永遠の絆☆なぎら健壱

　今日は母の日です。私にはもう母と呼べる存在はいません。実母は平成８年５月２７日に亡くなっていますので、もう２１年が経ちました。義母はこの４月で５年が経ちました。どちらにも母親孝行をしたとは言えません。親孝行したい時には親はなしという思いです。

　「永遠の絆」は、１９７４（昭和４９）年に発売されたなぎら健壱の２枚目のアルバム『なぎらけんいちの奇癖』に収録されています。原曲は『Will The Circle Be Unbroken』という有名なゴスペルのようです。作者は知る人ぞ知るアルヴィン・プリーザント・デレーニー・カーターです。有名な「カーター・ファミリー」の一員です。アメリカや日本のフォークソングに大きな影響を与えたバンドなのです。なぎら健壱も当然影響を受けています。というかなぎら健壱はカーターファミリーピッキングと呼ばれるギター奏法では日本の第一人者なのです。加川良も『その朝』という題名で歌っていますが、私はなぎら健壱バージョンで知りました。

　母の日はもちろん母への感謝を表す日ですが、いつの間にか母を偲ぶ日になってしまいました。今晩は母の思い出を酒の肴にして呑むことにします。
　俺が死んだらまた母ちゃんに会えるよね。もう少しかな…。