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イイね!
2016年10月15日
ちゃんとした「カージャーナリスト」が居ない
昔々、W126のメルセデスSクラスが日本にやって来た時、かのCG初代編集長小林彰太郎氏は相当な批判覚悟で、当時出たばかりの380SELを酷評しました。メルセデスを否定することは、ジャーナリストとしての命を絶たれる可能性もある事を承知で書いたと当時のCGにも明記してあったと思います。

多少の脚色はあるかと思いますが、それでも正しい事を伝えようと細心の努力を図っていたのは間違いないと思います。

さて、カージャーナリストとは何なのでしょう?

多分、正確にはそんな職業はありません。車の事に関して書き下すことが出来る物書きの事を横文字でカッコ良く書いたのがカージャーナリストだと思います。

では、その職業に必要なスキルはなんでしょう?

まず、当然文章力はある程度必要です。でも別に芥川賞を取るわけでもないですし、かといって戦場カメラマンのような命を張る事もないですから、ごく普通に文章が書くことができるなら問題ないと思います。外国の車を取材することは多いはずなので、英語力は多少必要かと思います。

車の事を書くわけですから、当然運転スキルも・・・と思ったりしますが、これ意外と必要ないと思います。というのも、読者は基本的にはサーキット走行が趣味な玄人肌ばかりではなく、基本的には普通の人達なので限界を突き詰めた走りばかり書き下す事も無いわけです。

普通に運転出来て、しかもそれは安全運転であり、車酔いすることもなく運転が出来ることが重要だと思います。個人的にはこれが上手いドライバーだと思います。プラスαで過度特性を知るため、つまり急な操作で車がどんな危険状況に陥るか等を見るにはそれなりのスポーツ走行の経験はあったほうがいいでしょう。じゃぁどれくらい?と言われると人それぞれでしょうが、左右のハンドルでマニュアル車をヒール&トゥで走らせられ、且つパワーウェイトレシオ3.5ないし4付近の車までは全開加速を経験しているくらいが理想だとボクは考えています。

個人的には、さらに重要なのは衣食住の知識が豊富であること(食がボロボロの味音痴とか結構いますね)、ファッションセンスが多少は備わっている事(プロの試乗会の映像見ると、酷い服着たひと多いですね)、いいホテルの事情や経済状況の把握をしている事(ホテルのエントランスのマナーも知らないようなのいますね)、これらが備わっていることが大事だと思います。

最後に最も重要なのは、その仕事が何をすべきなのか、ということです。これは小林彰太郎氏がやってきた、読者に自分の感じた真実を伝える事だと思います。これは主観が入って良いのだと思います。俺はこの車のここが好きだ!という個人の好みにファンは付くわけですから。ただ、これは偏って良いわけではなく、自分自身のメートル原器があって、それを軸にきちんと評価が出来る能力のことを言っていて、例えば「xxxが最高で、後はクズ!」みたなのはイロモノ野郎で終了です。

要するに、ジャーナリストですから、伝えるべきことをきちんと伝える事が絶対条件なのです。

では、これら要点をクリアしている現在活躍してるカージャーナリストはどれだけいるでしょうか?

全部とは言わなくても8割クリアしている人、いますかね?

個人的には居ないと思います。

まず、それを生業にしてしまい、メーカーの意向に沿い過ぎていること。そして、断定や明確な意思表示を、例えばブログ炎上等を恐れてしないこと。老齢の、しかも自分の利益を優先しているジャーナリストが一向に引退しないこと。経済の減速でジャーナリストとメーカーのお互いの余裕が無い事。

これら要因により、ほぼ今の車関係のマスメディアは死んだといってもボクは間違ってないと思っています。不自然なインプレッションが年々増しているのは間違いありません。無論、車が前よりもつまらないのは仕方のない事ですが。

というわけで、何をするべきなのか。

まず、その問題点を全て取り除ける車好きの素人をプロにするしかありません。生業は他にあり、批判を恐れず賛否を問える、年齢は相応の年齢で利他の心で編纂を出来、かつメーカー担当者ときちんと話が出来る人。

まぁ、こんな人達がごそっと出てきたら、そうとうな勢いで潰されると思いますけど。意味不明なジャーナリスト団体とか、COTY委員だとかいって、既得権益を必死で守っていますしね。

前も書いたんですが、ホント多少自費で行けるから当初一年くらいはボランティア的に頑張って、新しい車の評価を出来る民間雑誌が出来たらいいのになぁ・・・とついつい思ってしまいます。

メーカーがユーザーへの啓もうが足りないのはこの先も変わらないと思います。でも、これって結局ジャーナリストにも絶対責任あるんです。結果的に日本の車をダメしているのは、ジャーナリストの自己利益に関係しているのです。

本来なら、こんなしょぼい国内専用車ばかり蔓延るはずが無い国民性のはずなのです。

なんかチャンスが無いもんですかねぇ・・・それにしてもCGも何もかも、見るも無残な雑誌になったもんです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2016/10/15 00:41:34

イイね!0件



この記事へのコメント
2016/10/15 08:44:10
インプレッションがネットで蔓延するようになってからは特に酷いですね。
WebCGのインプレッションがマニアックな車種もカバーするので良く見ますが、酷い文面のライターが散見されて、流し読みしてしまうことが良くあります。

