ガス給湯器修理　【リンナイRUF-2406SAT】

風呂の自動湯はり起動時にエラーコード５０２で停止しました。

メーカーのＨＰによると水栓の給湯は可能なのでシャワーでお湯をはり入浴しました。


Rinnai(リンナイ) 給湯追焚 オート 24号
PS扉内設置前方排気
RUF-2406SAT　　1996-7 製

[ガス機器の分解はガス漏れ、漏水、感電など重大なリスクがあります。ここに書かれている作業はメーカーの警告を無視しており自己責任となります]


ご親切にカバー裏面にはメンテナンス用の図面が備えられていました。

502　湯はり不良
注湯電磁弁不良、断水、追いだき配管凍結


回路図と見比べて注湯電磁弁を探索



注湯電磁弁と湯量センサーが組み合わさった「湯はり水コン」
ふろと給湯の２つの釜の配管を結び湯はりする電磁弁です。



コイルは導通あり、プロペラもスムースなので分解します。

電磁弁のダイヤフラムのゴムがふやけて変形していました。



劣化物を取り除くと穴があきました。



トイレも断水中なので、プラスチックボンドで表面補強して応急復旧しました。
圧力差は大したことないし、破れても湯はりできないだけで危険はないので様子見とします。


運転したところ給湯終了時にエラー722（ふろ擬似炎検知）
　　　点火動作をしていないのに炎検出回路から出力がある。

これは別の故障です。

消えてるはずなのに燃えてるよ、とはキケンなエラーですが、バーナーは消火されています。

燃焼検知はケースと炎に突き出した電極（フレームロッド）に交流電圧を印加し、炎の導電整流作用で直流電流を検出する方法でしょう。

分解時に配管残圧で水を噴いてしまったので炎検出回路の絶縁低下か。

検出動作なので定番のフレームロッド研磨はせず、釜外からフレームロッド（写真左）の碍子と配線、コネクターを清掃、一日乾燥させたところ正常動作しました。


整備記録①　　②