年
■ステーションワゴンを分かりにくくした原因
1.車検証の分類
日本でステーションワゴンの意味が分かりにくくなった原因の一つは車検証の分類です。
車検証の形状では乗用車は001(箱型)、002(幌型)、003(ステーションワゴン)の実質3種類しか用意されていません。
そのため、SUVやミニバンやコンパクトハッチは「箱型」か「ステーションワゴン」のどちらかに登録せざるを得ません。
つまり、メーカーが車種を登録する時に、箱型にするかステーションワゴンにするか、任意に決めれちゃうわけです。
スバルのインプレッサスポーツなどはステーションワゴンと登録されています。
また、ライトバンとステーションワゴンの違いは、車検証上の商用車と乗用車です。
カローラをもとに作られた商用ワゴンがサクシード(ライトバン)
乗用ワゴンがフィールダー(ステーションワゴン)です。
2.ステーションワゴンの呼び名
さらにややこしい事に、メーカーがステーションワゴンにいろいろな呼称を付けてしまいました。
素直にステーションワゴンと言ってくれればいいのに、メーカーが勝手に名前を付けるからややこしいことになってしまいました。
BMWは「ツーリング」
フォルクスワーゲンは「ヴァリアント」。直訳すると「異形の」という意味。バリエーション。単に「違う形」というドイツらしい即物的なネーミングです。
アウディは「アバント」。フランス語で「前に」や「先を行く」という意味。前衛的なという意味で使うアバンギャルドですね。
オペルは以前は「キャラバン」と呼んでいてレコルト・キャラバンやカデット・キャラバンなどがありました。今回のインシグニアはスポーツツアラーです。
サーブ・ボルボ・ベンツは「エステート」です。土地とか不動産という意味ですが、イギリスで貴族が所領へ旅するのに使う車という事でしょうか。
シトロエンは「ブレーク」(2代目C5ではツアラー)、ブレークは馬車の種類から来た名前らしいです。プジョーもブレークです。
スバルはレガシィの頃はツーリングワゴン。SUVのアウトバックは「未開の地」といった意味。レヴォーグはステーションワゴン専用車なので呼称なし。
ホンダは「エアロデッキ」。これは造語のようです。
3.ステーションワゴンに似た車
ハッチバックタイプの車はみな似ていると言えますが、BMWの3シリーズには同一車種のボディタイプとしてセダン・ツーリング(=ステーションワゴン)・グランツーリスモ(=スポーツハッチ)をラインナップしています。
アウディのA5にもスポーツバックというハッチバック車があります。
そしてとうとうポルシェまで、スポーツハッチを出しました。パナメーラ・スポーツツーリスモ。
なかでもカッコイイ名前なのが、メルセデス・ベンツの「シューティング・ブレーク」
もともとは、イギリスで貴族が狩猟用に猟犬と道具を載せられるようにした馬車の名前です。
馬車から自動車になって、貴族様たちはアストンマーチンやジャガーなどの高級スポーツカーを改造して贅沢な狩猟用の車を作ったそうです。
以上、ややこしいステーションワゴンの世界をご紹介いたしました。
いろんなステーションワゴンがありますが、あなたはどれに乗りたいですか?
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Posted at
2017/08/07 18:27:56