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福島屋をあとにした私は、いったん米沢に戻りR121大峠道路を抜けて喜多方、さらにR252に入り只見へと向かった。なんか温泉ないかなぁというノリであったのだが、所詮テリトリー外の地域のこと。ひたすら走って一休みしたのが金山町のこぶし館。なんだかこのあたりは椎名誠が徘徊しているらしく、おすすめのアザキ大根高遠そばを食べてみた。大根が程よく辛くうまかった。

実は途中で早戸温泉つるの湯という施設を見たのだが、求めていたのはもっと鄙びた感じの温泉だったので、あっさり通過してしまった。あとで調べたら結構よさそう(^^;。

そしてまたひたすら走って小出へ。残念ながら求めているものは見つからなかったが、紅葉は絶好調で、すいぶんカメラで撮影している人がいましたね。

小出でどうしようかと考えたが、温泉に入りたいなと考え、またまたＲ１７をひた走り湯沢へ。湯沢駅前に温泉があったよなと徘徊したが見つからなかったので、今度は三国峠へ。これまたあとで調べたらかけ流しが売りの「神立の湯」の前も通り過ぎて「街道の湯」に入湯となった。残念な湯だった。

前日は山形かみのやま温泉出張。宿泊したかみのやま温泉　古窯は、かなり人気の宿ということだったが、どうも私の価値観とは相違しているようで、こと温泉についてはまるっきり物足らなかった。もともとこんな目的の為にわざわざ車で出張してきたのだしということで、滑川温泉　福島屋に立ち寄ることとした。

国道１３号から山道へと入り、２～３０分。すれ違いが容易でない区間もかなり多く、前日の土砂降りのせいもありかなり気を使ったが、紅葉が始まった風景を車窓から眺めながらのドライブはなかなか楽しいものだった。

福島屋は最深部から２番目のある温泉宿だ。最深部には姥湯温泉　枡形屋があるのだが、そちらを先に入ると福島屋の良さも霞んでしまうとの情報をもとに、今回は福島屋となった。日帰りの入浴は露天の檜風呂と混浴の大浴場。昼頃の到着だったので、本来は混浴の岩風呂も入れるはずだったが、たまたま女性専用の浴場が清掃中だったため、岩風呂は女性専用となっており入浴はかなわなかった。

お湯は僅かに硫黄の臭いのする透明かつ程よい暖かさで、渓流に面した檜風呂でのんびりとお湯を楽しんだ。いっしょに入っていた初老の男性は横浜から来たといい、前日投宿したという。私が日帰りだというと、それはもったいないと残念そうに言っていた。ちなみに福島屋は１１月初旬で、今年の営業が終わる。

どうしても行きたいという友人を連れて平治温泉再訪。

峠は紅葉が始まり景色が良かった。たまたま立ち寄った五十鈴という蕎麦屋さん。キャベツの浅漬けがおいしかった。