レヴォーグ北海道旅 02 -旅立ち- の続き。
9月21日 17時45分。
フェリーへの、車両での乗船が始まった。
ちなみに運転手以外は、ターミナルビル2階、
乗船口から案内されて、乗り込むそうで。
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旅の記録や思い出、そして、少しでも、船旅をする方の参考になるといいな…と、
写真も多く載せるので、かなり長くなります。
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車両甲板の指示された位置へ、駐車完了。
誘導員の方は、私の車を、【レガシィ】だと思ったようだ。
外装のメッキを無くすため、エンブレムを剥がしているせいもあるだろうけど…、
【レヴォーグ】の認知度は、まだまだ低いのかな ^_^;
私は、自分の愛車でフェリーに乗るのは、これが2回目。
1回目は20年前。
初めての愛車スープラで、あちこち走りたくて…淡路島を経由して、
四国まで行き、帰りに香川[高松] → 岡山[宇野] 間、約1時間の船旅をしてみた。
その時の船内には、長椅子がたくさんあったような、という記憶しかないが。
今回の旅で乗船したのは、右側の 【きそ】。
名古屋 → 苫小牧 (仙台経由) 航路は…
キロ程:1,330km 所要時間:40時間!
【いしかり】と【きそ】とが、交互で運航されている。
船内に青が多い【いしかり】の方が好みだけど、配船予定通りの、【きそ】だった。
エレベーターで、客室区画の5デッキまで上がり、インフォメーションにて受付。
予約していたのは、「S寝台」。
相部屋でありながら、個室感覚で利用できる1段ベッド。
カードキー対応の女性専用客室が取れたので、カードキーを受け取り、部屋へと向かう。
おっ、青い扉の部屋♪
私の寝台は7番。
苫小牧に着くまで、2泊を過ごすスペースだ。
相部屋なので、防犯の為、鍵が掛けられるスーツケースを持ち込んでいた。
パブリックスペースに、無料のセーフティボックスはあるが、小さい。
手荷物用のコインロッカーは、大きいが有料で、1回200円・300円。
ついでに、客室区画への持ち物を書いておこう。
忘れ物をしても、車には戻れない!
◇衣類(着替え・上着・ジャージ) ◇洗面用具(タオル・歯磨きセット等) ◇サンダル
◇耳栓・アイマスク ◇本(旅のガイドブック等) ◇筆記用具 ◇保冷バッグ
◇飲食物(パン・お酒等) ◇凍らせたペットボトル飲料(※保冷を兼ねて)
◇貴重品 ◇カメラ ◇充電器・延長コード
名古屋を出航するのは19時。
大きな荷物は寝台に置き、スカイデッキへ出てみよう。
船の上からの名古屋港、しばらく眺めていた。
フェリー初日の夕食は、船内の食事を楽しもう、と考えていたので、6デッキへ。
ここは、軽食コーナー「マーメイドクラブ」。
その奥にある、バイキング形式のレストラン「タヒチ」。
こちらで食べることに。
レストランに入る頃、出航15分前の銅鑼が鳴り響いていた。
料理を盛り付けて席に着くと、そろそろ出航の時間。
出航時、少し揺れを感じた。
【きそ】での、長い旅が始まった。
レストランの夕食バイキングは2000円だが、色々あって、落ち着いて食べられなかったし、
軽食にしておいた方が良かったかな ^_^;
5デッキのエントランスホールには、大きなモニターがあり、現在地等が表示されている。
出航から1時間半経ったが、まだ伊勢湾にいるんだね。
そろそろ、お風呂「展望大浴場」へ。
ゲームセンターやマッサージチェアーもあり、お風呂屋さんみたい。
大浴場の脱衣所には、100円返却式の小さな手荷物用のコインロッカーがあり、安心だ。
パブリックスペースで、お風呂上がりのビール☆
名古屋で買っておいた物を。 おつまみは売店で購入。
売店は、通しではなく変則的な営業時間なので、確認が必要。
船内の自販機コーナーは充実しているが、アルコールは23時~5時の間、販売停止。
自分の寝台へ戻って、北海道のガイドブックを読んだり、テレビを見たり。
テレビのチャンネルの中には、船内の案内や、現在地がわかるチャンネルもある。
寝台備え付けのコンセントで、スマホを充電しようとしたら、
スペースの問題があって、充電器は刺さらなかった。
しかし、右のように先の曲がる延長コードが、役に立った☆
ゆったりと過ごして、就寝zzz…
翌22日の朝。
朝日を見たいので、早起きしてスカイデッキへ。
