Rじゃがのブログ一覧

この記事は、前の記事の続編になります。

前の記事からお読みいただくと、よろしいかと思います。








祖父の遺物

それはこいつです。



三菱重工製　発動機

です。

発動機…。　要するにエンジン単体そのものです。

以前、落花生の脱穀をする際にこいつが動力源になっていました。

ちなみに、５０年程の前のエンジンですが…、動きます。

しかも、



灯油ディーゼルと、ガソリンのハイブリッドです（！）
（ちなみにシリンダーは単発。つまり、一機でガソリンエンジンであり、ディーゼルエンジンなんです。）

掛ける時にガソリンを使い、常用回転時には灯油を使います。

弾み車を回して掛けます。多分、コツを知ってる兄しか掛けられないかも知れません。

…今度教えてもらおう。

兄はこいつを井戸のポンプ部につなぎ、電気が無くても井戸を使えるようにし、車のダイナモを手に入れ、それを繋ぎ、コンバーターを挿みこんで発電をも出来るようにする気です。

…考えてみれば、農機具用のエンジンて、一定回転を維持するように作られているので、こういう時に流用がかなり利くと思われます。

多分、兄は真面目にやると思います。

今後、同じような事が起きない保障はありません。それに対して、今は出来る限りの備えをするしかないので、協力し、出来る事をやっておこうと思います。

最近毒ばっかだったので、違うネタを…。

震災後、やっとまともな休みを頂き、また、兄も休みだったので、お互いの状況、これからを話ました。

兄貴は一家の主であり、また、主夫業も兼ねています。

ここ暫く、義姉が身重で仕事を休んでいたのですが、それが災いし、連日のテレビの地震報道でノイローゼ状態…

姪っ子が春休みに入るのも利用して、義姉は姪っ子を連れて一時中国へ帰郷。

そのため、１人モン状態になった兄は色々と計画を練っていました。

一番多かったのは停電対策。

元々機械屋で、現在は電車の整備をしている兄。

独自の見解ではやはり夏は冷房の為、停電が多発すると読んでいます。
（発電所の数、状況を考えると、やはり絶対的な発電量が足りないだろういう事になるそうです。）

室内用充電式ＬＥＤライトの作成（これはもう材料があらかた揃っているそうです）や、節約の為、当面の生活拠点の統合（兄達親子の離れを一時封鎖。母屋で生活）等…。

その中で、自分が心配したのが祖母の事。

ウチにはほぼ寝たきりに近い状態の祖母がいます。

せめて、その部屋の空調、エアコンとまで行かなくても、せめて扇風機くらいはどうにかしてやりたい…。

と、思っていたら、

「何とかなると思うぜ。なんなら、井戸のポンプも」

…？　井戸のポンプまで？

要するに発電でなんとかするとの事でしょうか？一応、ウチには発電機はあります。
しかし、極小さい物なので、そこまでは到底無理です。
（この先は久しぶりのＬＲ会話でお聞き下さい。（笑））

Ｒ「流石に無理だろ？」

Ｌ「いや、多分いける案がある…。」

Ｒ「どうするんだよ？」

Ｌ「井戸のポンプに別個の動力かまして、それで井戸は動かす。さらに、その動力から、電気を取り出す…！」

…！　確かにそれができれば、今後色々な面で助かります。

Ｒ「確かに、理想的だけど…。動力はどうするんだよ？」

そうです。問題はそこです。井戸のポンプとなるとかなり安定した動力が必要になります…。

Ｌ「あるだろうよ！じっちゃんの残してくれたのが！３年前位まで畑で使ってたろ？あれでやるんだ。」

…じっちゃんの遺物？　使ってた？

Ｌ「アイツだよ！落花生で使ったろ？」

Ｒ「！！！！！！！！」

…ありました！　思い出しましたよ！　一定の安定した動力を取り出せるやつが！

そいつは今は作業場の片隅で眠っていました…。

　

