西郷さんの名言です
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものだ。しかし、この始末に困る人でなければ、国家の大業は成し得られぬなり。
西郷さんはいい事をいうなぁ~
つまり、地位とか名前とかにこだわっている人間では国を発展させることはできない。といってますす。
実は・・・
この西郷さんの実名は西郷隆永であって・・・
隆盛はお父さんの名前だったそうです。
明治維新の立役者となった西郷さん。
朝廷から国の重要なポストを任されることになります。
書類上の手続きのため西郷さんの実名をたずねようとしたのですが、本人は多忙で留守にしていました。
そこで、西郷さんの弟子に名前をたずねると・・・
「俺はいつも西郷どん、といってるので本名はわからない」
(ちなみに”どん”は鹿児島の方言で、〇〇さんにあたる言葉です。偉大!といういみも込められています)
「俺は西郷吉之助(通称)でしか知らないなぁ」
ちなみに、
江戸時代では名前を表すときに、家名(西郷)+通称(吉之助)+氏(平家の出なら「平」)+諱(いみな)で構成されておりました。本名にあたる諱(いみな)の部分は本人以外に口にしてはいけなかったそうです。
しかし、ある部下が
「う~ん・・・ たしか隆盛だったような気が・・・」
実は隆盛とはお父さんの名前だったようで、この言葉を信じた朝廷側が西郷隆盛で事務処理をしてしまったそうです。
出先から戻ってきた西郷さん。
部下から説明を受けると、「隆盛でよか!」といったそうで、名前にはこだわりを持っていなかったそうです。
エピソード
荷車で荷物を運んでいた部下がいました。坂道に苦戦していた部下に対し、西郷さんは後ろから荷台を押してあげたそうです。
すると、周りの部下たちが慌てて西郷さんにつめよります。
部下
「あなたは総大将なのだから、みっともない事はやめてください」
すると、
西郷さんは・・・
「俺は周りの人間を意識して行動はしない!常に意識しているのは天である。周りの人間は俺の行動に対してどう思おうがそんなものは関係ない!天に対して恥じなければそれでいいのだ」
として、持論でもある「敬天愛人」(天を敬い人を愛する)を唱えたそうです。
冒頭の名言どおり、西郷さんは地位や名前などにこだわる人間ではなかったのですね。
もしかしたら知っている方は多いのかもしれませんが、無知な私は知りませんでした・・・
Posted at 2010/08/31 21:41:52 | |
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