ヘッドライト脱着

本来はフロントバンパーを完全に外した方がよいと思いますが、ここではバンパーの一部をずらしてヘッドライトを降ろす方法を書きます。時間短縮はできますが、ヘッドライトやバンパーに傷をつけやすいので、注意が必要です。
まず最初にエンジンルームカバーを外します。私は常に外したままですが…。
バンパーは、上部(ボンネットが被さる部分)ボルトの外したいライト側から2本、底部ボルトも外したいライト側の端から2本(場合によっては3本)、そしてフェンダーとの接続部のボルトを、それぞれ抜きます。すべてボルト頭は10mmです。以前の「フロントバンパー交換」の整備手帳には各部の写真がありますので、そちらも参照してください。
以上のボルトを抜いたら、バンパーを少し手前に引きます。

バンパーをずらしたら、ヘッドライト下部フェンダー側の取付ボルトにアクセスできます。ヘッドライトのボルトも全て頭10mmです。ここのボルトは横向きに入っており、一番先に抜いたほうがいいと思います。上部やウインカー側のボルトを先に緩めると、ヘッドライトが重みで若干下がり気味になってこのボルトに力がかかり、ボルトを緩めていくのが最後までかたく、余計な力が必要になります。また、ねじ山を傷めるおそれもあります。

フェンダー側のボルトが外れたら、ヘッドライト上部とウインカー側のボルトを抜きます。ウインカー側のボルトはコアサポートの穴からアクセスします。
ボルトが抜けたらヘッドライトはフリーになるので、少し浮かせてカプラーを抜きます。写真青矢印は、ウインカーとポジションのカプラーです。また、右ヘッドライトの場合は、赤矢印のウォッシャータンク注水口も外します。

さらにヘッドライトを起こし、Hi/Loビームとレベライザーのカプラーも抜きます。

ヘッドライトの表面をぶつけて傷つけないように注意しながら、取り出します。

ヘッドライトの下は普段手が入らないため、結構汚れています。この機会に掃除しておきましょう。
取付ける際は逆の手順ですが、取付ボルト穴の遊び分、ある程度光軸がずれるので、あまりにも狂った場合は光軸調整します。