バンパーPP(プロポリピレン)製の溶接
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バンパーの溶接方法です。
バンパーは、PP(プロポリピレン)という材質で出来ています。
この材質は、接着剤等では簡単に接着できないようです。
接着できるが、「PP製には適していません」などとよく書いてあります。
ので、ネットで補修法補を徘徊したところ、はんだコテで補修できるとの事。
手ごろな工具だけで出来そうなのでチャレンジしてみました。
今回の方法は、私独自の方法なのであくまで参考程度にしてください。
ちなみに、今回作成してます。バンパーです。
上(純正)加工前 下(作成中)接着後です。
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まずは、切断です。
ホットカッター等でも切れますが。
普通のカッターでも切ることが出来ます。
③のように、まず軽く切り込みを入れて、何度か切れ込みにあわせてカッターを沿わせていきます。
回数ごとに力を入れていくとスムーズに切ることが出来ます。
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切り込みがある程度入ったら、折り曲げて切断部を広げると、早く切断することが出来ます。
折り曲げて白くなったところに、またカッターの刃を入れます。力はそれほど入れなくてもよいと思います。
3のように、溶接しやすくなるように「面取り」を行ないました。
入れたほうが溶接のコテが入りやすいと思います。
これは、別にしなくてもいいかもしれません。
ナイフの取り扱いに注意しましょう!!
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仮にテープで固定します。
この後で、仮溶接をするのですが。その部分にテープを貼らないようにします(コテが貫通していないか確認するため。)
2の角度で、まっすぐになっているかも確認します。
溶接の前に、あまりの部分で、細長い棒を切り出しておきます。
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で、いよいよ溶接です。
1じゅ~っと。貫通する直前まで刃先を突入させて溶かします。
2ある程度、とけたら。その深さで手前に小手先を移動させます。
3その真隣をすぐさま、同じ長さ溶かします。
それを三回。でワンセットおこない
4のような写真になります。
これで、仮溶接は大丈夫です。
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⑤の工程で行なったものを、仮溶接したい所。に行ないます。
この材料なら三箇所。
もっと全長の長いものなら。もっと 行ないます。
2三本線を引いたところに90度横から。コテを押し当てて。
溶けた山の部分を一体化させます。
(溶かしてひとつにします。)
3の状態になります。
この状態だと、溶かした分だけ広がって溶接部が痩せてしまっています。
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ここで、間を空けずに。
④で作っておいた棒を上から溶かして。山を作ります。
痩せた部分を補うように盛ってあげます。
ここのポイントは、溶かして整地した所が冷えて固まる前にすばやく盛り付ける事
でないと、固まってしまうと。上に乗せてるだけ状態になってしまいます。
溶かしながら盛りながら。小手先であたため。溶かして一体化させます。
全部を溶接すると。3のようになります。
表はこんな状態。 多少コテでぼこぼこなってもパテ補修で直るので気にしなくてもいいと思います。
本体のズレのほうがよっぽど大変なので。仮溶接をしたら。もういちど確認しましょう。
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溶接の強度実験です。
結構、重たいものでも。大丈夫なようです。
ギターも乗せてみましたが。結構頑丈そうです(^^
3,4は私のやった作品の状態です。
初めてだったので裏は非常に汚いですが。ちゃんとくっついているようです。(^^
この補修?加工方法が出来るようになると。補修はもちろん自作も大体できると思います。
PPならば、他社の純正バンパーとのコラボも!!しかも純正バンパーなら格安で手に入る!! もしかしたら。タダ!!
FRPとの接合は出来ませんが。エアロパーツは自分で作成できるようになると思いますよ (全てはやる気次第!?
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