世の中クリスマス一色のこの連休に、急きょ出張に行ってきたんです、私。
今さらながら、思い出しては記録にとどめておこうと思います。
さて、今回の行く先は…新幹線の西の終点「博多」。
先方との約束は23日(日)の夜だったんで、ゆっくり出発しても良かったんですが…せっかくの遠出なので、一日を有効に使わなきゃ!ってことで23日の夜明け前から電車に飛び乗りました(笑)
これなら博多到着は11時前なので、約束までの半日間をゆっくりと観光できますから。
って、考えは完全に“小旅行”…ダメサラリーマンです。
実は九州を訪れるのは、人生で2度目のこと。
しかも前回は25年前も前に、飛行機で阿蘇に行って、ろくな観光もせずにそのまま帰ってきたっていう簡単なモノでしたから、新幹線での上陸も初めてなら、北九州も初めて。
考えるだけでもワクワクで、前夜から落ち着きません。
観光…といっても、今回は明確な目的があってのこと。
それは、「太宰府天満宮に行って、娘の受験の願掛けすること」であり、これは受験生を持つ親として真っ当な行動パターンかと。
…って、嫁に言われました(汗)
だから、外せませ~ん。
ちなみに大宰府って北九州だってことも、それが博多に程近いってことも知らず、偶然前夜に「どこ行こうかなぁ?」ってネットで検索してたら見つけちゃったってなわけで、果たしてこんなダメ親にご利益があるのかどうかは…道真公のみが知るってことでしょう。
だからしっかりとバスと電車のルートを調べました!!!たどり着けなかったじゃ済まされませんからね(笑)
ところが…
予定通り新幹線で博多に着いて、そのまま大宰府行きの路線に速やかに乗り換えるつもりが、手荷物を減らそうとコインロッカーを探したのが間違いの始まりだったのか…そこらじゅうが既に“満”状態。
広い駅構内をぐるぐる歩き回りやっと空いているののを見つけた時点ですでに30分以上出遅れてます。
そこで慌ててバスステーションまで移動すれば…路線図が見当たらない(汗)
何番に乗ればよいのやら?とバス時刻表をひとつひとつ見て回れば…それこそメチャメチャたくさんの路線が走ってるんですよね、博多市内って!?
それでもなんとか乗るべきバスを見つけ出して乗ったは良いけど、やっぱりバスって遅いのね。
渋滞に加えバス台数が多すぎることで、各バス停にバス自体が渋滞しちゃってるとは…(滝汗)
で、仕舞いにゃ降りるべきバス停に気がつかず、通り過ぎる始末。
慌てて歩いて戻りましたが、ここでも大幅に時間ロスです。あ~ぁ。
で、無事に駅に着いたかと思えば、それが実は違う鉄道会社の同名の駅だったりして、ここでも大慌てしちゃて…結局1時間半ほど予定よりも出遅れちゃったんです。
まさかの失態続きで、気分はかなりブルー。しかも天気は今にも雨が振り出しそう…。
それでもなんとか電車を乗り継ぎ、無事大宰府駅に着いた頃には…しっかり雨。
というよりも雪混じりの冷たい雨が降り始め、予定外の傘を調達。
最近、確実に“雨おとこ”になりつつあることを、改めて実感した瞬間でした(滝汗)
お賽銭握り締め、寒さに震えながら境内にたどり着けば、なんとも人が多いことに驚かされます。
やはり受験シーズンを直前に控え、そろそろ私と同じ“神頼み”組が本格的な活動をし始めたようで…目の前には参拝待ちの長い列ができてます。
いっそ止めちゃおうか…とも思いましたが、さすがにそれは許されないので、萎える気分を奮い起こして、列に並びます。
周りは…どうやら受験生とは限らず、単なる観光やデートという方々に加え、大陸からお越しのご一行もかなりいらっしゃって…静かにお参りする環境ではなかったのが残念でした。
それでもしっかりお賽銭を放り投げ、ついでに絵馬も購入ししっかりと願い事を書きましたが…実は、あまりの寒さに字が歪み、ついでにマジックのインクが滲んで、文字が読み難くなっちゃったのは…内緒です(汗)
きっと今頃、さすがの菅原道真公も困ってるかも知れませんね(笑)
そして隣接してる「九州国立博物館」に立ち寄ります。
近道を通って…
ここで見つけたのが、歴史の教科書の最初の方で必ず紹介されている「漢委奴国王」の金印。
そういえば、これが発見されたのは博多の目と鼻の先にある志賀島。
「なるほど、だから縁の深いこの地に展示してあるんだね。やっぱり貫禄があるねぇ、こいつは!」…と感慨深げに眺め、帰りにこいつを模した根付を購入。
…したんですが、実はここに展示してある金印はレプリカなんだそうで、ホンモノは同じ市内にある近くの「福岡市博物館」にあるんだと。
国立ではなく市立の施設にあるって言うのがちょっと???ですんで、正直「しまったぁ。」って思いましたが…まぁ良しとしましょうか(笑)
しかし文句は言いつつも、実は結構気に入ってたりして4時間近く居ましたよ。
いやぁ、広い展示空間に順路も何も決められて無いフリーな感じの“ゆるさ”が、私に合っているのかも!?
その結果…博多に戻った頃にはすっかり日も落ち、うかつにも再び乗ってしまったバスの渋滞にヒヤヒヤしながらも、再び博多駅に到着。
するとそこは…
“恋人達の聖地”と化しておりました(滝汗)
綺麗なイルミを背景に、いたるところでラブラブなカップルが写真を撮ってます。
そんなかな一人とぼとぼと、疲れた足を引きずって肩を落として歩く“場違いなオッサン”…が私(笑)
悔しいから写真だけ撮ってきましたが、もちろんそこに写る人影があるわけも無く…何してるんだか(号泣)
23日の夜ですのでクリスマスのイブイブなんですが、それでもこの熱気ですから翌日の様子は推して知るべし。
あまり見たく無いぞぉ…ってのは、寂しいオッサンの独り言です。
さて、その後は無事に約束の時間に間に合い、それから程なくして「飲みに行きましょ!」のお言葉に甘えて…0時過ぎまで盛り上がりました。
おかげでかなりハメを外したようで…その後にたどり着いたビジネスホテルのフロントで、宿泊者カードに文字が書けずに困っている自分の姿があったのは…事実です(核爆)
記憶はここで見事に無くなってます。
次回に続く…かな?