耳を疑い、開いた口が塞がらない

東電は、福島第一原発事故当時の原子力災害対策マニュアルに、炉心溶融（メルトダウン）を判定する基準が明記されていたのだけれど、それに５年間気付かなかったと発表して謝罪したそーです。
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はぁっ!?

事故では１～３号機でメルトダウンをおこし、大量の放射性物質が漏れたコトが知られています。
東電幹部らは当初からメルトダウンの可能性を認識していたコトが判っているのだけれど、東電は会見などで「炉心溶融」とは言わず、終始一貫して「炉心損傷」と説明していた。
最終的にメルトダウンを認めたのは、事故から２ヶ月も経つ５月に入ってから。

東電がメルトダウンを認めなかった理由を、「(メルトダウンの)明確な定義がない」と散々説明してきたワケだけれど。
メルトダウンの判定基準は、原発事故対応の方針を定めた2011年４月改訂の「原子力災害対策マニュアル」の中に「炉心損傷の割合が５％を超えていれば炉心溶融と判定する」と明記されていたらしい。
事故発生から３日後の３/14の午前、格納容器内で測定された放射線量から３号機の炉心損傷割合は30％、１号機も55％。２号機も３/15午後に35％だった。いずれも５％をはるかに超え、そのコトから１～３号機すべてがメルトダウンと判定、公表ができたハズ。

事故を重大なモノと知らせたくないという、東電側の隠蔽でしょう？　どう考えても。

原発事故の検証を続けている新潟県の技術委員会の求めで当時の経緯を調べ直すうち、今月になって基準の記載に社員が気付いたんだとさ。

つまり外部から求められなかったら、永遠に封じ込めれてたってコトですよね。

よくもまぁ、今頃になっていけしゃあしゃあと、こんなコト発表できたモンですよ。
謝りゃあいいって問題じゃないコトくらい誰だって判りますよね。

こんな企業に、国の、いや世界の安全を脅かすかもしれない危険な設備を任せておいてもいいのか?!

ニュースソース・朝日新聞デジタル→■
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