老舗遊園地の未来はいずこ

せっかくのシルバーウィーク、せめて１日は末娘を遊びに連れて行ってやりたいと思って長島スパーランドへ行きました。

長島温泉といえば、東海地方でその名を知らぬ人はいないほどのレジャー施設。
中部地区の遊園地ではかなりの老舗です。というか、今でも生き残っている点でスゴイ。

子供の頃、家族や親戚一同で遊びに行くのが何よりの楽しみでした。遊園地で遊んだ後は温泉に浸かり、風呂上りはゲームセンターに行ったり歌謡ショーを観たり。島倉千代子さんを見たのは結構鮮明に覚えてます。

でも、当時は本人だとは思いませんでした。テレビに出てる人が来るわけない、あれはそっくりさんなんだと真剣に思ってましたね。

さて、実は長島スパーランドの、遊園地に行ったのは本当に久し振りです。上の娘が小さい時に、１～２度行ったかな？そうだ、確かプールに連れて行ったな。今の三女と同じぐらいの時だから、１５年は経ってるか？

同じ敷地に三井のアウトレット・モールができて、家内が好きなのでそこにはちょくちょく行くのですが、遊園地は行く気にならなかった。

今回改めて遊園地を訪れてみて、大型レジャー施設といえばテーマパークばかりのいま、こういった昔ながらの遊園地って本当に貴重だなと思いました。

しかしその一方で、そういう昔ながらのスタイルではあまり客は呼べないのかなぁということも。

長島スパーランドは昔からジェットコースターにはとても力を入れていて、今の一番の売りは「スチール・ドラゴン」でしょうか。駐車場に面したところに作られており、その威容には圧倒されます。ぜひ一度乗ってみたいもんだと思う。

しかしそういう一部のアトラクションを除けば、あとは大して混んではいませんでした。

施設中央にある大きな「バイキング」。

それも２連あるのですが、何度見ても動いていない。今日は休止してんのか、と思ったらさすがに動いてはいた。

ただし、毎時００分、１５分、３０分、４５分の１５分刻みで。

シャトルバスか。

１５分間隔だから並んで待っている人がいましたが、ある程度の客が乗ったら動かすって運行方法だと、きっとガラガラなんでしょう。

遊園地全体にも人員削減が見て取れます。子供向けのアトラクションはほとんどが女性のスタッフ一人で運行していた。チケットを確認し、客を乗せて安全確認をした上で機械を動かし、止まったらまた一つずつ安全装置を解除して出口に誘導する。
それをたった一人でやってるもんだから大層回転が悪い。

スタッフを増やして流れを良くすれば、もっとたくさんのアトラクションにどんどん乗れて「お腹一杯感」が味わえるのに。

また細かい話をすると、売店に補充する商品を客の面前でダンボールのまま台車で運んでいる。

東京ディズニーランド並みにやれとは言わないけれど、こういう所を一つずつ改善していかなければ未来は無いんじゃないのかなぁ？

特にそれを感じたのは、せっかく来たんだからとアウトレットに行った時だった。

大型連休にもかかわらず遊園地は大して混んでないのに、アウトレットは人だかりであります。

結局そっちの方が楽しいってワケか？