個人的にはインプレッションは自分が乗ったときを想像させてくれる橋渡し役みたいなものを期待していますので、意味の分からないシャレや流行語を書かれても無駄でしかありません。

昨日まで東京に出張したのですが、その足でBMWグループスタジオに寄り試乗三昧させていただきましたが、改めてレクサスとの乗り味の差に愕然とさせられました。。。
コメントへの返答
2016/10/15 16:24:16
コメント毎度です♪

車に限らず、ネットに情報が蔓延するようになってから、情報の価値は著しく下がってしまい、結果として全然儲からない仕事になりやすくなったのも原因かと思います。有能な人間のやる仕事でない、といいますか。

けっきょく、読んでも全然想像力が喚起されないような文章といいますか、適当に時勢に乗ったつもりになっているようなインプレばかりになっているのは、時代と生活の為のお金に媚びしてしまうからでしょう。

まぁ個人的にはそれでもレクサスはボク割と好きですけどね。現行RXを知り合いが購入しましたが、やっぱりあれはあれで良いもんです。
2016/10/15 23:29:49
いわゆる団体所属系の方のインプレはまず見ないですね...クルマに一家言お持ちのみんカラの方や海外のインプレを参考にするのがほとんどです.

英語圏ならyoutubeに率直なインプレ動画を多数出す素人の方の例もありますが、日本語だとマーケット小さくて商売にできない感じでしょうか.

特に資格や参入障壁もないですし、自称何とか研究家と変わらない次元の方が国内では多そうな印象ですね.

求められているのはアートの世界のキュレーターの様な感じかと思います.そのクルマの楽しみ方を歴史、文化を踏まえて伝えてくれて、かつその楽しみ方でのクルマの善し悪し、あるべき姿や方向性が語れる人.

これまで以上にクルマがどうでもいい人と異常にこだわる人に二極化すると思うので、モータージャーナリストもそういう方向でセレクトされていくべきでは、と個人的には思います.
コメントへの返答
2016/10/16 23:10:43
コメント毎度です♪

自分もふと感じるのが、なんで海外のインプレと国内のインプレでこんなにズレがあるのだろう、ということです。何でか知りませんが、使用要件とか道路状況とは関係のない範疇でインプレにズレがあると、疑問ばかり浮かびます。

勝手な推測ながら、運よく何かの縁と、何かしらの処世術で手に入れたツテなどがCOTYみたいな世界は重要なんでしょう。まぁ一般的な社会もそういう部分は強いとは思いますが、サラリーマン世界よりもさらに酷そうな気がします。

以前、有志で同人誌を作りたい、みたな日記を書いたことがあるのですが、昔みたいな背表紙がないような車雑誌を普通の人でも買う時代ではなくなりそうなので、それこそ高品質で読み返しが出来るような、写真もデジタルがはびこるなかでアナログに拘るなど、全く違う切り口の高付加価値な車雑誌を作るべきなのかなぁと感じます。

出来ないもんですかねぇ。
2016/10/27 00:55:30
有志で同人誌発行の話、覚えています。koalaさんならいつかやってくれると思っていました。全てに賛同できるわけではありませんが(私はホテルの事情までは存じておりません。笑)、「なんでこの人ここまで媚びるように褒めまくってんの?」って思うことが多々あります。

『メーカー担当者ときちんと話が出来る人。』が一番ハードルが高いよう感じました。つまり幾ら能力があってきちんと話が出来る人でも、メーカー担当者がク○ならどうにもこうにもいかんのでは、と思うのです。
よって両者間で直接的にはお金が動かなくても、利害関係がありつつ(一切ないのも理想型の一つかも知れませんが、その場合は持続可能性が極端に低下すると思います)、ギリギリのところでパワーバランスが成り立つようなシステムが必要です。
また、ここまで顕著になった格差社会においては、資本主義が包括している報道倫理も変わっていかなければならないと思います。自由市場だからといって、人を間違った消費行動に導くような媚びた情報は淘汰されるべきです。または、『これを執筆するにあたって、どこの会社からどれだけお金を貰いました』と明記すべきです。

全く力はありませんが・・・何かできることがあれば是非協力させて下さい。
コメントへの返答
2016/10/27 11:11:25
コメント毎度です♪

日本の場合、広告代理店が寡占状態で、メーカーとの関係が多分他の国とは全然違うのか、妙な広告や妙な商品評価が生まれるようになりました。

NHKの連ドラでも、雑誌編集者の話がとと姉ちゃんでやっていましたが、結局「あの人にこうお世話になっているから。。。」という日本人特有のメンタリティが、製品評価においては悪い方向に向かう事が多いのでしょう。そう考えると、メーカーの広告が一切ない、というのは大いにデカいのかもしれません。

雑誌をもし成り立たせるなら、例えば一般的に売れる車をきちんと問いただして、低価格もしくはビックイシュー的な方法で売りさばく。または一時期非常に良かったSuperCGのような、高価格ながらも高品質なニッチ雑誌になるか、どちらかだと思います。ただ、後者は説得力を持たせることがなかなか難しいかもしれません。

いずれにせよ、車だけじゃない、健全なジャーナリズムの復活が求められていると思います。
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