2012年12月14日
【転載開始】
日銀が発表しました景況感指数ですが、ガタガタになってきており、
先行きも異常な程の落ち込みを見せています。
一部株式市場関係者は、「これで金融緩和が大々的にできるので株は買いだ」、
と述べていますが、短観の数字を見れば、
まともな企業経営者なら恐ろしくて身がすくみます。
大企業
現況 製造業 -12(前回比-9) 非製造業 +4(前回比-4)
先行き 製造業 -10(今回比+2) 非製造業 +3(今回比-1)
ここまでは円安の恩恵影もありまだ救いがありますが、
以下はどうしようもない状況になってきています。
中堅企業
現況 製造業 -12(前回比-6) 非製造業 -1(前回比-3)
先行き 製造業 -20(今回比-8) 非製造業 -7(今回比-6)
中小企業
現況 製造業 -18(前回比-4) 非製造業 -11(前回比-2)
先行き 製造業 -26(前回比-8) 非製造業 -19(今回比-8)
中堅企業・中小企業の先行きが、製造業・非製造業ともマイナス幅が
大きく拡大しているのがわかりますが、
これは円安の影響で輸入価格が跳ね上がるものの販売価格に
転嫁できないからです。
円安は大企業にとり儲けになるのでしょうが、中堅・中小企業にとっては、
ダメージになることを今の自民党総裁はわかっていません。
自民党は大企業中心であり、これも仕方ないことなのかも知れませんが、
円安であらゆる物価が上がりましても、国民の給料は増えるわけでもなく、
国民生活は苦しくなるだけです。
日本は大企業中心の国ではなく、
中堅・中小企業中心の国であるにもかかわらず、
今まで大企業中心の政策がとられ、
ほんのすこしばかりの恩恵を中堅・中小企業がうけてきており、
生かさず殺さずという政策がとられてきていました。
今やこの生かさず殺さずという政策が行き詰まり、
日本経済が衰退してきているのを、政治家は誰もわかっていません。
今後、ヨーロッパ経済・新興国経済が悪化する中、
輸出も激減するはずであり、
このため中堅・中小企業は大企業から更なる圧力を受けて値下げをのまされ、
生きていけなくなるところが続出するはずです。
円安破たんが中小企業に続出するでしょうが
これも日本国民が選んだ選択であり仕方ありません。
経営者は、政治はともかく、景気の悪化は避けることが出来ないと認識し、
在庫を減らし与信管理をさらに徹底するべきだと言えます。
上記の数字を見てそれでも楽観論をいう経営者ならその会社は
破たん予備軍と言えます。
【転載終了】
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我が社は二年前に200名の早期退職(私もその時やめました)を実施。
今年の3月に第三者割当増資で存続できましたが・・・
個人的には、また早期退職の環境もできたと感じていたのですが・・・
本日緊急取締役会があり、午後4時より社長の話があり、
ある部署を親会社に売却、そして40名の早期退職者の募集だそうです。
もう一つの部署は、親会社の三重工場に移管ということであり、
社員のうちの何名かは三重に出向となるでしょう?
(これはあまり社員の中で話題になってないような気がするが?)
まだ、公になっていないということだろうか?
何れにしろ、来年は厳しい年になりそうです。
Posted at 2012/12/14 22:16:58 | |
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経済 | 日記