お仕事始まった瞬間からバタバタなので、九州へ行っていたのが随分と前のような気がしてます。
GWさんのお越しを心からお待ちしております。
12月31日大晦日。
熊本県にある「道の駅みなまた」で朝を迎えました。
ホテルインテグラの寝心地はとても良好でヌクヌク布団でグッスリと…
得意の2度寝をぶっかまして目が覚めたのは起床予定時間から1時間ほど過ぎたくらい。
この日は朝イチでフェリーに乗る予定でしたので急いでYAHOOナビ(スマホアプリ)で目的地セットすると…
出港時間を20分も過ぎていました。
「あ…あかん(汗」と絶望しましたが「いや…もしかしたら」とグーグルナビでセットし直してみました。
画面に出たのは一気に20分も短縮された到着予定時刻。
国道や大きな道路を優先して案内するYAHOOナビと違い、グーグル先生は道路の大きさは考慮せずに単純に距離で案内しやがります。
「絶対にクルマは入って行けないだろ!?」とゆう道路まで。
狭い道が多い住宅街や都内で使用すると「ぐぅ狭…」と白目を剥く場面が多々あるのですが、クソ田舎(失礼)で使用すると効果的に威力を発揮してくれます。
広域農道やら県道をフルに駆使するのでショートカットしまくりです。
グーグル先生の案内で余裕の到着。
ナビアプリは場所に合わせてハイブリッド利用するのが有効と実感しました。
(都内でグーグル先生を召喚するのはマジ危険)
ここは鹿児島県の蔵之元港。
九州経験者の
オッサンも「どこだよ!?」と言っていたので地図を置いておきます。
熊本(水俣)からまた鹿児島へ戻っているので何だかややこしい。
入港まで時間もあるのでクマーを散歩していたら、とある家族連れに出くわしたので一緒に記念撮影をしてもらいました。
初対面でしたがとても気さくな方達でクマーもスッカリ溶け込んでいましたよ。
今回のフェリーは少し小さ目です。
前日は少し酔ったので少々不安でした。
昨日と違って風がほとんど無かったお陰か、浮き沈みも少なく進む終始穏やかな航海でした。
良かった…助かった…
上陸したのは熊本県の天草。
お?あのキリスト教の??、と頭に浮かんだ貴方は社会科の授業はしっかりと起きていた証拠。
浮かばなかったオマエラは嫁画像の踏み絵を申し付ける。
深牛(天草)に上陸して奥地へと走ります。
気温がとても低くて路肩には霜がおりています。
道路沿いの川からは水温の方が高くて湯気が立ち上るほど。
そしてそいつは突然目の前に現れた。
…ん?塔のような…?暗くてよく分からん…。
(と、そこに日光が差し込む)
「っ~!!」(言葉にならない)
崎津天主堂。
崎津の湾に面した教会です。
物凄い霧(湯気)の中でカメラを構えている人が居たので「何やろ?」と私も真似してレンズを向けていたら…神が降臨しやがりました。
近くでビッグサイズなニコンを構えていたお兄さんに聞いたら「このガスに陽が差し込むタイミングを撮る為に何週間も通ってようやく…」と熱く語ってくれました。
「あなたはどれくらい来てるの?」
「え…今日初めてたまたまこの時間に…」
…。
「はぁぁぁぁぁ!?」
すいません、すいません。
ものの数分で陰ってしまったので本当にタイミングが良かったようです。
マリア様に感謝です。
夜は電飾でキレイらしい。
ニコンのお兄さんが「ドヤァ」とネオンに浮かび上がる教会の写真を見せてくれましたw
教会周辺で写真撮ったりクマーと遊んでいると、出会う人出会う人全員に挨拶されました。
都内かその辺りのマンションだか自治体では「知らない人(同じマンション居住)から声を掛けられる(挨拶)と不安になる」との理由で挨拶禁止とゆう田舎住まいとしては理解しがたい風潮もあるようですが…やっぱり田舎はいいぞ、と。
顔見知りなのに無言で擦れ違うとか…そっちの方が薄気味悪い(汗
天草に限らず九州の道路は比較的整備がされていて路面も良く走り易かったです。
大型車が本州より少ないように感じたので、路面への攻撃度合いも低いのかもしれません。
何にせよ、峠区間以外はクマーにとって安楽であったようです。(よく寝てた
天草から島原へは再びフェリーで有明海クルーズ。
遠く東の有明の海(ビッグサイト)ではコミケ戦士達が死闘を繰り広げているのよねぇ…と、流浪の提督は穏やかな有明の海を眺めていました。
早朝の天草上陸とは真逆で賑やかです。
いやね、家族連れしかおらんのですわ。
年末(大晦日)ですから実家へ~とか親戚で集まって~とか、そんな雰囲気でワイワイしている中を犬を抱いたオッサンが一人でフェリーの中をウロウロとか…大丈夫、もう慣れたw
