PIONEER / carrozzeria carrozzeria DEH-970
2016年3月3日購入、2016年3月5日に取り付けました。
奥さんのオーリスにとっては三種の神器の1つとなります。
他はJBLのスピーカーP660C、まだ未装着のGENESISの4chアンプProfile Fourです。
自作で970専用の1DINボックスをこさえ、グローブボックス下に設置しました。
オーリスの純正ナビデッキでの音作りにそろそろ自分では限界を感じ始めていました。
もちろん腕のある方ならまだまだ先の世界に行けるかと思いますが。。。僕にはもう知恵がありません。。。(T.T)
そこでどのような手段でシステムアップを図ろうか考え、あくまでオーリスは奥さんの車なので大幅な機材導入で車内スペースを減らすことはできませんので、純正ナビデッキはそのまま使い、オーディオ向きなヘッドユニットを追加してナビデッキ音声をAUX入力で鳴らそうと考えました。
当初から970は候補に入れており、中古で970と同価格帯でアルファでも使っているDENONのDCT-R1も候補にしていました。
R1の場合はハイローコンバーターを使ってナビのスピーカー出力を変換させる必要があります。
970ならハイレベルインプット可能です。また、デジタル機能は満載、拡張性を考えるとオーディオ機器というよりはもう小さなPCです。
片やR1は純粋なアナログ機。
どっちにしようか迷っていた2015年11月、僕のブログを拝見してくださった方のご助言やみん友さんのアドバイス、そして僕も触ったことのないデジタル機能を使ってみたいという思いで最終的に970に決め、資金繰りに目処が立った今年3月に購入となりました。
970では、デジタルクロス、ゲイン調整、左右独立16バンドイコライザ(EQ)、タイムアライメント(TA)の使用、3Way構築などが可能になります。
僕はデジアナ仕様という構成で970での仕事はTAのみ、できればEQはフラットのまま、クロスは自作のバイアンプ仕様のパッシブに任せ、JBL P660CのTWの能率も高いのでこれも自作のJantzenの-3dB固定式アッテネーターはそのまま使うこととしました。
導入時の興奮が冷めるとナビデッキ単独時に出せていた音が出なくなっていることに気づき、ここからしばらくセッティングが難航しました。
一番大きかったことが凄みのある低域が鳴らなくなってしまったこと。。。これは僕には致命的。。。
以前から気にはなっていて検討していなかったこと、少しでもよくしたいと変更したことが以下の通りです。
・MIDのプラスマイナスの接続を反転。ポノンさんの整備手帳だったでしょうか?を見て参考にしながら検討。結果として現在は本来の接続とは逆の状態になって落ち着きました。
・それに伴いTWのプラスマイナスも逆転。パッシブはTWもMIDも1次のスロープですので正相接続で音場はビシッと落ち着きます。
・車体のマイナスケーブルの方向性の反転。ナビデッキ・970のマイナスのバッ直はバッテリーターミナルに直接接続にしていません。バッテリー電流センサーがあるのでそれを回避する目的もありますが、みん友さんのアドバイスでデッキのマイナスケーブルはバッテリーからのマイナス線が車体にアースするポイントで共締めしております。その際にマイナスケーブルの長さが足りなかったため、オーディソンの0ゲージ(線材本数6321本)を長さ調整で使っています。この30cmの極太ケーブルが低域作りに一役買ってくれていますが、配線方向が通常の被膜のプリント文字の終わりにバッテリー側が来るようにしてありました。僕はお師匠さんのアドバイスに従いデッキのバッ直に使っているマイナスケーブルはマインズカンパニーの坂本さん理論で向きを調整していますが、ここだけ逆転状態だったので反転することで合わせました。
・パッシブのMIDのコイルのインダクタンス変更。もともと変えようと思っていたところですが、低域再生とは別でボーカル域がもう少しでしゃばって欲しかったので調整しました。
・パッシブのインピーダンス補正値の変更。970導入後に弱冠曇ったボーカル域の見通しを上げるために変更。
・パッシブのTWにスチコン導入。これは興味本位ですww素人の勘です(苦笑)
