風とのブログ一覧

アウディーA6試乗してきました。ついでにS3セダンも。
にしても、当地のアウディは他のディーラーに比べて異様に試乗コースが短く、本当に周辺を一回りして終わりという簡単なもので本質を知るには不十分な試乗であったことをお断りしておきます。それでもそのエッセンスは感じ取る事ができました。

Audi A6 アバント 2.8 FSI クワトロ




・アウディの中でEセグメント、5シリーズやEクラスのもろライバルとなる車種

・アウディの文法通りの外観デザイン、ステーションワゴンモデルだが堂々としていてかつ気品があってなかなかいい。

・乗り込むと流石にアウディ、内装の質感は高い。居住性、特に横方向の広さはEクラス以上の余裕を感じる。

・走り出しておおっとびっくり。2.8Lとは言え低速からググッと低速トルクを感じ、3.5LのE350よりパワフルな印象。担当者に「これターボ？」と聞くと「はい、インタークーラーターボです」と自信をもって言われていたので自分もやっぱりと思っていたが帰って調べてみると何と2.8FSIは自然吸気エンジンであることが判明してまたまたびっくり。過給機付きは3.0の方でしかもスーパーチャージャー（笑）。さらにE350のエンジン出力は306PSであるのに対して2.8FSIは何とたった204ps！！
これはいったいどういう事なんだろう?? 重さはクワトロということもあって両者にさほど差は無い。

・Eクラスはメルセデスの常で2速発進設定など発進加速が穏やかに設定されていてそれに自分が慣れていた事にことに加えて、ATと区別が付かない程出来がいいDCTであるS6のSトロニックが立ち上がり優先の設定になっているのかも知れない。

・すなわち高速道路などでの追い越し加速ではおそらく印象は逆転するのだろうが、少なくとも街中走行では非常に気持ちのいいパワーソース、ミッションであった。ついつい踏み込みたくなる感じ。

・試乗車は何と驚きの20inch（265/35R20、ピレリ P ZERO）を履いていた。それのせいもあるんだろうがハンドリングは手応えがしっかりあって非常にスポーティ。反面正中でのすわり感が若干希薄か？

・乗り心地は20inchとは思えない程ではあるが、やはりE350と比べればあたりは硬い。あとロードノイズとエンジンの遮音性も若干気になった。

・E350に乗り換えてみて、ライバルとは言え全然テイストが違うのがよくわかる。しっとりしなやかな感じは流石にEクラスに分がある、そしてスポーティーで軽快な感じは圧倒的にＡ6クワトロといった所だろうか。



ついでにこの車も試乗させていただきました。


印象は一言、A6クワトロのスポーティー感をぐっと凝縮した一台といえます。久しぶりに峠を走りこみたくなりました（笑）

ルノー　キャプチャー
まだ一年経たずして1号車E350より遥かに早いペースで既に15000km超え。相方中心に乗っていますが、自分のチョイ乗りや家族で近場へ遊びに行く時などにも大活躍しています。

今まで何度かレビューしてきましたが印象は基本変わりません。前回空気圧について述べましたが先日約3ヶ月ぶりに測定したところさらに空気圧が落ちて指定に近づき240kpaとなっていましたが、初期に感じられたあたりの硬さ、突き上げ感は大分マイルドになった気がします。実はキャプチャーの指定空気圧はかなり低く、前230kpa　後210kpaなのでそこまで落とせばフランス車本来のしっとりした乗り心地が味わえるのかも知れません。キャプチャーのレビューで乗り心地の硬さや突き上げ感を指摘するのも多いのですが、空気圧が多分に影響しているように思います。

それとやっぱりエンジンのフィーリングがいいですね。4気筒のガサツさがなく、またターボで低速トルクがしっかりあるので回さなくてもストレスフリー、回転を上げなくても良い分静かで質感があり低排気量ターボの良さをしっかり味わえます。反面燃費は思ったほど伸びません。10km/Lは下回る事は無いのですが普段使いで平均12-13km/Lです。高速道路で16km/L程度です。まあこれは走り方にもよると思いますが。

あと走りや外観のパッと見の質感とは裏腹に、立て付けは細かく見ればキリがないほどあちらこちらに安っぽさがあるのもまあご愛嬌。

そして衝撃的な事実は、まもなく1年になろうとするのにやっぱり自分以外のキャプチャーをまったく見かけません・・・・・いったい全国で何台売れたんだろう？？？



E350 AVANTGARDE(AMG sports package)
こちらは納車後約2年半、走行距離は約19000ｋｍ。週末の長距離ドライブ中心に使ってます。
もうその乗り味はアッパーミドルセダンとしては理想形、乗るたびにいい車だなあと惚れこんでいます。とにかくどっしりフラットに鬼のようにまっすぐ進む、現行Eクラスは昔からのメルセデスのいい所が集約された車だと思いますね。

殆ど不満はないのですが、強いてあげるとすれば曲率の大きいワインディングロードでのハンドリングの手応えでしょうか。ここだけは現行Cクラスが備えるハンドリングレスポンスが変化するアジリティーセレクトが羨ましかったりします。

そして思いは直６が復活するという次期Eクラスへ・・・