HPI ダイレクトサクションキット  

【総評】
排気はNOBLESSEのステンレーシング装着、吸気はHPIのダイレクトサクション(ステンメッシュ)のみでの評価です

この価格で、アルミのサクションパイプ、遮熱板も付属するのは立派だと思う
パイプ長を長く取っているので、吸気慣性効果も期待できます(長いほうが低速トルクが上がる)
一定の太さでなく、中間を太らせたりして空気溜まりをもうけているので、いろいろ考えられているように見えます

吸気口を極力熱源から離して、遮熱板もうけて極力熱気を吸わないようにしてるところもいいですね
これらの仕様からか、低速トルクの落ち込みはほぼ感じられませんでした
遮熱板をもう少し作り込んであげれば、もっと良くなるかもしれません

重さは全部で1.8kg
純正が3kg(レゾネータ含む)なんで1.2kgほど軽くなるようです

マフラーとの相乗効果はありますが、明らかなパワー感を感じますので効果はあると思います
吸気音は窓閉めて踏み始めくらいの状態だとうっすら聞こえてきますが、回転上がってくると排気音が上回って聞こえなくなります

【満足している点】
効果は体感できるレベルだと思います
エンジンルームの見た目も華やかになりました
キットの充実さも考えると費用対効果は高いと思います

【不満な点】
ZF1用でなので仕方ないのですが、ZF2だと微妙なレイアウトの違いか素直に付きません
パイプを固定するステーの位置が微妙にズレていて、付属のブッシュだとサクションパイプが入りません
高さ10mmのゴム足でブッシュ代わりを作って取り付けました(10mmでも結構厳しい)
このくらいの高さがないと、バックの時にエンジンが動いてクリーナーが遮熱板と接触することがあります
間違ってステンメッシュ買ってしまったのですが、メンテが1000kmというのがちと面倒
どっちにしても田舎なもんで、砂埃吸わない為にはコットンのが良さそうなので追加購入しました

2015/12/07 追記
ここまで問題なく来ましたが、突然エンジンチェックランプが点灯しました
アイドリング後にゆっくりと発進した時に点灯しました(エンジン負荷は小さい状態で発生)
ディーラーにてチェックしたところ、燃料供給装着空燃比薄い…と出ていました
恐らく、エアクリの効果で吸気量が増え、空燃比がノーマルよりもリーン側に振れているんでしょう
で、今回はちょっと大きめにリーンに振れたことで、チェックの閾値を越え、チェックランプが点灯したものと思われます
セカンドエアの吸い込みも見られず、ディーラーでしばらくアイドリングしながらダイアグでモニタリングしてみましたが、再発はありませんでした
その後、150kmほど走ってみましたが、今のところ再発は無しです
状況的には再発の可能性はありますね
気温が下がると起きやすいのかも？
しばらくは様子を見ながら対策を考えないと…
吸気量を制限させるようなカバーを作る…とか？