本日発売の『RACERS誌』は、今までのロードレース用レーサー特集ではありません。
コレは絶対にホンダ二輪でなければ不可能だった話。2st250ccエンジン・モトクロッサーの車体に、マニュアル変速から『油圧式無段変速機構』を搭載して、全日本モトクロス選手権に実戦参戦した“謎のワークスマシン”特集です。(自動変速だが半クラ出来るようにクラッチレバーは付いてる)
まだまださわりしか読んでませんが…
創業者である本田宗一郎社長の肝いりで研究開発・販売したものの、ホンダ二輪史上最大の失敗作と呼ばれた…、先進的過ぎた野心作『ジュノオ』スクーターに採用された、『パダリーニ式無段変速機』が発端となっています。
本田の会社史を知る上で、パダリーニ式無段変速を販売する為に取得した莫大な特許のライセンス費用と、ジュノオの販売不振はホンダの屋台骨を揺らす程の出来事でした。
その為、トルコン式ATだと“他社特許に触れる”から、独自開発の☆レンジを持つ『ホンダマチック』を作って四輪に搭載したと昔から言われてましたね。
そのパダリーニ式無段変速技術をベースに改良した、本田宗一郎さんのリベンジだったと今回初めて知りました。
個人的にオイラは85~90年頃までモトクロッサーで遊びながら、バイク店主催のエンデューロ大会とか出てました。なかなか上達できませんでしたが、そのひとつにコースを走る上でモトクロッサーのギア選択に悩む場面が多かった。(素人だから一々毎回レシオ変更なんてしなかったから…)
オートマチックがあったなら“ラク”だろうなあと夢想してました。その後“ホンダが本気で作りやがった!”と驚いたもんです。(笑)
デモ、当時のファクトリーマシンは秘密主義でとにかく謎だらけ…。今こうして見てもヘェ~ホォ~と感心するし興味深い。
HFTというホンダ油圧変速システムの勉強にもなりますので、皆さんも是非御一読を!
(^o^)/
Posted at 2012/09/24 18:58:15 | |
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