ツゥのブログ一覧

　４月５日に加川良が亡くなっていた。不覚にも今日になるまで知らなかった。みん友さんのブログで教えてもらった。みん友さんは地元の新聞で知ったようだ。約10センチ位の小さな記事だったそうである。
　加川良とは世間的にはそんなにもちっぽけな存在だったのだろうか。先日亡くなったかまやつひろしさんの訃報の時の扱いとは全然違う。私の中では良さんはムッシュと同じか、それ以上の存在だった。そんな良さんが亡くなかったことを今日まで知らなかった自分に無性に腹が立った。
　僕が加川良という存在を知ったのは吉田拓郎のアルバム『元気です』のなかの「加川良の手紙」を聴いてからだ。その時は「加川良って誰だ？」と思っていた。フォークの名曲「教訓Ⅰ」を歌っている人だと知った時もそれほど感激はなかった。拓郎以外はあまり興味はなかったのだ。大学に入って、フォークバンド仲間から良さんのＬＰを聴かせてもらった。『教訓』『親愛なるQに捧ぐ』『やぁ。』『アウト・オブ・マインド』『十月は黄昏の国』『南行きハイウェイ』『駒沢あたりで』をカセットテープに録音して聴いていたものだ。

　「偶成」（作詞：浜田龍郎　作曲：加川良）は、１９７２年に発売された加川良の２枚目のアルバム『親愛なるQに捧ぐ』の最初の曲である。学生時代に失恋した時に泣きながら歌っていた曲である。それからこれを聴くと夏目漱石の『こゝろ』が頭に浮かんでくる。
　良さんの歌は泣ける歌が多い。このブログでは「伝道」「悲しい気持ちで」「下宿屋」「こんばんはお月さん」や東京キッドブラザーズのミュージカルで『十月は黄昏の国』で歌われた「風の別れ」を紹介している。

　良さん、あなたを実際に観たのは一度だけです。千葉市のライブハウス『マザース』でのライブでした。「教訓Ⅰ」を生で聴いたのもその時でした。感動しました。感激しました。それから４０年が経ってしまいました。またあなたの歌を聴きたいと思っていたのに、それもかなわぬこととなってしまいました。でも今はＹｏｕＴｕｂｅというすぐれものがあります。悲しい時にはあなたの歌を聴いてまた泣かせてもらいますね。
　良さん、本当にありがとうございました。ゆっくりとお休みください。　合掌　　

　昨日は山梨までのドライブでした。マァが学生時代の友人に会いたいということで湯村温泉郷にある「杖温泉　弘法湯」に行きました。行きは電車で一人で行きましたが、帰りは車で迎えに来てほしいということでした。
　往路は下道で行きました。雁坂トンネル越えでしたが、天気が良くないので画像はありません。途中の名湯にも入ることはできませんでした。

　お昼少し前に到着しました。早速温泉に浸かることになりました。女将さんのご厚意によりこの日の女湯に浸かることができました。


　源泉かけ流しです。湯量も豊富です。少しぬるめの温泉でした。ずっと浸かっていたくなる優しい湯でした。

　「三枝酒店」さんで山梨の地酒を購入してきました。

　その後は湯村温泉街にある「湯村食堂」さんで昼食をとることにしました。「杖温泉　弘法湯」の女将さんのおススメでもあります。

　昭和の食堂ですね。隣の床屋さんではご主人が暇そうにしていました。

　ラーメンと餃子を食しました。期待していなかったのですが、これが美味しかったのです。昭和の親父を嬉しくさせる味でした。
　復路は高速を利用しました。家に帰るとどっと疲れが出てきました。じっくりお酒を呑みたいという気分もありませんでした。コップ酒をガブリと呑んでバタンキューでした。１０年位前までは朝から晩まで運転していてもそんなことはなかったのに…。