茨城県守谷市に、県内のラーメンファンで知らない人はいない、そんな店があった。
茨城県のラーメン本の類では、どれに目を通してもランキング1位や殿堂入りが当たり前。
ラーメン屋さんの名は「拉珈酒亭」。これで「らこすて」と読む。
その「拉珈酒亭」が、8月30日をもって、閉店した。
ラーメンファンのだいこんも、ここのラーメンはとても気に入っていた。
移転前を含め、過去にこれだけ行っている・・・。
(訪問して記事にしていない日もあるだろうから、それ以上足を運んでいるのは確かだ)
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/27493546.html
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/27938741.html
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/29336606.html
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/35270709.html
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/38297982.html
http://blogs.yahoo.co.jp/daikon_1980/38966624.html
これまで公式Facebookで様子をうかがっていたところ、オーガニックや食の安全を徹底的に追求した結果、材料の仕入れ金額が大きくなってしまい、それが利益を圧迫することが大きな理由のようだ。
ここまでの味や質なら、もう少し値上げしたって怒らないのに・・・そういう人ばかりがお客さんとして来るわけではないから、仕方のないことだろう。
何度となく足を運んだラーメン屋さんなだけに、なくなってしまうのはとても残念だ。
職場が茨城にあった頃は、特に頻繁に同僚と食べに行った。
美味しい、というだけでなく、少し懐かしさもある場所だった。
最終日に訪問し、定番の拉珈酒亭らーめん(850円)と、無添加餃子(300円)を注文。
無添加餃子は一緒に行った友人と一人前ずつ頼んだが、あいにく品切れのため一人前しか用意できないとのことだった(代わりに一個おまけしてくれた♪)。営業最終日、ということを強く感じる。
至極の一杯、そして焼きたての餃子を、じっくりと味わいながらいただく。
濃い色のスープの見た目とは裏腹に、ラーメンは全体的にあっさりしていて、スープまでグイグイいける。
玉子は必ず双子、というのがかつての特徴だったが、今は双子はなかった。材料の仕入れ先が変わったのだろうか。
柔らかく薫り高いチャーシュー、上品な磯の薫りが漂う焼き海苔、そして丁寧に仕込まれたと思われる中細麺・・・すべてが、この日で最後。食べても食べてもなくならないラーメンがほしくなった。
感無量で『全つゆ』。
会計時、おかみさんと厨房にいた御主人さんに挨拶をする。
「今後は・・・」と聞いたところ、おかみさん曰く「自宅でやるという考えはあるけれど、今は決まっていない」とのこと。一時期アメリカに渡って店を開く、という話もあったが、どうやらその考えはなさそうだ。
いつの日か、また日本のどこかで「拉珈酒亭」の味を楽しめることを願いつつ。
ごちそうさまでした!!
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ラーメン(茨城県) | グルメ/料理
Posted at
2015/09/02 00:13:14