レース復帰戦に矢島を選びました。
好きな大会ですし、酒田にも帰れる。
素晴らしいことです。
尾花沢ではスイカの出荷真っ只中でした。
まさか山形で道を間違えて時間をロスしてしまいましたが、
何とか山形も奥深くに入っていきます。
いつも迷うのです。
山形で高速を降りてお店に入る。例えばガススタに入って店員にこう聞かれる。
「ハイオクですか?」
さああなたならなんて答える!?
私は迷った挙句「ハイ」と答えてしまった。。。
まがいにも、本籍地を山形に置く私。
答えるなら、こうだ。
「んだんだ」
ただ、関東で車に乗り、その足で山形へ。車を降りたら聞こえてくる山形弁にいつもパニックになるのは内緒。
今回も院内銀山を散策
西三番共葬墓地でお経を一本読ませていただく。
この墓地は関東の大きな墓地と比較しても引けを取らないほど大きくて、入り組んだ地形にお墓が乱立しているため、見た目に圧倒されてしまう。
この銀山が最盛期にどれだけ反映していたかを表している。
今回は観音様、お地蔵さまに深くお願いをして、中に入らせてただき、
あの門屋養安のお墓に手を合わせてきました。
次は
金山神社ですね。
この神社は本当にカッコいい神社です。
今の建物は明治に建てられたものだと思います。昭和に入って整備されているとは思いますが。
装飾に、兎に角お金がかかっている感があります。
明治からすぽっと現代に時代が飛んでいるような不思議な感覚です。
途中、下草を刈っている整備の方をお見かけして挨拶させていただきました。
この銀山で人間を見るのはやっぱり安心するので。。。
お盆を前に、墓参りに来る遺族の方の為に整備しているとのこと。
大変な作業頭が下がります。
ささ散策はこのあたりにして矢島で受付をすると、次は酒田へ。
途中お腹がすいたので道の駅象潟へ。みなさん象潟って何て読むかわかりますか?
象潟といい遊佐といい、このあたりの地名は独特です。
突然ばばん!とネイガーです!
かっこいい!!
って言っている場合ではなく。。。
小丼2個+うどん
これが美味しかった!
無事ここまでこれた記念に!
この日は兎に角暑くて、ここまで来れば涼しいと思っていたのですが、ぜんぜんそうはならず。ここまで暑いと、ビールがうまい!
まるで実弾でも入っているかのように、飲み干すとくあ~と一人机叩いていました。
ノンアルコールビールで結構よっぱらってしまった?ので酔い冷ましに散歩。
日本海ですね。地元民風に言うとこうです。
「密航者を見つけたら直ちに通報を」
酒田に入り、お墓参りを済ませると自転車に乗りたくなったので酒田散策へ
山居倉庫は何時ものことながらにぎわっていました。
中通りにあるあの伝説の喫茶店もちょっと覗いてきました。
この夜は従兄と私としては珍しく日本酒で盛り上がりました。
私は矢島の酒天寿を持っていきました。これはこれで美味しかった。
ですけど、従兄が持ってきた東北泉の酒はこの世のものか?と問いたくなるほど美味かった。
これは素晴らしかった。日本酒にこんなにおいしい酒があったのか?!
と驚きました。
そしたら兎に角お酒が美味しくて明日レースなのに夜まで飲んだくれ。。
翌朝、完全な二日酔い。
これはDNSかな?と思うほどやられてます。
一先ず矢島に向かいます。けど、この状態でレースはどうかな?
矢島について身支度を整え、ローラーでアップするのですが、
一先ず体は動きます。大丈夫かな?
何せ復帰戦ですので、レースというよりはライドイベントに参加するような感じです。
完走できればそれでいいです。
2時間くらいで走り切ればそれでいい。そう思っていました。
しかし、スタート地点に並ぶ際は前目の処に位置していました。
レースが始まる前の緊張感。おかしいですね、私はレースしにきたわけではないのですが、だめなんですね。
スタートして思惑通り先頭集団に乗り、高速で最初の登りに向かいます。
なぜここにいるのだろう?
そう思いましたが、ここは先頭集団に乗るのが一番楽です。
登りが始まると、二日酔いの影響がもろに出ていました。。。
ボトルの水。とりわけ、塩が入った飲み物を体が受けつけません。
そのうち給水地点で真水をもらえばいいか?
パレードランの時に聞こえてきた話。
前夜の呑みの事を、この業界ではナイトクリテと呼ぶようです。
あちこちで昨日のナイトクリテはどうだった?と言う会話が飛び交います。
え?そんなのあったの?と耳をきょろきょろさせていると、どうやらそのような事らしい。なるほどナイトクリテね。
激坂区間を前に、一緒に行こう!
と声をかけれたのですが、私の怪我の事情、ペダルを踏むことしかできないことを伝えると、心は折れてないはずだ、だから行こう!と言われました。
すみません。ついていけませんでした。。
このころからですね。体の不調を感じていました。
気持ち悪いというか、まあ二日酔いの影響です。
ただ、パワーメーターのデータを見ると良い感じ。
気持ち悪さはライディングポジションにも影響を与えました。
前腕に体重をかけて自転車に乗っかってる。と言う感じで荷重がいつもと違うところに働いていました。
その結果体重がかかる内またがしびれてきてどうしようにもありません。
こうなったら、やることは一つ。
禁断のダンシングです。
ダンシングで内またの血流を回復させ。。。って骨は大丈夫なの!?
だいぶダンシングも工夫すればできます。
引っ張らないで、体重を乗せるだけです。
そうこう言っている間に暑さとナトリウム系の飲み物が口に入らない影響で、脱水気味になっていました。ほんとナイトクリテはほどほどに。
給水地点で真水をもらうと口に含むのと背中にかけて体を冷やします。
昨年といい、今年と言い、矢島カップで雨が降らないなんて異常事態ですよ。
骨なしの私ですが、それでも終盤をそつなく収めて無事にゴール。
レースに復帰できた。という感動の前に、体調不良とシャリバテ気味で気持ち悪いです。それはさておき無事に走り切れてよかったです。タイムもそんなに悪いわけではありません。
思うところはいろいろありましたが、私の復帰戦が矢島で良かったです。
この大会は素晴らしく、また来年も来たいですね。
そう言えば、頂上で下山待ちの際、BiCYCLE CLUB編集長の岩田さんに話しかけられました。矢島カップはその雰囲気が好きで10年くらい参加されているそうです。
本当に良い大会ですね。また来年以降も参加します!