私が子供の頃
「いつかはクラウン」と言うCMがあったように「トヨタの高級車=クラウン」みたいな、単純な憧れみたいな物がありました。
最近は「白のクラウン=覆面」みたいな、悪い印象もありますが(笑)
そして登場した
Lexus(レクサス)に対する私のイメージは
「何か良くわからないけど、更に高級な車!」と言う漠然とした物でした。
購入を前提として考えた事も無かったので
現実味が無かったというのが正直な所ですが・・・
そんな高級車を販売するレクサスにあって
比較的低い価格帯のモデルに
Lexus CT200hがあるのですが
私の好きなハッチバックということもあり以前から気になっていました。
それでも一番安いグレードで
350万円ですから
実際に購入しようと思うと相当頑張らないといけない訳ですが (・・;)
今回みんカラで
「レクサスCTのインプレッションを書く」という企画があったので
今まで縁のなかったレクサス販売店に行ってみる事にしました。(ドキドキ)
駐車場に着くと綺麗なお姉さんが出迎えてくれ
普段マツダディーラーしか行かない私は軽いカルチャーショックを受けました(笑)
■レクサスCTの新しいデザインについて。
これは今回試乗する
Lexus CT200h Fsportの展示車ですね。
今まで街中で見かけたレクサスCTの印象って
「まとまったデザインのスタイリッシュなハイブリッド」って感じでしたが
こうやって改めて近くで見てみると
スタイリング的にはオーソドックスなハッチバックですが
レクサスらしい複雑な曲線が交わる美しいシルエットの車です。
サイドから見た姿は多少ボテッとした感じはありますが
腰高感は無く無難にまとまったスタイルで
リアドアが小さくフロントドアが大きいデザインは引き締まった印象を与えています。
全長 4,320mm
全幅 1,765mm
全高 1,430mm
サイズ的には現行アクセラを一回り小さくした感じで私のBKアクセラと同じ位です。
今回のマイナーチェンジで
「スピンドルグリル」が採用され
フロントフェイスの印象が大きく変わりました。
Fsportは通常のCT200hとは異なり
メッシュタイプのスピンドルグリルが装着されアグレッシブな印象になっています。
私はこのグリルが余り好きでは無いのですが
一目でレクサスと分かる迫力のあるファイスで
「高級感のある顔つき」と感じる人も多いと思います。
リアのデザインは独特で好みの分かれる所だと思いますが
張り出した感じでボリュームのあるエッヂの効いたデザインは印象的な造形となっています。
どっしり感もあってデュフューザーがスポーティーですが「マフラー」が見えないのね・・・
またF-SPORTでは専用の
ブラックルーフが選べるようになっていてポイント高いです。
■レクサスCTのクオリティについて。
インテリアは「派手さは無いけどスポーティー感もある上品な空間」って感じですね。
ところどころプラスチック感のあるパーツが使われていたり
シルバー塗装が少々チープだったりしますが・・・
手の触れる部分はソフトタッチの素材が使われていますし
メーターフードやセンターインパネ等の各所がレザー張りされていて
高級感のある見た目は
「日本車らしい丁寧な仕上がり」が印象的です。
ステアリングは皮の質感も良く小径で太さも程よく握りやすいですね。
ボタン類も扱いやすいようにまとめられていると思います
シートはサイドポートが高くホールドも良いですね。
着座位置はかなり低いのですが
その割には見晴らしも良く乗り降りも苦になりません
この展示車のシートは純正の
スエード調「ファブリック」(運転席・助手席ヒーター付)で
写真では伝わり難いのですが生地も独特の感じで高級感ありますので
「わざわざ高いお金だして革シートにしなくてもいいかな?」と言う感じです。
またシートの色や内装色は
80通りのパターンから選ぶ事ができ
自分の空間として自由にプロデュース出来るのもプレミア感あります。
リアシートはお世辞にも良いとは言えません(・へ・;;)うーむ・・・・
足元のスペースも広いとは言えませんし頭上も余裕があるとは言えないので
ゆったりと座れるという事はなさそうですし
リアのドアが小さいので乗り降りも少し窮屈です。
サイズとの関係から仕方の無い部分もあるとは思いますが・・・
■レクサスCTの走りは体感できましたか?
「高速を走りたい!」と言ったら都市高速を2往復もさせてくれました!(約1時間)
流石レクサスディーラー太っ腹!
