5月マスター交換をして早1ヶ月過ぎてしまいました、早くレビューを書きたいと思っていましたが気が付いたら6月後半(汗)
まず、今回ベルリンガーという非常に高価なマスターを使用していますが、中古ですし、ハッキリ言って使用しての感触、コストパフォーマンス、補修部品等を考えるとニッシンのラジアルマスターの方が好きです。
実際に、Vガンマ時代にニッシンの物を使用してその性能に感激したものです。
それ以来他のバイクにもラジアルマスターを使用しようと考えていたのですが、KSR110には使用していませんでした。
その理由は2つ、1つはちょうど良いマスター径がない、あっても非常に高価。
自分がKSR110を購入した時、ノーマルキャリパーに適合するラジアルマスターは、また出回っていませんでした。最近ではミニモト用にイタリア、オランダ製のマスターが出てきていますがブレーキランプ、タンクと一式用意すると5万円超えと、シングル用のマスター、キャリパー、サポートが購入出来るくらいになってしまいます。
マスターに12と刻印されており、商品名はBRO12だと思われます。
BROがタンク一体式を表していると思うのですが、問題は12という数字。
というのも商品を紹介しているHPによってマスター径が12ミリ、17.5ミリと紹介されており全くサイズが違います。
裏に17.5と刻印されているので、自分は4ポッド1キャリパー用だと思って使用しています。
今使用している2ポッドのカニさんキャリパーでは本来適合しないのですが、将来4ポッドに変える事を考えての先行投資です。
そして2つめ、カウルに干渉してしまう事。
自分はフルカウルにしているのですが、普通のマスターはタンク別体式なのでどうしても干渉してしまいます。なので交換にはタンク一体式しか選択肢がありません。
なので、ハッキリ言ってもし他にいったいしきがあったら他にしています(笑)
他にもベルリンガー独自の特徴を
ブレーキスイッチですが、セパハンに干渉してそのままだと端子を差し込めません(汗)
なので、スイッチが作動するぎりぎりの緩め、さらに端子を折り曲げて対応しています。多分ですがこれはハンドルの形状に関係なく、どのハンドルにも少なからず起きる問題だと思います。
幸いブレーキスイッチは1050円と安価なので、振動やその他の問題で端子がダメになる可能性が非常に高いので数個予備として持っていた方が良いと思います。
そしてレバー
ある意味、ベルリンガーを代表する有名な部品だと思います。
2,3,4フィンガー用の他に普通のレバーも用意されており、使用者の手の形状に細かく対応出来る設定になっていると思います。
自分は最初、この3フィンガー用が、いかにも交換しています!といった感じで好きになれませんでしたが(色も出来れば黒が欲しかった)、実際に使用して見ると思いのほか手になじんで非常に操作がし易く今では気に入っています。
しかし、このレバー、非常に高価で、しかも部品の供給が非常に不安定で納期半年という事もあるそうで、迂闊に転倒できません、ある意味心のブレーキでもあります。
また、レバーの調節ですが、ニッシンは6段調節でしたが、こちらはダイヤル式の為にさらに細かく調節が可能です。
自分はマスターを上向きに摺るのですが、カウルに干渉する為に角度をつける事が出来ませんが、その分こちらがそれを補ってうまく調節する事が出来ました。
で実際に使用しての感想ですが、やはりと言いますか非常にコントロール性が向上しました。例えるとラジアルが無段階調節可能で、ノーマルが、ON、OFFのみに感じるくらいです。
最初は、凄いガッツンブレーキになるかな?と思いましたが、そんなこともなく、最初少しガツンと効いてそこから調節するという感じで、握り具合でどうにでも調節可能なレベルです。
また、思いっきり握ってもロックする事無く、今までよりも制動距離も縮み、安全性も向上しました。
それから、カニさんの、エア抜きがホイールに干渉するという話ですが、
皆さんのアドバイス通り、バンジョーとエア抜きを交換して対応する事が出来ました。
皆さん、本当にありがとうございます。
今まで、ブレーキのカスタムといえば、メッシュホースに交換が定番でしたが、正直自分は鈍感な為にメッシュホースはなかなか体感する事が出来ませんでしたが、ラジアルマスターは使用してすぐに違いが分かりました。
個人的には1番最初に交換したいパーツですね、言っている事とやっている事が全く違いますが(笑)、もし他のバイクだったら絶対に最初に交換するパーツですね、それほど自分はラジアルマスターが気に入ってしまいました♪