しばらくぶりのニュースネタです。
先日の「千葉女児殺害事件」ですが、容疑者は「死体遺棄(の"容疑")」で逮捕勾留されているわけですが、容疑段階でありまた黙秘を続けているらしいので現段階での犯人視は適切でないと思うのですが、ニュースの記事でさえ殺人犯扱い…。
こんなんでいいいのかよ、と思っておりましたら下記の記事がありました。
全文はココ
殺された小学生はまことに気の毒ですが、だからといってナンデモアリはどうよ?というのが以下の趣旨です。「とにかく誰でもいいから死刑ダー」と叫んだ方はホームボタンを押してお帰り下さいな。
千葉県の女児殺害事件報道に、あの奈良女児殺害事件と同じ危うさを感じる
(前略)
逮捕された容疑者が、殺害された女児の小学校の保護者会会長だったという事実に多くの人が衝撃を受けた千葉県の女児殺害事件だが、最近の報道を見ていると何とも危うさを感じるので、ここで敢えて問題提起をしておきたい。
というのも私は2004年に起きた奈良女児殺害事件の小林薫死刑囚(既に執行)と深く関わった経緯があり、今回の事件報道がその時と似通っているからだ。逮捕された容疑者が小児性愛者であることを強く匂わす報道がなされており、小児性愛者の情報を公開すべきだというミーガン法待望論が出始めてもいる。警察も小児性愛を疑っているのは、家宅捜索でエロ本などが押収され、児童ポルノと言えるようなものも含まれていたという報道が一斉になされていることからも明らかだ。
私がここで危ういというのは、奈良女児殺害事件の時にも一斉に容疑者を小児性愛者とする大報道が展開されたのだが、その報道にかなり間違いが多かったことを、当時、小林薫本人に聞いていたからだ。例えば当時も、逮捕された小林容疑者について、大人の女性とつきあえず性的関心が専ら女児に向かっていたという報道がなされたのだが、本人に確かめてみたら事実と違っていた。
(中略)
それまで報道されていた病的なイメージと本人は違っていたし、報道がかなり間違っていることもわかった。そもそも彼自身、週刊誌報道などをほとんど見ていなかったので、私が差し入れた報道記事を見て、本人が驚いていたほどだ。彼の知人と称して匿名で証言している人物の多くが心当たりのない人だったり、週刊誌に登場して彼と関係があったと告白していたフィリピン女性など、本人は「全然知らん女だ」と言っていた。
(中略)
さて、今回の千葉の事件報道で気になるというのは、その奈良女児殺害事件報道の時も感じたのだが、マスコミが報じる小児性愛者のイメージがいささかステレオタイプで、そのイメージにあわせて素材を拾っているような気がするからだ。ワイドショーなどでも、容疑者が、小さな女の子がよだれを垂らすのを見て興奮すると言っていたなどという匿名証言をそのまま放送しているが、それは本当に確かな証言なのか。小児性愛と言われていますが心当たりはないでしょうか?と記者に何度も聞かれて無理やり思いついたようなコメントが、報道の方向性にあうからと確証もなしに報道されているように思えるのだ。
例えば4月18日の朝日新聞は、15日の家宅捜索の結果を報じた記事で「容疑者宅から児童ポルノ押収」という見出しを掲げている。しかし、記事をよく読むと「児童ポルノとみられるものもあった」と書かれている。ポルノが押収されたのは確かだろうが、それが児童ポルノだったかどうかは大事な問題だ。「児童ポルノとみられるものもあった」という記事に見出しで「児童ポルノ押収」と謳うのは、明らかにある種の思い込みが感じられる。いったい押収物の中身は具体的に何だったのか。「児童ポルノ押収」という見出しを見れば読者は、容疑者は小児性愛者で間違いないと確信してしまうだろう。
いや朝日のこの記事はましなほうで、夕刊紙などはもっとおどろおどろしい見出しが躍っている。ここで思い出されるのは、冤罪が後に明らかになった足利事件の菅家さんが、逮捕時の家宅捜索でやはりエロ本などが押収され、当時同じような報道がなされていたことだ。菅家さんもそうした報道によって小児性愛者のイメージをもたされていたのだが、結果的には逮捕自体が確証のない冤罪だった。
(後略)
**************************************************************** Yahoo! ニュース 個人(篠田博之)2017/04/22 ****
共同通信の記者とやらが強引な取材を断られ、家の壁を蹴ったとかいうニュースがありましたな。
まだ、容疑段階なのに、性癖がどうとか面白おかしく取り上げたりするのはいかがかと思いますが、テレビはそういう層向けという面もありますので商業的にそうしないといかんのでしょうな。
この種の事件がありますと、大昔のアルバムや卒業文集を提供したり、インタビューに嬉々として応じて偏見だらけのことを言ってる人を見ますが、滅多にないにしろ、事件が冤罪だったり、あとでお礼参りに来られたりということを考えないんデショね。
ワタクシはその種の取材には応じないことにしています。しつこかったら「ニホンゴワカラナイ」で帰るデショw⁉︎
と、かつてみんカラにおられた辛気臭い方(失礼)のブログにコメントいたしましたが、
記 者 「どんな方でした?? ……ちょっと変わってたとか…みんな気持ち悪がってたとか?」
自称同級生「ん〜ん〜ん〜…、まぁ、ええと、ん〜そうっすかね?」
で、
「容疑者について、同級生はみんな気持ち悪がっていた」
ができあがります。
「容疑者の知人」とかテケトーに作って、読者や視聴者の喜びそうなコメントをしたことにしちゃうかも知れませんなw。
結局「おもしろくしないといけない」みたいな使命感(?)がメディアにあるとすれば、その原因はテレビにかじりついてテレビの言いなりになるおまエラの皆さんのニーズによるんでしょうけどね(うははは〜〜〜www)。
しっかしまぁ、なんですな。
事件の結末はどうなるかわかりませんが、これでまた色々な規制が増えたりするんでしょうな。既に児ポ法の規制はどんどん強化されてきましたが、それで犯罪抑止になっているのでしょうかね??
「自分は関係ないし興味ないからどんどん規制すればよい」
というお考えの方も、規制強化・拡大解釈で思ってもいないことでとんでもない目に合うかも知れません。
萌えキャラ満載の自室映像が全国放送され、逢ったこともない「知人」とやらがうれしそうに「彼はキモ●●って呼ばれてましたよ」とか語る…
いやぁこわいこわいww
「表現の自由」を守ることを死守するはずのマスゴミさんは自らそれを狭めるように世論を誘導してどうするのでしょうか??
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Posted at
2017/04/23 16:59:03