2016年11月27日
アベノミクス終了・・・
週刊文春WEB記事より。
【転載開始】
■アベノミクス終了 浜田教授の懺悔と黒田総裁の暴走
11月15日付の日経新聞朝刊を読んだ金融関係者は驚愕した。
アベノミクスの理論的支柱である浜田宏一・エール大名誉教授(80)が
金融緩和政策の限界を認めたのだ。
〈私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』
と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは
認めなければならない〉
金利がゼロに近くなれば量的緩和は効かなくなり、
マイナス金利を深掘りすると金融機関のバランスシートを損ねるという。
「アベノミクスは、第一の矢である金融緩和が肝。第二の矢である財政出動は
これまでもやってきたし、第三の矢である成長戦略は成果が出ていない。
その第一の矢が折れつつあることを提唱者が認めたのです」(経済部記者)
ある経済学者は「80歳になってもなお学び続け、
誤りを認められる浜田先生は学者として誠実な人」と評価するが、
壮大な実験の被験者となってきた国民は浮かばれない。
問題は、“実行犯”である日銀がいまなお失敗を認めず、“逃走”を続けていることだ。
2013年、黒田東彦氏が日銀総裁に就任し「2年程度で2%の物価上昇目標」を掲げたが、
いまだ達成できず、時期を2018年度に先送りした。
リフレ派の代表格として副総裁に送り込まれた岩田規久男氏は、
「2年で2%」という目標が達成できない場合は辞職すると公言していたが、その気配はない。
そして、今や黒田総裁は「神になった」(金融関係者)と囁かれている。
11月17日の参院財政金融委員会。
黒田氏は、利ざや縮小で金融機関の基礎的な収益力が低下する中、
課題克服には「(経営統合も)一つの選択肢としてあり得る」と指摘したのだ。
これを聞いた地銀幹部が怒る。
「マイナス金利政策で収益力が急減しているのに、経営統合も選択肢とは
マッチポンプそのもの。金利だけでなく、金融機関の経営戦略にまで
口出しするとは、日銀は全知全能の神になったのか」
フランケンシュタイン博士の生んだ怪物は、創造主の意図を超え暴走を始めた。
浜田教授の生んだ「異次元緩和」、そして黒田総裁も、なお暴走を続けている。
【転載終了】
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確か、浜田教授が「アベノミクス」の失敗を認めたのは昨年だったように記憶しています。
理由は、リフレ理論の提唱者である米経済学者が、
「理論は間違っていた」と学説を撤回したからだと思います。
しかし、安倍首相はご自分の名前を付けてしまい、
今更間違いを認められなかったのでしょう・・・説の通りの愚者です。
ジム・ロジャースは此の事を早くから予測し、
「安倍氏は日本をクラッシュさせた人物として歴史に名を残す」と予言したのでしょうね。
黒田氏も財務官僚としての栄華を「異次元の緩和やマイナス金利」で、
晩節を汚す形になってしまいましたね。
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Posted at
2016/11/27 11:39:31
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