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EVというと最近新しい話題に乏しく、すでに忘れ去られたような存在になりつつありますが様々な技術開発は行われていて、いくつかは２０２０年くらいに実用化されるかもしれません。

【電池関連】
国内の研究では正極、負極、セパレータの材料に関するものが多いが、最近特に驚いたのはスタンフォード大のアルミニウムイオン電池。まだ電圧が低いけれど耐久性と充電の速さが魅力。希少金属を使わずにすむので、低価格で量産が可能となりEVの価格が大幅に下がると見込まれている。国内では経産省が旗振り役となって５倍容量電池の実現を目指している。

【インバータ関連】
SiC（シリコンカーバイト）を使うことによる変換効率とスイッチング速度の向上。課題はコストのみなのでまもなく実用化されるでしょう。

【モーター関連】
・重希土類（ディスプロシウム）の使用量削減。
・多極化による高トルク化と、上記SiC採用によって可能となる高回転ハイパワー化。
・インホイールモーターによる車両制御の高度化とスペース効率のアップ。

【その他】
・量子ドット太陽光発電パネルの車載化
・非接触充電システム
・カーボン材料のボディー骨格への応用、樹脂ガラス採用で車体軽量化
・海水を燃料とし発電しながら走るEV
・ゴムを使わないタイヤ
・EVのシェアシステム、公共交通システム
・EVの連結走行システム（空気抵抗の削減と事故防止）
・材料（リチウム）、部品（磁石）などのリサイクル

次に買うクルマにどれだけ新しい技術が搭載されるか楽しみです。
航続距離の向上は当然ですが、個人的には運動性能を向上させたスポーティーカーの登場に期待したい。