デルタチューニングログ（その６０）

【ドライブシャフト延長スペーサー】

韋駄天号は車高をかなり落としています。　それはスタイリングもそうなんですが、サーキット走行において車高は下げれるだけ下げた方がいいと言うレース関係者の言葉から実践してるわけですが、当然のことながら車高を下げすぎるといろいろと問題が出てくるわけで、、、

以前のチューニング回想録で書いたことがありますが、その対策として韋駄天号はロールセンターアダプターを装着しています。　そのアダプターですが、ジオメトリとかを考慮しつつ、よくある嵩上げだけでなく、ドライブシャフトを若干外側に引き出すように数センチオフセットさせることができるアダプターを装着しています。

過去記事はこちら。

しかし、これはドライブシャフトの付け根部分が若干引っ張られる訳で、個体によってはドラシャ抜けなんてトラブルを発生させるんですが、幸運のなことに韋駄天号はこれまで大丈夫でした。　しかし、先日ガレージの床がMTオイルの海、、、　ミッションケース割れた！！！なんて大慌てでショップ社長に電話するとドラシャ抜けちゃうか？　と、、、　応急処置方法を教えてもらってすぐに対処したのですが、それからことあるごとに抜けるように、、、

抜けると言っても外れてしまう訳ではなく、付け根のCリングが痩せてるというか、磨耗してしまうようで、少しだけ外側にずれてしまう訳で、、、　乗ってる分には普通に走れるし、気づかず放置するとMTオイルが漏れてしまうという感じです。　最初は簡単に直せるので、外れたらカチっt！と押し込んでたんですが、頻度が多くなり、外出すると抜けるようになって、、

これではサーキットなんて怖くて走れないですよね、、　ドラシャの脱臼癖って感じらしいですが、一度抜けると癖になるのは仕方ないようです。　ここで、ショップに相談したところ、スペーサーを挟む必要があるかなと。　他にも同じような仕様のデルタには装着例はあるようで、韋駄天号は大丈夫だったので勧められてませんでしたが、今回、そのパーツを装着することになりました。



昨日入庫したのですが、サクサク〜っと病気を治してもらいますd(^_^o)



ショップオリジナルのアルミ削り出しのドライブシャフト延長スペーサーです。 って言うか、こんなパーツが出てくるのが凄いですねぇ！ 画像のように厚みは2種類（5mmと10mm）、僕のマシンには画像左側の10ミリを装着です。　しっかりとした作りで装着した感じもオリジナルパーツのような見た目になります。



抜けるのは左側（運転席側）だけで、右側には必要ないようです。　そもそも右と左では構造が違うようで、右は構造上抜けないとのこと。　ということで、画像のように左側の取り付け部分を外側に10mmオフセットします。　

さあ、これで問題解消！　その他は絶好調な韋駄天号だけに、来月末に迫ったイベント（チャオイタリア）に向けて、そろそろセッティングを開始したいと思います！！