熊本から長崎へ向うのも有明海をグルりと迂回するより、島原へ渡ってからフェリーの方が早くて安いのかもしれません。(5m未満で2590円
それに何と言っても、楽。
温泉の湯けむりがそこかしこ立ち昇り誘惑激しい雲仙シティを通り過ぎ、一路長崎へ向います。
そして佐世保市の手前の川棚町。
川棚魚雷艇訓練所跡。
魚雷艇とは何ぞや?と言うと、
ベニヤで造られたボートに爆弾を装備して敵艦に必死の体当たり攻撃をする特攻兵器「震洋」。
慰霊碑には戦死者の氏名が隙間無く刻まれています。
航空特攻や潜水艦回天による特攻は世に知られていますが、この震洋は余り知られていません。
しかし震洋による戦死者数は2500名以上と非常に多かったそうです。
恐らく訓練兵達も眺めていたであろう慰霊碑前に広がる海原。
今回の九州旅行では改めて色々と考えさせられました。
川棚から山を越えるとようやく佐世保の町に入ります。
もっと広々としてノンビリしたイメージを持っていたのですが、実際は山に囲まれていて狭い平地にギチギチにビルや道路が詰め込まれている賑やかな街でした。
特に交通量の多さに驚きました(汗
名古屋市内くらいには多い。
佐世保の目的は当の然で佐世保バーガー。
ようやく本場モノが食える、とウキウキしながら店に向うとコレだよ。
店の前にたむろする客。
見切れてるけど左右や後方にもまだ居ます。
しかし誰もバーガーを食べていません。
嫌な予感を押し殺しつつ列に並んでいると前から恐ろしいセリフが聞こえてきます。
「今からですと出来上がりに1時間以上待って頂きます。」
…アカン。
ファーストフードに1時間はアカンw
夢にまで見た本場の佐世保バーガーですが、バーガー本来の「手軽さ、早さ」を味わえないと分かると何だか萎えてしまい「あ、前どうぞ」と列からそそくさと離脱しました。
全く…大晦日にわざわざバーガー食いに佐世保へ来てるんじゃねーよ(怒
とりあえず自分の事は置いておいて。
もう一つの目的を果たします。
(601)掃海艇「ひらしま」
その奥は「602 やくしま」と「603 たかしま」でしょうか。
「154 あまぎり」
「132 あさゆき」
「あさゆき」の奥にもう2艦居るような…14…
「144 くらま」
2門の主砲は現在では「くらま」のみです。
アニメ「沈黙の艦隊」では米艦に沈められ、実艦は関門海峡で韓国コンテナ船と衝突(前を航行する貨物船を追い越そうとして対面から来たくらまに衝突した)されて炎上と、なかなかドラマチックな艦として記憶に残っています。
春には除籍予定なので最後に一目見れて良かった。
米艦もおった。
「ボノム・リシャール (強襲揚陸艦)」
ハリアーとか搭載していてとても強い(小並感
海自の「いずも」や「ひゅうが」にも
ハリアー積めばいいと思うの。
と、思う夕張さんであった。
佐世保バーガーではコケましたが(コンビニパンをかじりながら)塩分は補給できたので満足です。
佐世保・呉・舞鶴・横須賀と全国の軍港を巡る旅もコレで終ry…あっ!
大湊基地(青森県)を忘れないで下さい。
(GWの東北旅行で寄るのを忘れてた…)
長崎の次は佐賀県へ向うのです。
前半戦でノンビリと進んでいたので後半戦のスケジュールがキツイ。
しかし佐賀県はビシッ!と1つに目的を絞っているのでソレを目指して突き進むのみ。
佐賀県は呼子とゆう所の「イカ」がとても美味しいとの事で、一年の最後の日を最高のイカ料理で締めくくってみようじゃなイカと計画していました。
途中の温泉で身を清め、いざ呼子(イカ)へ。
このページに来る誰かが言っていました。
絶望シリーズが辛い、と。
大丈夫やでぇ…辛くなんか無かったんやでぇ…。
ただ涙がこぼれそうになってただけやでぇ…。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。
どこもかしこも大晦日閉店している中で唯一明かりが灯っていたのが「颯海(はやみ)」とゆう弁当屋さん。
コンビニ弁当よりはマシだろうし今年最後のご飯はココで調達しますかね。
(どれ、メニューを、と…)
「イカ丼…だと!?」
(うめぇ…)
程良く暖かい寿司飯に風味のあるイカさんが冷えた心と身体を癒してくれました。
大晦日にインテグラで布団を被りながら食べたイカ丼…一生忘れられない味ランキングトップ10入りです。
あぁ…2016年は良い年だった(涙
イカ丼の美味さに涙を流しながらクマーと眠りにつきました。
(やっぱり嫁枕持ってこりゃヨカタ)
キリが良いので今回はココまで。
佐賀県に到着したので念願だった九州全県踏破です。
ようやく全国踏破が見えて来ました。
次回は九州シリーズ最終回「絶倫の小倉大戦(その時歴史が動いた)」です。
続く。