旅に出ている時は、寝起きが良いんだけどなぁ~。
日が昇り、明るくなってきた空、広い海。
景色は綺麗で、見られて嬉しいのだけど…
潮風を浴びて、着ている服もカメラも、塩分で白くなってきてしまう (@ @)
カメラの清掃をしてから、朝風呂へ。
入港の30分前を除き、いつでも入ることができる。
朝早いからなのか誰もいなかったので、スマホでお風呂を撮ってみた。
脱衣所の窓からの景色も。
船は揺れているが、私は全く乗り物酔いをしないので、気分が悪くなることはなかった☆
寝台では飲食し辛いし、景色も見えないので、朝食も昼食も、
6デッキのプロムナードにて、軽く済ませた。
お湯、お水、お茶(煎茶・ほうじ茶)も飲み放題なのは、ありがたいな。
船内でもらえるパンフレット、「いま、どこ?!」で、航海している大体の位置がわかる。
そろそろ塩屋埼が見えるかな、と、スカイデッキに出てみた。
灯台は撮れなかったが。
そして2時間後、14時25分。
船内放送でイベントのお知らせが流れ、またスカイデッキへ。
遠くに見えて来た船は…
姉妹船【いしかり】。
この船との、すれ違いを見られるイベント。
大型フェリー同士が、かなり近い距離をすれ違うので迫力満点! とのこと。
【いしかり】の乗客も、こちら【きそ】にカメラを向けたり、手を振ったりしている (^^)/~
すれ違い時、お互いの船が航海の無事を祈って鳴らす汽笛の音、心にも響いたなぁ♪
船の後方へ移動し、【いしかり】の姿が見えなくなるまで、見送った。
手すりが、塩分で白くなっているのがわかるかと。
この後、また大浴場へ行き、全身洗っておいた。
何度も入れて、嬉しいね (*^o^*)
16時15分。【きそ】が着岸。
仙台港に到着した。 仙台で乗り降りする人もいるが、
苫小牧までの乗客で一時上陸を希望する場合、手続きをすれば下船できる。
私は絶対に一時上陸する、と決めていたので、一番乗りで手続きを済ませていた。
(※この一時上陸は、状況次第で見合わせる時もあるそうだ。)
出航は19時40分だが、18時15分~19時10分の間に、船に戻らなければならない。
車は降ろせないから、徒歩で行って帰って来られる範囲内、での散策となる。
仙台港があるのは、仙台市の北東に位置する多賀城市。
一番のお目当ては、夕食。
イオン多賀城店の横を通り過ぎ…
県道を横断する。
仙台臨海鉄道(貨物)の線路の橋脚に、東日本大震災の津波の記録が表示されていた。
走っている車の高さと比べると、どれだけの深さだったのか、よくわかる。
ブログを書いている今、あの3.11から、もう7年経ったんだ。
当時、私は三重で仕事をしていて、震源地から遠く離れた場所なのに、揺れを感じ…
あの日のことは、深く印象に残っている。
さて、夕食に選んだのは、牛たん 炭焼 利久 多賀城店。
昔、友人と旅をした時に、仙台で牛タンを食べたことが懐かしくて。
利久は、関西にも店舗はあるのだが、また宮城で食べてみたい、と思っていたから。
太平洋フェリーでも、仙台港からタクシーで約6分 徒歩で約20分
仙台グルメの牛たんが食べられるお店、として、ここを紹介している。
「利久セット (ミニシチュー選択)」をオーダー☆
食後は、先程のイオンに立ち寄り、買い出しをしてから港へ。
辺りはすっかり暗くなっていて、船がホテルのようにも見える。
もし、船に戻るのが遅れたら大変なことになるので、ちょっと余裕を持って船内へ。
船の上からの仙台港。
19時30分。
離岸の準備が始まっていた。
定刻の19時40分、出航。
仙台港、さようなら ( ´ ▽ ` )ノ~
またお風呂に入って…お風呂上がりのビール☆
多賀城で買った、ポテチと。
こうして、フェリー2日目の夜も更けて…何時に寝たかは、覚えていない ^_^;
翌23日。
6デッキで、ピアノ演奏を聴いてみる。優雅な朝だなぁ♪
その横には、映画の上映やショーを開催している、ラウンジ「サザンクロス」もある。
長距離のフェリーは、設備が充実しているし、昔乗ったフェリーとは、大違い。
特に、この太平洋フェリーが長年に渡り、とても人気がある理由を、実感した。
船は順調に北上し、北海道へと近付いている。
ハイドラを立ち上げて、位置を確認・記録しておこう。
海の上を走行中 (^o^)
いよいよ、北海道の大地が見えて来た!
船旅が終わると、北海道の大地の旅が始まる。
何日間、何km走るのか?未定の旅が…。
次は、ついに、北海道上陸♪
→
レヴォーグ北海道旅 04 -上陸・苫小牧~千歳- へ続く。