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イイね!
2012年08月18日

アウディ・R8に乗ってみました

昨日から天気の安定しない東京でありますが、こうした天候になると少しずつ夏から秋への移り変わりを感じるような気がします。

今日はお勉強という意味で三越さんから試乗のお誘いがあり、出掛けて参りました。今回の素材はこの車になります。

アウディのR8であります。
この車も早いもので、発売されてから数年が経過しました。本当はもう少し前に乗ってみるべきだったと思いますが、こうした車に乗る事は後学となる為に観察してみました。

この車の概要は、全長4445mm、全幅1905mm、全高1245mmで1790kgのアルミボディを持ち、5204ccのV10エンジン(525ps)を6速Rトロニックと呼ばれるトランスミッションで制御する2座のスポーツカーです。

少し前のモデルなので、最新のフェラーリなどのボタンスターターではなく、普通にシリンダーに鍵を差し込むタイプですが、今となってはこの儀式が残っている事は貴重なのかも知れません。サイドブレーキのレバーが存在するのも同様です。クリーピングはしないので、発進時にある程度踏み込むのは他の車と同様です。

公道に滑り出すと、流石にアウディだけあって他社のスポーツカー以上の車両感覚の掴み易さを感じます。普通に市街地を走る為にオートマチックモードを使ってみたところ、以前のこの車にあったと言われるギクシャク感は感じませんでした。ただ、この変速タイミングの躾が良過ぎて、この段階でスポーツカーを感じる要素は極めて希薄であります。音に関してはポルシェ911ともまた違う、やや乾いたような太い音質でありました。この辺はフェラーリやアストンマーチンのような生き物の鼓動を感じる音よりも、精緻に仕事をこなすメカの音という印象でしょうか。

パドルシフト操作で少し元気良く走ってみても、クアトロシステムのお陰で多少カーブでパワーを乗せるタイミングを誤っても、決して破綻する事は無いと思われます。ただ少しワガママを申すなら、足回りの味付けが少し前のアウディそのもので粗さが目立ちました。最新のフェラーリや日産GT-Rが足回りの速さと乗り心地を見事に両立させている事を思えば、開発年度を考えれば仕方ないとは思いますが。

ただ、車の名誉の為に付け加えると、この個体にOEM装着されていたのがピレリのP-ZEROだったのですが、どうもこのタイヤは私的に硬すぎの印象があるので、BSポテンザやミシュランのパイロットシリーズを履かせた個体に乗ってみたいものです。

内装に関してもアウディらしいクレバーな雰囲気漂う印象です。素材そのものはとても上等で作り込みも良好なのですが、あまりにクレバー過ぎてTTあたりとの差別化が欲しいところです。欲を申せば、このクラスのスポーツカーに必要な高揚感の演出みたいなものを良くも悪くも感じませんでした。

良い車にとっての必須条件に「乗りやすい」という要素は非常に重要だと思います。が、異論を承知で申し上げるなら、スポーツカーにとってはこの「乗りやすい」という要素は、二の次三の次くらいで構わないように思うのです。VWグループにはポルシェ911やランボルギーニというツートップが存在する以上、アウディはハコで速けりゃいいじゃんとは申しませんが、失礼ながら何を目指す車なのかが今ひとつ理解出来ませんでした。私的に勝手にイメージすると、よくマラソンで二番手をキープしてトップをピッタリと顔色ひとつ変えないでマークしているアスリートが居ますが、そんな印象でしょうか。

走行中に停車すると、時折何の操作もしない状況でギアがニュートラルになっている事がありました。これはミッションを熱から守る為の仕様だそうですが、ドライサンプ式のオイルも含めてそうした部分でもメカニカル的にはかなり本気で作った事は間違いありません。その本気で作ったものをオバサンでも難なく乗りこなせる車というのは、ある意味ではとてつもなく凄い車なのかも知れません。

ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2012/08/18 18:28:10

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この記事へのコメント

2012/08/18 20:08:45
NSXの成功?以来、誰でも乗れるスポーツカーが良しとされていますね。
車がユーザーを選ぶのではなくユーザーにこの車を選んでもらいたい!
そういう意味ではこの車も標準以上の出来であるようです。
ある意味ではモノを売るとすればお客様の気持ちを考えていると思います。
しかし、以前の自動車は男が運転して女は乗せてもらうという考えだったので、そういう世代の人にとっては少し物足りないのかもしれません。
私の場合はやはり急に飲酒したくなったりするので誰でも運転しやすいのが最高ですね。
昼間から飲むの好きです。
一日をダメにしちゃうって最高の贅沢と思いますので。笑
コメントへの返答
2012/08/18 20:58:18
NSXが成功だったか否かは正直よく分からない部分もありますが、出来だけに関して言えば今やどの車も標準以下の出来の車は存在しない世の中です。

そんな中で車を選ぶには色々な要素がありますが、ことスポーツカーに関して言えば、ただユーザーオリエンテッドなだけでは絶対に売れないように思います。単に顧客の購買意欲だけを煽り、作り手の理念が感じられない車はユーザーから飽きられてソッポ向かれるのも意外と早いものです。

乗りやすい車は大いに結構なのですが、ケース・バイ・ケースに感じた一日でした。
2012/08/18 22:11:51
確かに,華というか味わいには欠けるんでしょうね。
マラソンの例えは,スバラシイ!