ハイブリッドなのでエンジンスイッチを押してもエンジン音がしないのね(笑)
最初はEVのみで走るのですがスルスルと走りだし車内は非常に静かです
ある程度走るとエンジンが始動しますが、変なショックも無くスムーズです。
走行モードは
「ECO」「NORMAL」「SPORT」の3つから選べるようになっています。
CT200hの心臓部分は直列4気筒 DOHC 1.8アトキソンサイクルエンジン(99PS)と
モーター(82PS)を組み合わせたハイブリッドシステムとなります。
チューニングは違うと思いますが
基本的にプリウスのエンジンと同じものです。
エンジンとモーターを単純に合計すると
181PSとなるのですが
実際のシステムでは最高で
136PS(グロス)となります。
SPORTモードに切り替えて思い切りアクセルを踏み込んでみました。
低速からの加速は
「おっ!」と思いましたが
これがレクサスの
F-SPORTと考えると少々物足りないですね・・・
レスポンスは悪くないのですが全体的にはパワー不足な感じです。
ハンドルは軽すぎず適度な抵抗があり私好みで
ボディー剛性は高くてガッチリした感じで遮音性も高いです。
サスペンションは
フロントが「ストラット」リヤは「ダブルウイッシュボーン」となっています。
足回りはかなり堅めですが道路の継ぎ目を超えた時の不快なショックは無く
しっかりと吸収する感じでスポーティーな味付けになっていると思います。
特にリアの跳ね方というか衝撃の吸収は独特ですね。
パドルシフトはDモードでもマイナス側を操作すればシフトダウンできるので
エンジンブレーキを積極的に使えます。
ブレーキはエンジンブレーキを利用して充電するHVの特徴らしいですが良く効きます!
慣れるまで自分の運転が下手になったような錯覚になります(笑)
■ほかにも、これはと思った部分をレポート願います!
メーターは液晶表示になっているのですが
モードの切り替え「ECO」「NORMAL」「SPORT」によって照明の色が変わります。
そして面白いのが左側のメーターで
この部分が
タコメーターに切り替わります。
スポーティーさを意識した演出だと思いますが凝ってて好きです(笑)
またメーター内にはナビディスプレイと連動するインフォメーションディスプレイが付きます。
ナビ回りの使い勝手は中々いですね!
ポップアップ式のSDナビで起動は早いです。
普段サイバーナビを使っている私から見れば多少表示が寂しいですが
地図は自動更新でナビからWEB検索して目的地に出来たりして凄いね・・・
ナビ操作は
リモートタッチと言われるマウスのような物で行うのですが(写真下)
反応は素早くタッチ画面でないので運転中でも操作しやすく画面に指紋が付きません。
ナビのメインである目的地を探すときに少し慣れと時間が必要ですが
ハンドルに付いているボイスコマンド入力ボタンを押して
「オーナーズデスク」と言えば
車に付いている通信機器でレクサス専用のオペレーターに24時間365日繋がり
目的地の検索やナビの目的地設定を行ってくれます。
そして希望があればレストランやホテルの予約まで代行で行ってくれるそうです。
オーディオには純正で
「レクサスCTプレミアムサウンドシステム」という
竹炭プラントオパール樹脂振動板という物を使用した10スピーカーシステムが付くのですが
車内の静かさもあって包まれるような感じのいい音だと思いました。
ハッチバックなのでトランクは結構広さがありますが
車内の収納スペースは少ないですね・・・
以上がタイアップ企画の記事になりますが最後に私なりの感想を・・・
この
CT200hという車は全体的には良くできた車だと思うのですが
F-SPORTでオプション含めると
500万円以上になってしまいます。
仮にその金額をポンと出せる余裕があれば
私は迷う事なく
Volkswagen Scirocco(シロッコ)を購入するでしょう。
それは「CTが魅力的でないから」という事では決してありません。
今回レクサスディーラーに行って感じたのは
Lexusの魅力と言うのは
「サービスも含めたトータルの質の高さ」だと言う事です。
受付の女性や営業の方の対応は丁寧でサービスの質も非常に高く
まるで高級ホテルのフロントのような接客でした。
そしてレクサス購入者が利用できる
オーナーズラウンジや
オーナーズデスク
更に言えば
G-Securityと言うサービスでは
「鍵の締め忘れ」「窓の締め忘れ」「ランプ類の消し忘れ」「盗難などの情報」を
携帯に知らせてくれるのです。
このシステムでは仮に窓を破壊された時にはクラクションが鳴り
オペレーターから携帯に電話がかかってくるようになっています。
そして万が一車が盗難されてしまった場合には
GPSで車の位置を把握し警備員を現地に急行させるようになっていたりします。
このような至れり尽くせりのサービスなど付加価値も含めた物だと思います。
ただレクサスディーラーって非常に少ないのです。
元々大量販売を考えた車じゃないので仕方のない部分はあると思いますが
私の家から一番近いディーラーまでは片道30分以上掛かります。
それでは何か困ったからと気軽に行く事は出来ません・・・
それに車なんて言う物は多少不便で手がかかる位の方が可愛い物ですよ(笑)
まぁ本当に余裕のある人はそんなこと考えないかもしれませんが
普段用事が無くてもディーラーに行って暇つぶししている私からは考えられません!
これが私の評価です(笑)
※この記事は
新型レクサスCTに試乗した! について書いています。