ヴェゼルのライバル、トヨタCーHRも街中でよく見かけるようになりました。(笑)
車道では後ろにつくことも多くなり、ちょっと気付いたことがあります。リアピラーに小さなでっぱりが付いているのです。他にもAQUAや86にも、よく見るとピラーやピラー下に付いています。
調べてみると、トヨタでは「エアロフィンスタビライザー」というものだそうで、一般名「ボルテックスジェネレーター」という乱流を発生させて空気抵抗となる気流を制御しようとするものだそうです。飛行機では翼の縁に付いており、すでに利用されているようです。
他にも利用例がないかと調べてみると三菱自動車の論文が見つけることができました。そこにはボルテックスジェネレーターの使い方としては
(1) 形が急激に変わる10cm前につけること
(2) ボッチ型より、デルタ型の方が効果があること
(3) 複数個をつけ、10cm間隔が良い
と書いてありました。実際応用例として、ランエボのルーフエンドにつける蝙蝠の羽みたいなオプション部品(笑)として売られていたようです。
考えてみればランエボの場合、トランク上のテールスポイラーの働きを良くするために使っている訳ですから、テールスポイラーがついていない車には効果が無いかなと思っていました。しかし、トヨタは車のサイドのリアピラーに付けて、何かしらの効果を狙っていると思い、エアロフェンプロテクターというシリコン製の角擦り防止グッツ(6コ入り、市価1000円くらい)を取り付けて実験してみました。
トヨタに倣って、リアピラーに2個づつ付けてみました。ルーフスポイラーの延長線くらいを目安に1つ、その下10cmくらいのところに1つです。(写真の上2つ)。張り方はぷっくり膨らんだ方を前にして、地面と平行に張ります。
期待して走ってみましたが、効果を実感できませんでした。
このグッツ6個入りなんで、2つ余るので、何かもったいない。もったいないので、その下ということで、テールランプの脇につけました。このグッツ、透明なんで、横からみたら、めだたないのがいいところです。
結果は
効果でました。明らかに感触が違います。EVからエンジンに切り替わってから車が軽くなったような感じで、加速が良くなりました。燃費を計測したところ、満タン法なのであてにできないですが、0.2km/リットルくらい良くなりました。ただ加速感は1週間もすると慣れちゃいます。
私が思うキモはテールランプの角。あそこが車の抵抗になっている感じです。
ちなみに、上の位置にはると、リアが軽くなった感じになります。また、あまり下だと横幅が変わったとみなされ車検が通らない可能性があるので、ご注意ください。
Posted at 2017/06/15 16:20:57 | |
トラックバック(0) | クルマ