まぁ,アウディにとってR8は第一作目ですから,そういうのは作り続ける事で意味を持つんでしょうね。
NSXやマイバッハみたいに,途絶えちゃったら伝統は作れませんから・・・。
コメントへの返答
2012/08/18 22:57:22
考え方によっては完全無欠なスポーツカーと言えなくも無いのですが、スポーツカーにとって大切なときめきみたいなものを掴むのが今後の課題だと思います。

スタンス的にレクサスのLFAと近いものを感じますが、もしかするとここで学んだ事は時期R8というよりは、既存のSラインあたりにフィードバックされるのかも知れません。
2012/08/18 22:27:28
なぜでしょうね、車というのはどこか抜けたところがある方が魅力的に感じるような気がします・・・^^;
確かに現代の車は小排気量でも十二分にトルクがあり内装も豪華で収納もたくさん、エアコンもがんがんに利き、ハンドルを切れば切っただけ曲がり、という感じで優等生そのものなのですが、いかんせん面白みのかけらも無い。

それはもちろん道具としての車という意味では正常進化なのですが、このようなお金持ちの「おもちゃ」たるハイパフォーマンスカーの世界にその価値観を持ち込む必要は無い気がしますね。
私に2000万の予算があれば間違いなくクラシックな車の世界に行くと思います。今の車のようにコンピュータまみれだと、部品供給の面から一生の車にはなりようも無い気もしますし・・・
コメントへの返答
2012/08/18 23:08:58
英国車やイタリア車、フランス車やアメリカ車もどこか抜けた部分があると思います。ドイツ車の優秀さは素晴らしいものがありますが、どこか息が詰まるほどの理詰めを感じてしまうのです。

「良く出来ていたらそれ以上何が必要なんだ」と思われそうですが、日本人やドイツ人のような勤勉実直な国民性を持った国には道楽車は所詮無理なのかも知れません。

クラシックの世界も魅力的ですが、色々な意味で東京23区内では非常に難しそうです…
2012/08/18 22:45:16
三越さんに白のR8があったのですねぇ。(期間限定での展示、試乗でしょうか?)

実は、私も半月ほど前に、杉並区にありますアウディのショールームに展示してありました黒のR8(スパイダー)を見てきました。 確かにいい車なのかもしれないのですが、何か訴求してこないというか・・・、心ときめかなかったのでした。
私の場合は、R8の後ろ姿がちょっとでした。 車の動力性能は申し分ないですし、四駆でもあり、全天候対応であることは疑いようもない事実ではあります。 ただ、私にはどうもR8はスポーツカーというよりも、豪華なGTカーに思えました。

そのような訳で、大熊猫さんのお感じになられたことには、私も納得です。 
コメントへの返答
2012/08/18 23:17:39
因みに明日までの展示となります。

さて、これは間違いなく優等生だと思います。が、2シーターのスポーツカーは都都逸みたいなもので、本来優等生にはあまり縁の無い世界であるように思います。

乗って暫くすると、自分の後ろにエンジンがある事も、リアシートが無い事も、どちらも失念してしまう程に乗りやすい車です。しかし逆に考えると、その価値観を追求するならR8よりもRS6あたりのほうが理にかなっているように思います。

これは良し悪しの選択ではなく、嗜好の問題ではありますが、スーパーカーの世界には理詰めではどうにもならないものがあるようです。
2012/08/19 07:46:57
以前お客さんのV8を乗らせてもらいましたが、そりゃんもうすんごい早かった印象があります。
V8ですらもの凄かったのに、V10だとどうなるんでしょう・・・;;

でも怖い感じじゃなかったですね。。
仰るように、バランスがよかったり乗りやすさだったりの賜物なんでしょうね。

でもレーサーじゃなし公道でしか乗らないので、911のバランスの悪さの方が楽しいと感じましたねぇ・・・。。。
コメントへの返答
2012/08/19 08:37:58
速さに関しては、確かに凄いものがありますね。
ただ、他のスポーツカーに比べると恐ろしく速度感を感じない部分もありまして、どちらかと言えばスポーツカーというよりはGTカー的な印象を受けました。

恐らくコレに乗っている以上、多少の事で怖さを感じる事は皆無だと思います。そこが意図ならこの車は大成功なのでしょうけど…

アンバランスな魅力が完成度の高さを上回るという事が、これで分かったような気がしました。
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