また、こいつが…、じっちゃんの遺物が、違う形で日の目を見ようとは…。

昨日帰宅時に車の解体屋の前を通りました。

結構前の型のエブリイの４ＷＤ

ぱっと見はまだ使えそうでした。

そこでふと思ったのですが、そういう

「廃車されていても実動する軽トラ、軽ワゴン自体を救援物資にできないのか」と。

軽トラ、軽ワゴンの４ＷＤなどと言ったら、その走破性、利便性は目を見張る物があります。

その車にいれらる所でガソリンを満タンにし、更に救援物資を積んで、その車ごと救援物資として送る…

使えそうな気もするけど、やはり無理かな…。

この一週間、夜勤と言う名の電話番で仕事が終りました。

元々２４時間営業の自分の職場、期間限定の夜間休業制に変更中。

お客様対応と、警備の為に、電気もつけずに事務所の中。

掛かって来るのは「ガソリンありますか。」の電話ばかり…。（多いときは１時間に４０回…）

むき～っ！

昨晩、精神的疲労で頭の中で何かプチ切れました。

もう、めんどくさいので、対応マニュアルでも作ってやれ！と、思ったら、何故かこんな物が浮かんだわけで。

でも、皆さんの感想を聞いてみたくなったワケで。

以下、書いてみます。

１、本日、ガソリンメーターは半分以上ある　○・×

２、仕事や通勤で使うワケではない　　○・×

３、とりあえず満タンでないと何故か不安だ　　○・×

４、並んでる間はエンジンは掛けたままだ　　　○・×

５、この車は帰宅後、数日は動かない　　　○・×

６、給油するのに渋滞が発生しても仕方ないし、自分だけの責任ではない　　○・×

７、今日は遊びに行く為、もしくは確保するためだけに給油した　○・×


全て○だった人…　　買い溜めです。全くもって無駄なので今日は給油せず、当分の間、車に乗らないで下さい。

○が６～３個の人…　買い溜めです。本当に必要かを考えて給油して下さい。

○が２～１個の人…　買い溜め予備軍です。良く考えて動いてもらえれば、ガソリンの流通改善に貢献できます。

該当なし…　　いらっしゃいませ。本日は遠慮なく給油させて頂きます。

※重要項目へのアドバイス

４、あなたは今、なにをしようとしているのですか？入れるために無駄に使っているのですか？

５、その燃料は生かせてません。その分が必要な人がきっといます。

６、１台１台が意識を変え、節約してくれれば渋滞は減らせます！
　　その渋滞の後で物流が塞き止められているんですよ？

７、ちょっとは世の中考えて下さい。







なんで、こんなチェックシートもどきが出来上がったかは不明です。（爆）

きっと配りたくなったんだろうな。でも、配ったらえらいことになるんだろうな…。

でも、こんな物を作りたくなってしまう世の中なんだよね…。

今日も今日とて、夜勤（宿直）をし、その後１時間半程現場をやって帰宅。

つまらない人間を見て折れそうになる…

７時過ぎに掛かって来た電話。

「１時間も並んでるが、一向に進まないぞ！どうなってんだ！」

……ため息しか出ませんでした。

今日はウチは８時よりの営業。

どうやら見えない所で大渋滞が出来てるらしい…

「すいません、８時からなんですよ…。しかも、こちらからはそちらを確認出来ません…。」

「なんだと？さっさと開けろよ！待ってんだからよ！」

こっちだって都合がありその時間。その事を伝えると無言で電話が切れる。

…危うく電話を投げ捨てる所でした。

確認もしないで勝手に並んでんだろうが！

そして開店。

やはり買い溜め系が後を絶たない…

ミニバン系が１０リッターそこそこで満タンになって行く。

…疲れた。

トドメは爺さんクラウン。結構前の型だ。

掛売カードだったので、３５リッターまでだと伝えると、

「ケチくさい事言わずに満タンにしろよ！」

無理だと伝えると、

「じゃあ、残りはレギュラーで良いから満タンにしろ！」

それも断る。

しぶしぶそれで帰って行く爺さん…


ダメだ… 折れそう…

























だが、しかし！

そこから精神面での逆転が始まる！

そこから続いたお客様方。かなりお待ちのハズなのに、どのお客様も、

「ありがとう。」

「大変だろうけど、おかげで助かるよ。」

「頑張って！」

と、次々に声を掛けていただく。

自然に顔が綻ぶ。

そして一台のハイエース。

「あんまり入らないけどごめんね。」

まあ、最初に言われたから良いか。

確かに１３リッターしか入らなかった。

「ありがとう。これで安心して行ける！」

………？

「向こう方の仲間からね。修復の材料が足りないと連絡うけてさ。」

車の中にはパイプやら工具やらが満更だった。

「連休だしね。ちょっくら助けに行ってくるよ！」

…何も言えなかった。

ただ、一言だけ

「頑張って下さい！」

それだけが口をついて出た。

…こんな事で折れてらんないな。

そう思った。

今回の震災で自分に何が出来るか。

自分の仕事を頑張れば、大袈裟かもしれないし、間接的とも言えないかもしれない。でも、関係する事が出来る！

そして、帰宅したら、皆さんからの励ましの言葉。

すごく嬉しかったです！

ありがとうございます！

大変ですが、何とか乗り切ります！

皆さんもこの現状に負けないように頑張って下さい！

一人一人が頑張れば何とかなるハズ！

そう信じて、前を向いて行きます！

さて、もう一晩夜勤（宿直）だ！

備えて寝るかな。

前の記事でコメントくれた皆さん、本当にありがとうございました！