・MIDの取り付けボルトのトルク変更。これは面白かったです。結果的にはトルクは落としました。トルクを上げるとインナーバッフルとの設置力が増すことで低域が締まってくること、その分MIDの振動がドア全体に伝わりやすいみたいでドア鳴りしやすくなりました。逆にトルクを下げるとドアへの振動の伝わりは減るみたいで、低域の鳴り方はトルクを下げすぎるとボワンと締まらない収束の遅い低域になるみたいです。結果的にはボワワンと緩すぎない程度で低域が伸びてくれるような雰囲気のするところでshibi-shibiのおぼつかない手の感触でトルク合わせ(苦笑)確認時はドアが共振しやすい100Hzの単一周波数をリピート再生させながら調整してみました。
以上の小さな積み重ねともしかしたら一番大きかったのはエージングじゃないかと思い始めていますが、音出しして10時間以上20時間未満経過したことで心配していた低域もガツンと出るようになりました。
何よりホッとしました。
皆さんからいいデッキだからと言われ続けておりましたが、一向に満足した鳴り方にならなかったので、自分の腕のなさにしばらくヘコミました。。。
そして970導入して触ってみたかった機能のTA。
少し試しています。
オーリスの場合は、運転席に座ってなるべく奥さんの座高なんかに合わせた状態での耳とスピーカーの距離は、
右TW: 72cm
右MID: 72cm
左TW: 116cm
左MID: 116cm
となります。TWとMIDは同じ距離になるようにTWを取り付けています。
で、アドバイス頂いたりしながらあーでもないこーでもないといじり続けて現状満足しているのが、
右TW: 73.75cm
右MID: 71.25cm
左TW: 115.00cm
左MID: 117.50cm
でした。
ボーカルはルームミラー下がセンターです。
しばらくはTAをいれたり切ったりしながら聴いていこうと思っています。
970の接続モードはスタンダードモードです。
スタンダードモードのフロント側には通常はMIDをつなぐみたいですが僕の場合はTWにしています。
そうしないとナビデッキ出力のナビ音声がTWから出てこないので聞き取れませんでした。。。
総じて、やはり思っていた通り調整幅はとても広く、懐の深いデッキだと思います。
カロッツェリア固有の音をよくわかっていませんでしたが、たぶんアナログ的な素の音はすっきり淡泊みたいです。
なので、音色づけは返ってしやすいのかもしれません。
僕の場合はパッシブのコンデンサで好みの方向を見つけようと必死です。
**2016年8月19日更新**
970を実装後ずっと内蔵アンプで鳴らし続けてきましたが、2016年8月15日に4chアンプ GENEISIS ProfileFour を実装して外部アンプ仕様に変更しました。
マルチで鳴らしています。
いろいろ機能を試したところ、最終的に落ち着いている設定は、EQはフラット、TAはなし、デジタルクロスはパッシブネットワークを使用しているため未使用、ゲインをTW側だけ-3dBにしている状態です。
**2017年5月20日更新**
2017年5月3日、取り外しました。
とある中古デッキを試してみたくて試験的に変更したのですが、その音が出す音色に惚れ込んでしまい戻せなくなってしまいました。。。
オーリスにキレイに車載するのはかなり苦労しそうですが、それでもなんとかちゃんと車載したいです。
これまでの1年と2ヶ月、このデッキがとても多くのことを教えてくれました。
僕に「カーオーディオとは」を教えてくれた良き教材の1つでした。
この機能性の高さはやはりこの価格帯ではダントツだと思います。
デジタル機能を使わずに楽しむ道を教えてくれたのもデジタル機能満載な970でした。。。
関連情報URL:http://pioneer.jp/carrozzeria/car_av/av_mainunit/deh-970/
定価 | 35,000 円 |
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購入価格 | 24,990 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(楽天市場) ※クレールオンライン |
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