補機ベルト交換①(エアコン コンプレッサーベルト)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
朝一発目のエンジン始動、雨の日の始動などで、
エンジンルームから「キュルキュル」と音がしませんか?
補機ベルトが2本使われていて、そのベルトが劣化してくると、滑ってキュルキュルと鳴きます。
また、ベルトの張りが弱くなると同じように鳴きます。
張りが弱い場合は、張り調整を行なうだけで音は消えますが、ベルト劣化の場合、交換する必要があります。
ということで、
このベルトを交換してみましょう。
◆まずは運転席側の後ろのタイヤを外します。
車をジャッキアップする前に、ホイールナットを少しだけ緩めておきましょう。
緩める前にジャッキアップしてしまうと、ナットを緩めるのに少し苦労します。(緩めすぎに注意してください。)
均等に緩める為に、緩める手順は写真の数字の順に行ないます。
「☆」を書くような順ですね。
2
車をジャッキアップしたら、ホイールナットを外し、タイヤを取り外します。
万が一ジャッキが倒れたりしたら大変危険です。
タイヤが外れたら、安全の為に車体ジャッキポイント近くの下に入れておきましょう。
また、
パンダジャッキだけでの作業は大変危険です、
作業する際、「リジッドラック」を必ず使用してください。
ホームセンターで3000円ほどで買えるかと思います。
3
作業しやすいように、邪魔なカバーを外します。
完全に取り外す必要はありません。
○印のボルト2本を外すと、ビロ~ンとなるので、これで十分です。
2本のベルトが見えましたか?
これを交換します。
4
ベルトの張りを確認してみてください。
張りが弱く「キュルキュル」鳴っている場合は、今の張りよりも強くします。
今の張り具合をなんとなく覚えておきましょう。
…といっても、
ベルトの張りの強弱なんてイマイチわかりませんよね、、
張りが強過ぎだとベルトやエンジンに負荷が掛かってしまいますし、
弱過ぎだとキュルキュル…
難しいですよね。
いつだったか聞いた話ですが、
ベルトの一番長い(間隔の広い)部分を、角度にして90°以上 “ひねる”ことができると張りは弱い
…らしいです。
参考にしてみてください。
※ちなみに、写真で触っているベルトはオルタネータのベルトですので、あしからず。。(^^ゞ
5
エンジンルームを開け、上部から見た写真です。
エンジンの右前方にあるボルト2個でベルトの張りを調整します。
6
①のボルトを少し緩め、ロックを外します。
(ボルトを取り外す必要はありません。)
②のボルトを緩めていくと、張りが緩んでいきます。
(逆に締めこんでいくと、張りが強くなります。)
※張りが弱い方はボルトを締めこんでいき、張りを強めましょう。
最後に②のボルトを締め、ロックする事を忘れずに。
7
ベルトが取り外せるくらい緩めましょう。
後はスルっと外れます。
8
取れましたか?
交換がこのコンプレッサーベルト1本だけならば、後は逆の手順で取り付けましょう。
これで「エアコンのコンプレッサーベルト」は交換できますね。
ちなみに、
補機ベルトはもう1本あります。
もう1本の「オルタネータのベルト」を交換する際はエアコンコンプレッサーベルトを外す必要がありますので、
手間を考え、できればコンプレッサーベルトと一緒に、もう1本のオルタネータのベルトもついでに交換しましょう。
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