前日はハードな登山の疲れもあって、8時くらいには熟睡。日の出は5時25分らしいから、その頃に起きようと決めていましたが、早出の人もあって、山荘は4時ごろからザワザワとしてきます。落ち着いて寝てもいられないので、5時前に起床。
あ、山小屋の込み具合ですが、9月に入った日・月でしたが、そこそこ混んでました。
東側に見える槍ヶ岳から穂高連峰を納めて撮りました。タイムスタンプを見ると4時52分。
槍ヶ岳の付近が明るくなり、周囲の空が赤く染まります。
槍ヶ岳のアップ。小槍が目立ちますね。小槍には登ってないんだよなぁ。
奥の稜線の中央あたりの富士山が分かるでしょうか? ここから富士山が見えるとは思いませんでした。
大キレット(長野県の南岳と北穂高岳の間にあるV字状に切れ込んだ岩稜帯)から差し込んだ光が穂高連峰の上部を照らします。
朝食を済ませて外に出て撮った南東方向の山々。時刻は6時22分。これだと左寄りにある富士山も分かりやすいのでは。
いよいよ下山。準備を整え、山小屋を後にします。この写真の二人はどちらも単独行の女性。今回はこんな女性登山者を多く見ました。中にはテントを背負ったつわものも。そんな時代になったんだと痛感。
穂高連峰のアップ。
笠ヶ岳を振り返る。
杓子平に着くと、晴れてはいませんが、くっきりとカールの全貌を見ることができました。そこで、パノラマ合成を意識して撮ってみました。
さすがにソフトはシームレスにうまく繋げますね。10枚以上を繋げてます。白く抜けたところは撮り忘れ。出来上がりを意識して、現場で漏れなく撮るのは難しい。
これにルートを加筆。
下山時は抜戸岳山頂にも寄ってきました。
カールを下山の途中、イワヒバリの群れに遭遇。
やはり17-50㎜で野鳥は苦しい。レンズ交換の暇はないし、次回の登山は少なくとも望遠側が100㎜を超えるズームを持ってこよう。
午後1時半頃に駐車場に到着。昨日は雲に隠れて見えなかったカールがここからでもきれいに見えました。1日ずらせば、もっと天候に恵まれたのかな?
下山もきつかった。特に膝に来ましたね。今でも膝と、こんなこと初めてなんですが、足首の後ろに痛みが残り、階段の下りに支障があります。
笠ヶ岳山頂ではソフトバンクは繋がりませんでしたが、山小屋はテレビも見られて、携帯も3Gではありますが繋がります。登山道で4Gだったりする場所もあって、どこにアンテナがあるのかとキョロキョロと探したりもしました。
なぜ、ここで携帯の受信状態に触れるかと言うと・・・・。
実は、前日、山小屋に着いた直後に同僚から1本のメールが届きました。
Mさんが肺癌のステージ4なのを知ってる?という内容でした。
Mは私と同期入社で、若い頃は一緒に遊ぶことも多く、同期の中では一番仲の良い同僚でした。最近は仕事で縁がないこともあって、廊下ですれ違う程度で、療養のために休暇中であることすら知りませんでした。
ステージ4・・・既に転移もある状態ってことですよね。多分、手術も困難・・・。
そんなことを考えながら、きついと思いながらも登山できてる自分の健康を噛みしめながらの下山でした。
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2017/09/10 08:15:29